特性というものは、極端さをふくむ。ゆえに、失敗やトラブルが つきものだから、人はだんだん 自らの特性を短所ととらえて、 蓋をするようになる。
封印せずに発揮しつづけて、 さじ加減を修得すればよいのだが、 波風をたてない方策を採用しがち。 当たり障りなく、表面的にも かんじがよく、万人受けの、 どこか嘘くさい人間に成長するだろう。
それでも魂に向上心があると、 自家中毒により心身に不調をきたす。 お日さまの香る風にふかく呼吸を しながら、あれこれと不器用に 哲学したり、リアルな暮らしに 身体をかんじているうち、 ふと、純粋で神聖な瞬間が訪れる。
自分で締めたフタが いつの間にか開いていて、 なかを太陽が照らす。 短所としたものが、自分の 宝ものであったと氣づく。人は 肩書や立場に安心を求めるが、 属性でくくるのは、言葉による テーマやコンセプトと同じで、 実体のない抽象にすぎない。
どんな意味を付与したかよりも、 言葉にできないさじ加減が実体。 大義名分のラベルによって 詰めの甘さをごまかすのではなく、 存在自体にまなざしの行き届いた ものは、意図を超えて歩きだす。
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