今シーズン山口のマイフィールドでは、ハイイロチュウヒ雌4個体、塒に帰ってきていたが、雄は1羽も現れなかった。山陰斐伊川河口周辺では、雄が越冬していたことは知っていたが、別のテーマがあり目的があったので気のもしていなかった。
2018年「枯野の猛禽ハイイロチュウヒ」写真集を自費出版した。雄の幼鳥、二年目、三年目、成鳥と越冬での成長過程と雌も同じようにまとめ、写真150点と90ページにした写真集。30シーズン見てきたので、ここでは無視していた。
冬の今シーズン最後の15日、バーダーは誰もいない中、朝の斜光を浴びてハイイロチュウヒ雄、思いがけなくであった。警戒もしていなく、ゆっくりと自然体で飛び出して車の前を横切って行った。斜光の中で白い個体が溶け込んで、これだという画像は撮れなかったがあえて、ラッキーだった。
この個体の尾羽の内弁に横帯が6本、次列風切りにも横帯が数本残っている。後頭には褐色も少し見られるが、胸には小斑は消えていて、三年目が過ぎた個体なのだろうか。
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