莽 モウ・ボウ・くさ 艸部
解字 篆文は、「艸(くさ)+犬(いぬ)+艸(くさ)」 の会意。草むらの中に犬がいる形だが、成り立ちについて諸説がある。後漢の[説文解字]は、「犬が草むらの中でウサギを追い、狩りをする形」とする。[字統]は、「犠牲にした犬とともに人を草むらに葬る形だが、草の茂るにまかせたところで草むらの意となった」という。現在の意味は、くさむらだけであり、犬も葬る意もまったくないので、[新漢語林]のように、「犬の身がかくれる草やぶの意」とするのが妥当かもしれない。現代字は、新字体に準じ「上の艸⇒艹、犬⇒大、下の草⇒廾」に変化した莽が使われている。
意味 くさ(莽)。くさむら。くさぶかい。「草莽ソウモウ」(①草の生い茂ったところ。②民間。在野)「草莽の臣シン」(官に仕えない民間の人)「莽蒼モウソウ」(ひろびろとした草野)「莽莽モウモウ」(草木の繁茂するさま。野原がひろびろと続くさま)「鹵莽ロモウ」(①塩分を含んだ土地と草深い野原。土地の荒れ果てていること。②軽率で不用心。粗略。)
イメージ
「草ぶかい」(莽・蟒)
音の変化 モウ:莽・蟒
草ぶかい
蟒 モウ・ボウ・うわばみ 虫部
解字 「虫(へび)+莽(草ぶかい)」の会意形声。虫はここでヘビを表す。蟒は、草深いところに生息するヘビの意。巨大なヘビをいう。
意味 うわばみ(蟒)。大蛇。おろち。「蟒蛇うわばみ・モウダ」(①大蛇。ニシキヘビ。②大酒飲みのたとえ。)「巨蟒キョモウ」(おおへび)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 篆文は、「艸(くさ)+犬(いぬ)+艸(くさ)」 の会意。草むらの中に犬がいる形だが、成り立ちについて諸説がある。後漢の[説文解字]は、「犬が草むらの中でウサギを追い、狩りをする形」とする。[字統]は、「犠牲にした犬とともに人を草むらに葬る形だが、草の茂るにまかせたところで草むらの意となった」という。現在の意味は、くさむらだけであり、犬も葬る意もまったくないので、[新漢語林]のように、「犬の身がかくれる草やぶの意」とするのが妥当かもしれない。現代字は、新字体に準じ「上の艸⇒艹、犬⇒大、下の草⇒廾」に変化した莽が使われている。
意味 くさ(莽)。くさむら。くさぶかい。「草莽ソウモウ」(①草の生い茂ったところ。②民間。在野)「草莽の臣シン」(官に仕えない民間の人)「莽蒼モウソウ」(ひろびろとした草野)「莽莽モウモウ」(草木の繁茂するさま。野原がひろびろと続くさま)「鹵莽ロモウ」(①塩分を含んだ土地と草深い野原。土地の荒れ果てていること。②軽率で不用心。粗略。)
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「草ぶかい」(莽・蟒)
音の変化 モウ:莽・蟒
草ぶかい
蟒 モウ・ボウ・うわばみ 虫部
解字 「虫(へび)+莽(草ぶかい)」の会意形声。虫はここでヘビを表す。蟒は、草深いところに生息するヘビの意。巨大なヘビをいう。
意味 うわばみ(蟒)。大蛇。おろち。「蟒蛇うわばみ・モウダ」(①大蛇。ニシキヘビ。②大酒飲みのたとえ。)「巨蟒キョモウ」(おおへび)
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