剿ソウを追加しました。
巣 ソウ・す ツ部
解字 木の上の鳥の巣に雛のいる形の象形[字統]。鳥の「す」を表わす。新字体は、旧字上部の巛⇒ツに変化した。新字体で分解すると、「ツ(たくさんのヒナ)+田(すの本体)+木」となる。
意味 (1)す(巣)。鳥や動物の住む場所。すをつくる。すくう(巣くう)。「営巣エイソウ」「帰巣キソウ」 (2)かくれが。「巣窟ソウクツ」(悪者などの隠れ家) (3)あつまる。あつまる所。「卵巣ランソウ」(卵をつくる器官)「病巣ビョウソウ」(病に侵されている個所)
イメージ
「鳥の巣」(巣)
意味(2)の悪者の「隠れ家」(剿)
「形声字」(勦)
隠れ家
剿 ソウ・ショウ・ほろぼす・かすめる 刂部
解字 「刂(かたな)+巢(隠れ家)」 の会意形声。隠れ家を襲い刀で切り、ほろぼすこと。
意味 (1)ほろぼす。ころす。「剿賊ソウゾク」(賊をころす)「剿滅ソウメツ」(ほろぼす)「剿絶ソウゼツ」(ほろぼして根絶やしにする) (2)かすめる(剿める)。「剿取ソウシュ」「剿襲ソウシュウ」(かすめとって自分の説とする)
勦 ソウ・ショウ・ほろぼす・かすめとる 力部
解字 「力(ちから)+巢(ソウ)」の形声。①剿ソウに通じ、ほろぼす意。②力を剿(かす)め取るので疲れる意。[説文解字]は、「勞(つかれ)る也(なり)。力に従い巢(ショウ)の聲(声)」とするが、多くは①の意で用いられる。
意味 (1)ほろぼす(勦ぼす)。ころす。「勦除ソウジョ」(ほろぼして取り除く)「勦討ソウトウ」(討ちほろぼす)「勦殄ソウテン」( 皆ごろしにして滅ぼす)(2)かすめとる(勦る)。「勦襲ソウシュウ」(他人の説を自分の説にする) (3)つかれる。「其れ以て民を勦(つか)れしむ也(なり)」(春秋伝・左伝)「勦民ソウミン」(民を疲れさせる)
卵 ラン <たまご>
卵 ラン・たまご 卩部ふしづくり
解字 木の枝などに虫などのタマゴが産みつけられた形の象形。たまごを意味する。卵は象形なので本来は部首になる字だが、系列字がほとんどないので、卩セツ部になっている。苦しい分類である。
意味 (1)たまご(卵)。鳥・虫・魚などのたまご。「卵生ランセイ」「鶏卵ケイラン」「卵黄ランオウ」 (2)まだ一人前にならない人。「医者の卵」
イメージ 「たまご」(卵・孵)
音の変化 ラン:卵 フ:孵
たまご
孵 フ・かえる・かえす 子部
解字 「卵(たまご)+孚フ(だく)」の会意形声。卵をだいて、ひながかえること。卵という部首がないので、子が部首になっている。音符は孚フ。
意味 かえる(孵る)。卵がかえる。かえす(孵す)。「孵化フカ」「孵卵器フランキ」
<紫色は常用漢字>
※孵は、音符「孚フ」に属する字。参考のため重出した。音符「孚フ」を参照。
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
巣 ソウ・す ツ部
解字 木の上の鳥の巣に雛のいる形の象形[字統]。鳥の「す」を表わす。新字体は、旧字上部の巛⇒ツに変化した。新字体で分解すると、「ツ(たくさんのヒナ)+田(すの本体)+木」となる。
意味 (1)す(巣)。鳥や動物の住む場所。すをつくる。すくう(巣くう)。「営巣エイソウ」「帰巣キソウ」 (2)かくれが。「巣窟ソウクツ」(悪者などの隠れ家) (3)あつまる。あつまる所。「卵巣ランソウ」(卵をつくる器官)「病巣ビョウソウ」(病に侵されている個所)
イメージ
「鳥の巣」(巣)
意味(2)の悪者の「隠れ家」(剿)
「形声字」(勦)
隠れ家
剿 ソウ・ショウ・ほろぼす・かすめる 刂部
解字 「刂(かたな)+巢(隠れ家)」 の会意形声。隠れ家を襲い刀で切り、ほろぼすこと。
意味 (1)ほろぼす。ころす。「剿賊ソウゾク」(賊をころす)「剿滅ソウメツ」(ほろぼす)「剿絶ソウゼツ」(ほろぼして根絶やしにする) (2)かすめる(剿める)。「剿取ソウシュ」「剿襲ソウシュウ」(かすめとって自分の説とする)
勦 ソウ・ショウ・ほろぼす・かすめとる 力部
解字 「力(ちから)+巢(ソウ)」の形声。①剿ソウに通じ、ほろぼす意。②力を剿(かす)め取るので疲れる意。[説文解字]は、「勞(つかれ)る也(なり)。力に従い巢(ショウ)の聲(声)」とするが、多くは①の意で用いられる。
意味 (1)ほろぼす(勦ぼす)。ころす。「勦除ソウジョ」(ほろぼして取り除く)「勦討ソウトウ」(討ちほろぼす)「勦殄ソウテン」( 皆ごろしにして滅ぼす)(2)かすめとる(勦る)。「勦襲ソウシュウ」(他人の説を自分の説にする) (3)つかれる。「其れ以て民を勦(つか)れしむ也(なり)」(春秋伝・左伝)「勦民ソウミン」(民を疲れさせる)
卵 ラン <たまご>
卵 ラン・たまご 卩部ふしづくり
解字 木の枝などに虫などのタマゴが産みつけられた形の象形。たまごを意味する。卵は象形なので本来は部首になる字だが、系列字がほとんどないので、卩セツ部になっている。苦しい分類である。
意味 (1)たまご(卵)。鳥・虫・魚などのたまご。「卵生ランセイ」「鶏卵ケイラン」「卵黄ランオウ」 (2)まだ一人前にならない人。「医者の卵」
イメージ 「たまご」(卵・孵)
音の変化 ラン:卵 フ:孵
たまご
孵 フ・かえる・かえす 子部
解字 「卵(たまご)+孚フ(だく)」の会意形声。卵をだいて、ひながかえること。卵という部首がないので、子が部首になっている。音符は孚フ。
意味 かえる(孵る)。卵がかえる。かえす(孵す)。「孵化フカ」「孵卵器フランキ」
<紫色は常用漢字>
※孵は、音符「孚フ」に属する字。参考のため重出した。音符「孚フ」を参照。
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。