2007年10月第二弾「枯野の猛禽 笠岡・阿知須・平田」自費出版の写真集 P16,17に「ハイイロチュウヒ雌幼鳥(暗色タイプ?)」と記載した。
出会ったときチュウヒより小型、ハイイロチュウヒにしては黒っぽい、主に大きなカマキリを何度も捕えていて今まで見た個体とはパターンが違うと思い、 P16,17の写真三点をワシタカ研究者に鑑定をお願いした。A4用紙二枚にこの個体の細部の説明がびっしりありハイイロチュウヒ雌幼鳥との回答であった。
それから20年以上たった2010年1月、鑑定してもらった研究者から“大変申し訳ないマダラチュウヒ幼鳥と訂正します。あの時期(1986年)ではマダラチュウヒの幼鳥情報は皆無。2000年代に入り少しずつ情報が入ってきて今だからはっきり断定できます”のメールが届いた。
第二弾写真集を購入して頂いた皆さんに何かの形でお知らせしなくてはと考えていますが、取りあえずこの場で「マダラチュウヒ幼鳥」と訂正させて頂きます。
以前の阿知須干拓は大陸型チュウヒ雄がスター、その中で日本初記録のヨーロッパチュウヒ幼鳥、この度分かったマダラチュウヒ幼鳥(これも日本初記録かも)そしてチュウヒ10数羽が舞いコチョウゲンボウ数羽が翔けていた草地草原の干拓地であった。
もう一昔二昔の話になり第一弾「枯野の猛禽 阿知須干拓」写真集は思い出アルバムになってしまった。
将来瀬戸沿岸部に草原性のタカが安心して棲息出来る場所を人口的に作るにしても、タカたちの生態形態を一人でも多くの人たちに知ってもらう必要があると、改めて痛感している。
第二弾写真集のP16,17に掲載した写真。
KR64ポジで撮影した写真をスキャン。
阿知須干拓のスター大陸型チュウヒ♂
6シーズン付き合ってもらった。この時は距離25㍍での撮影。
マニュアル800㎜の大砲を振り回していた男盛りの「鶴いしい」も、すでに古希を超え、今はデジタルと言う怪物と格闘中。
週末は晴れますように…
KR64にこだわり、レイアウト構成も一人での作、今でも古さを感じない内容。私の原点です。
あの時期と古希の大台に乗った今も気持は単細胞で変化ない頭の中でいろいろ駆けまわっていてその一つに「枯野の猛禽・ハイイロチュウヒ」第四弾考えています。
今シーズン雌タイプ6個体、雄も幼、若、三年目、成鳥と揃い、後は「名残り雪」にこだわっていた成鳥雄塒入りでしたが。
生態は映像(見てもらったハイチュウDVD)、形態は写真、動、静をセットで、鶴いしい&あきをと狙っています。
しかし誰かさんがお金もないのにバカな事を考えちょると鋭い角が・・・です。今後とも応援宜しく。