プラットホームのベンチに、
中学生位の男女のカップルが肩を寄せ、
仲睦まじく、頬をつけてしんねこしている。 小鳥のつがいのようで、今日の陽氣とも
相まってほほえましかった。
マスクをしたままで氣の毒だが、
ときに膝上に抱えてまで愛おしむ動作と、
やさしい眼差しによって、親愛さは
充分に伝わりあっているはずだ。
見つめたり、観察するのも野暮なので
遠ざかった。彼/女らはその後の各駅にも、
僕が乗った特急にも乗りこまなかったので、
余裕をもって、大切な時間に浸っていたようだ。
女性の顔は見えなかったが、
男性の目から優しさがにじんでいた。
きっと、親御さんも同じような
やさしさの持ち主なのだろう。
自分がされたことは、他人にも施しやすい。
逆に、誰かから嫌な目に遭ったら、
それを繰り返しちゃあ負けだ。
10倍、自分や他の人を大切にして、
過去と未来を変えたらいい。
人は助けあって生きる種族だから、
仲よくいることは基本的に大事だな。
本音を阻む、上下関係や疑心暗鬼が
それを邪魔するけれど。
自分自身も相手自身も、この世でこの上なく
魅力あふれる素適な存在として尊重する。
どちらも立て合い、ほめ合うことで
こころの扉をひらくのがスタート。
そこから、人と人との奇跡の結びあいが
うまれてくるのでしょう。
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