系 ケイ・つなぐ 糸部

解字 甲骨文・金文は糸と糸を手でつなぐ形で、つなぐ意味を表す。篆文は糸を一つにし、手をノに簡略化した。現代字はその流れをくむ。
意味 (1)つなぐ。つながり。「系図ケイズ」「系統ケイトウ」「系列ケイレツ」「直系チョッケイ」 (2)血のつながり。「家系カケイ」「母系ボケイ」 (3)まとまりや組織。「体系タイケイ」「太陽系タイヨウケイ」
イメージ
「つなぐ・つながる」 (系・係・孫・遜)
音の変化 ケイ:系・係 ソン:孫・遜
つなぐ・つながる
係 ケイ・かかる・かかり イ部
解字 「イ(人)+系(つながる)」 の会意形声。人がいろんな事と関わりを持つこと。
意味 (1)かかる(係る)。かかわる。「関係カンケイ」「係争ケイソウ」(かかわり争う) (2)つなぐ。つながり。「係留ケイリュウ」(つなぎとめる)「係船ケイセン」 (3)かかり(係)。仕事の受け持ち。「係員かかりいん」
孫 ソン・まご 子部
解字 「子+系(つながる)」 の会意。自分の子と血がつながっているまご。
意味 (1)まご(孫)。子の子。「曾孫ソウソン」(ひまご) (2)しそん。まご以下の血筋のもの。「子孫シソン」 (3)分かれ出たもの。 (4)[国]まご。自ら直接関わるのでなく関接的に行なうこと。「孫引まごびき」「孫請まごうけ」「孫の手」(手の届かない背中を掻く棒)
遜 ソン・へりくだる・ゆずる 辶部
解字 「辶(ゆく)+孫(まご)」の会意形声。本人から見ると、孫は二代目の子孫。孫から見ると二代上は祖父母になる。孫は祖父母を敬うので、辶(ゆく)を付けた遜は、敬う状態を表す。相手をうやまうことは、自分をへりくだることでもあり、遜はこの意味で用いられる。新指定の常用漢字のため二点しんにょう。一点しんにょうで書いても可。
意味 (1)へりくだる(遜る)。「謙遜ケンソン」「不遜フソン」(思い上がる) (2)ゆずる(遜る)。自分をあとまわしにして他人をすすめる。「遜位ソンイ」 (3)おとる。およばない。「遜色ソンショク」「遜色がない」(見劣りしない) (4)のがれる。逃げ去る。「遜遁ソントン」
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 甲骨文・金文は糸と糸を手でつなぐ形で、つなぐ意味を表す。篆文は糸を一つにし、手をノに簡略化した。現代字はその流れをくむ。
意味 (1)つなぐ。つながり。「系図ケイズ」「系統ケイトウ」「系列ケイレツ」「直系チョッケイ」 (2)血のつながり。「家系カケイ」「母系ボケイ」 (3)まとまりや組織。「体系タイケイ」「太陽系タイヨウケイ」
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「つなぐ・つながる」 (系・係・孫・遜)
音の変化 ケイ:系・係 ソン:孫・遜
つなぐ・つながる
係 ケイ・かかる・かかり イ部
解字 「イ(人)+系(つながる)」 の会意形声。人がいろんな事と関わりを持つこと。
意味 (1)かかる(係る)。かかわる。「関係カンケイ」「係争ケイソウ」(かかわり争う) (2)つなぐ。つながり。「係留ケイリュウ」(つなぎとめる)「係船ケイセン」 (3)かかり(係)。仕事の受け持ち。「係員かかりいん」
孫 ソン・まご 子部
解字 「子+系(つながる)」 の会意。自分の子と血がつながっているまご。
意味 (1)まご(孫)。子の子。「曾孫ソウソン」(ひまご) (2)しそん。まご以下の血筋のもの。「子孫シソン」 (3)分かれ出たもの。 (4)[国]まご。自ら直接関わるのでなく関接的に行なうこと。「孫引まごびき」「孫請まごうけ」「孫の手」(手の届かない背中を掻く棒)
遜 ソン・へりくだる・ゆずる 辶部
解字 「辶(ゆく)+孫(まご)」の会意形声。本人から見ると、孫は二代目の子孫。孫から見ると二代上は祖父母になる。孫は祖父母を敬うので、辶(ゆく)を付けた遜は、敬う状態を表す。相手をうやまうことは、自分をへりくだることでもあり、遜はこの意味で用いられる。新指定の常用漢字のため二点しんにょう。一点しんにょうで書いても可。
意味 (1)へりくだる(遜る)。「謙遜ケンソン」「不遜フソン」(思い上がる) (2)ゆずる(遜る)。自分をあとまわしにして他人をすすめる。「遜位ソンイ」 (3)おとる。およばない。「遜色ソンショク」「遜色がない」(見劣りしない) (4)のがれる。逃げ去る。「遜遁ソントン」
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