佞ネイを加えました。
二 ニ・ふた・ふたつ 二部

解字 二本の横線を並べた指事文字。二つの意味を表す。また、にばんめ・別の意を派生する。
意味 (1)ふたつ(二つ)。「二枚にまい」 (2)二つにする。二つになる。「二分ニブン」「二股ふたまた」 (3)次の。にばんめ。「二次ニジ」「二世ニセイ」 (4)ふたたび。「二度目ニドめ」 (5)別の。ちがった。「二様ニヨウ」
イメージ
「ふたつ」(二・仁・佞・弐)
「同音代替」(膩)
音の変化 ニ:二・弐 ジ:膩 ジン:仁 ネイ:佞
ふたつ
仁 ジン・ニ・ニン イ部
解字 「人(ひと)+二(ふたり)」の会意。二人の人が相親しむこと。相手を人として扱うこと。
意味 (1)ひと。人間。 (2)自分と同じ仲間として、すべての人に接する心。隣人愛や同情の気持ち。「仁義ジンギ」「仁者愛人」(仁なる者は人を愛す)(3)仁の心を備えた人。「仁者ジンシャ」「仁王ニオウ」(仏法を守る神)(4)さね。果実の殻の中のやわらかい部分。「杏仁キョウニン」(杏のさねを乾かしたもの。漢方薬となる。アンニンとも)「桃仁トウニン」
佞 ネイ・デイ イ部
解字 「仁ジン(おもいやり)+女(おんな)」 の会意。思いやりのある世話好きの女の意から転じて、口がうまい意で用いられたが、のち表面的に思いやりを見せながら、内心はそれを口実に相手に取り入ろうとする女をいうようになった。
意味 (1)口がうまい。弁が立つ。「仁なれども佞ネイならず」(仁徳はあるが弁がたたない)「佞舌ネイゼツ」(おしゃべり)(2)おもねる。へつらう。「佞言ネイゲン」(こびへつらう言葉。おべっか)「佞臣ネイシン」(主君におもねる臣下)「佞弁ネイベン」(口先がうまく人にへつらうこと。また、その言葉)「佞人ネイジン」(口先がうまく、こびへつらう人。=佞者ネイシャ)(3)よこしま。ねじけている。「佞奸ネイカン」(口先が巧みで心の正しくないこと。また、その人)
弍 ニ 弋部しきがまえ
解字 「弋(くい)+二(ふたつ)」の会意形声。くいが二本でふたつを表す。二の古字。
意味 ふたつ。
弐[貳] ニ・ジ 弋部しきがまえ
解字 旧字は貳で、「貝(かい)+弍(二の古字)」の会意形声。貝二つで、ふたつの意を表わす。新字体は、旧字から貝を省き代わりに一を弍の上に加え、筆画を簡略にした文字。契約書などでは、二の代わりに用いる。
意味 (1)ふたつ。「弐萬円」(2)ふたごころがある。「弐心ジシン・ニシン」(そむくきもち。疑うこころ)「弐臣ジシン」(ふたごころある家来)(3)そえる。「弐車ジシャ」(そえ車。副車)
同音代替
膩 ジ・ニ・あぶら 月部にく
解字 「月(からだ)+貳(ジ)」の形声。ジは耳ジ(やわらかい耳たぶ)に通じ、身体のやわらかい皮下脂肪をいう。
意味 (1)あぶら(膩)。皮膚からにじみ出たあぶら。あぶらぎる。「脂膩シジ」(あぶら) (2)なめらか。きめ細かい。「膩理ジリ」(肌がなめらかできめ細かい)「細膩サイジ」(きめが細こまかい。念入り)「瑣砕細膩ササイサイジ」(心遣いが隅々まで行き届いていること)
<紫色は常用漢字>
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二 ニ・ふた・ふたつ 二部

解字 二本の横線を並べた指事文字。二つの意味を表す。また、にばんめ・別の意を派生する。
意味 (1)ふたつ(二つ)。「二枚にまい」 (2)二つにする。二つになる。「二分ニブン」「二股ふたまた」 (3)次の。にばんめ。「二次ニジ」「二世ニセイ」 (4)ふたたび。「二度目ニドめ」 (5)別の。ちがった。「二様ニヨウ」
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「ふたつ」(二・仁・佞・弐)
「同音代替」(膩)
音の変化 ニ:二・弐 ジ:膩 ジン:仁 ネイ:佞
ふたつ
仁 ジン・ニ・ニン イ部
解字 「人(ひと)+二(ふたり)」の会意。二人の人が相親しむこと。相手を人として扱うこと。
意味 (1)ひと。人間。 (2)自分と同じ仲間として、すべての人に接する心。隣人愛や同情の気持ち。「仁義ジンギ」「仁者愛人」(仁なる者は人を愛す)(3)仁の心を備えた人。「仁者ジンシャ」「仁王ニオウ」(仏法を守る神)(4)さね。果実の殻の中のやわらかい部分。「杏仁キョウニン」(杏のさねを乾かしたもの。漢方薬となる。アンニンとも)「桃仁トウニン」
佞 ネイ・デイ イ部

解字 「仁ジン(おもいやり)+女(おんな)」 の会意。思いやりのある世話好きの女の意から転じて、口がうまい意で用いられたが、のち表面的に思いやりを見せながら、内心はそれを口実に相手に取り入ろうとする女をいうようになった。
意味 (1)口がうまい。弁が立つ。「仁なれども佞ネイならず」(仁徳はあるが弁がたたない)「佞舌ネイゼツ」(おしゃべり)(2)おもねる。へつらう。「佞言ネイゲン」(こびへつらう言葉。おべっか)「佞臣ネイシン」(主君におもねる臣下)「佞弁ネイベン」(口先がうまく人にへつらうこと。また、その言葉)「佞人ネイジン」(口先がうまく、こびへつらう人。=佞者ネイシャ)(3)よこしま。ねじけている。「佞奸ネイカン」(口先が巧みで心の正しくないこと。また、その人)
弍 ニ 弋部しきがまえ
解字 「弋(くい)+二(ふたつ)」の会意形声。くいが二本でふたつを表す。二の古字。
意味 ふたつ。
弐[貳] ニ・ジ 弋部しきがまえ
解字 旧字は貳で、「貝(かい)+弍(二の古字)」の会意形声。貝二つで、ふたつの意を表わす。新字体は、旧字から貝を省き代わりに一を弍の上に加え、筆画を簡略にした文字。契約書などでは、二の代わりに用いる。
意味 (1)ふたつ。「弐萬円」(2)ふたごころがある。「弐心ジシン・ニシン」(そむくきもち。疑うこころ)「弐臣ジシン」(ふたごころある家来)(3)そえる。「弐車ジシャ」(そえ車。副車)
同音代替
膩 ジ・ニ・あぶら 月部にく
解字 「月(からだ)+貳(ジ)」の形声。ジは耳ジ(やわらかい耳たぶ)に通じ、身体のやわらかい皮下脂肪をいう。
意味 (1)あぶら(膩)。皮膚からにじみ出たあぶら。あぶらぎる。「脂膩シジ」(あぶら) (2)なめらか。きめ細かい。「膩理ジリ」(肌がなめらかできめ細かい)「細膩サイジ」(きめが細こまかい。念入り)「瑣砕細膩ササイサイジ」(心遣いが隅々まで行き届いていること)
<紫色は常用漢字>
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