先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

厳かに先祖供養、白老・アヨロ台地で「シヌラッパ」

2010-10-08 | 日記
【室蘭民報 2010年10月7日(木)朝刊】
 北海道アイヌ協会白老支部(野本勝信支部長)による先祖供養祭「シヌラッパ」が6日、太平洋を一望する虎杖浜・ポンアヨロ台地で開かれ、虎杖小4年生10人が見守るなか、関係者20人余が先人の労苦をしのんだ。
 「カムイノミ」「イチャルパ」という伝統儀式を、先住民の生活の場であった台地で実施。作法にのっとり厳かに儀式が進んだ。加藤忠・道アイヌ協会理事長が「大変ねんごろにうやまうことができました」と話した。
 供養祭後、女性がムックリ演奏を披露、独特の響きが台地に広がった。祝いのときに踊る「イオマンテリムセ」を小学生も加わり、輪になって踊った。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/07/20101007m_08.html


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【この人】カムイに感謝し強く生きる 東京アイヌ協会名誉会長・浦川治造さん(72)

2010-10-06 | 日記
(産経ニュース 2010.10.5 16:22)
 がっしりとした体格、真っ白な長いひげ。東京周辺に5千人以上住んでいるとされるアイヌの一人として、ドキュメンタリー映画「TOKYOアイヌ」に出演した。自然のカムイ(アイヌ語で神)に感謝しながら、前向きに人生を切り開いていく力強い生き方が印象的だ。
 北海道から上京したのは45歳のとき。長年続けてきた解体の仕事が減り、妻も病に倒れ、生活費が必要になった。末娘はまだ高校生。「家族を守るには自分しかいない」と単身で上京を決意。2万円で買った軽ワゴン車を運転、青函連絡船に乗り込み津軽海峡を渡った。
 行き着いた国立市では、ワゴン車内に寝泊まりするホームレス生活を続け、昼夜なく肉体労働に励んだ。コンビニ弁当を食べるのも車内。窓を開けて寝れば蚊にくわれて全身が赤くはれた。
 「必死に働いて病院にいる家族に送金した。1年程度で何とか家族を呼び寄せられたよ」
 約30年になる首都圏生活も苦労と成功の連続だった。解体会社を興したものの、受注先からお金が支払われない裏切りも経験。
 「東京は弱ければ生き残れない。でも仕事をきちんとやれば、いじめの対象にならない。だから必死に働いたさ」
 まっすぐに困難に立ち向かう姿勢は幼少期に養った。北海道浦河町でコンブ漁で生計をたてていた実家は貧しく、厳寒の北海道では食料も枯渇。そんな中で父から言われ続けた言葉は「心身ともに強くなれ」。

 近年はアイヌ文化の継承に力を注ぐ。平成8年には「東京アイヌ協会」を設立。17年には千葉県君津市に借りた約1千坪の土地に、アイヌ文化交流の場「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)をつくった。壊れた重機を拾ってきては自力で直し敷地内に家までつくり上げた。
 一方で気がかりなのは、北海道で差別に遭い、逃れるように上京してきたウタリ(同胞)のことだ。差別に苦しみ、アイヌであることを隠して生きざるを得ないアイヌは多いという。
 「差別がない社会になればいいのにな。けど人は十人十色、残念だが、完全にはなくならないだろうな。だから、心も体も強くなることが大事なんだ」アイヌ文化を学びに来る子供たちには、「強くなるんだぞ」と伝えているという。

「TOKYOアイヌ」上映会
 「TOKYOアイヌ」は11日に文京区の文京シビックセンター、14~17日には横浜市のスペース・オルタで上映。問い合わせはスペース・オルタ(電)045・472・6349。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/101005/tky1010051629002-n2.htm

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「コタンの赤ひげ」知って

2010-09-23 | 日記
(2010年9月23日 読売新聞)
小山出身の医師生涯が本に
 北海道白老町でアイヌ民族の医療に尽くして「コタンの赤ひげ」と呼ばれた、県出身の医師高橋房次(1882~1960年)=写真、掛川源一郎撮影=の生涯を札幌市在住の作家川嶋康男さん(60)が「いのちのしずく 高橋房次物語」としてまとめ、発刊した。
 房次は間々田村(現小山市)生まれで、旧制栃木中学を卒業後に上京。医師免許を取得後、道立白老病院の初代院長で赴任した。貧しい人から治療代は取らず、深夜でも風呂敷片手にオンボロ自転車に乗って往診。晩年まで地域医療に身をささげ「コタンのシュバイツァー」とも呼ばれた。差別を決して許さず、葬儀にはアイヌ民族ら約1000人が列をなした。
2007年、08年には町民有志が町民劇「銀杏(いちょう)のそよぎ 高橋房次物語」を上演、注目を浴びた。劇を見た川嶋さんは「こんな医者がいたのか」と驚き、遺族や関係者に取材を重ねて、没後50年の節目に合わせて発刊した。
 小学高学年から読んでほしいと、難しい漢字にはルビを振って全148ページに収めた。生前の房次の写真はアイヌ民族に共感を抱いた社会派写真家掛川源一郎氏(1913~2007年)の作品約10枚を掲載した。
 「アイヌ民族は房次がいたから幸せだった。ノンフィクション作家を長年続けてきたが、房次に出会うためだったと思う」と川嶋さん。農文協(東京)から発刊、1380円(税込み)。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100923-OYT8T00128.htm

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北教組「アイヌ民族の学習」指針から 全道の4割、授業実践なく

2010-09-23 | 日記
ピヤラ アイヌ民族の今
(北海道新聞2010/09/22)
 アイヌ民族の文化や歴史に関する教育を充実させようと、北教組は「『アイヌ民族の学習』をすすめるための指針」を初めて作成し、組合員に配った。指針は現場の教師の声も紹介しながら、教材や資料の不足などアイヌ民族にかかわる教育を進める上での課題を指摘している。(渡辺史哉)

「差別ない」96%/副読本記述5ページ以下7割
 指針はまず、組合員を対象に行ったアンケートの内容を掲載。回答した約900の分会(学校単位)のうち、アイヌ民族にかかわる授業を実践した小中学校は60%。残る40%の学校が授業を行っておらず、その理由は、《1》時数確保が困難(62%)《2》教科書に記述がない(39%)だった。
 アンケート分析では、「アイヌ民族の子どもたちに対する『差別』を認識したことがありますか」という問いに対し、「差別はない」という認識が全体の96%に達したことを問題視。北教組として深刻に受け止めることが必要だとしている。
 各市町村が使う副読本のアイヌ民族関連の記述も分析。北教組が集めた道内70市町村の副読本のアイヌ民族にかかわる記述は平均4.5ページだったが、5ページ以下が7割近くを占め、1~2ページの市町村が3割あった。
 一方、釧路市の副読本は70市町村中4番目に多い10ページで、指針は「アイヌの人口のグラフなど、絵や図が豊富」と評価。また釧路町、白糠町、標茶町も6ページと平均を上回った。
 副読本の中身を見ると、狩猟採集生活やアイヌ語については全体の8割以上が扱っている半面、明治政府による北海道「開拓」期(27%)や、北海道旧土人保護法(4%)など近代史にかかわる部分は極端に記載が薄かった。
 道内各分会に対し「アイヌ民族の学習を進める上で望むこと」を聞いたところ、96件の回答があり、《1》教材や資料集、指導計画をつくってほしい(43%)《2》アイヌの人たちの話を聞く機会がほしい(16%)だった。
 指針は、アイヌ民族に関する教科書などの記述が少ない場合でも、授業で力を入れて扱うための工夫を求めた。具体的にはムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)の演奏体験やアイヌ料理づくりを提案。現場の教師が教材として使ったアイヌ語カルタ作りや、アイヌ刺しゅうも例示した。

小学3、4年用 釧路市の副読本 暮らしや歴史10ページ
 釧路市の教諭でつくる郷土読本研究専門委員会が編集した、小学3、4年用社会科副読本「郷土読本 くしろ」は、釧路市でのアイヌの暮らしや歴史などを10ページにわたり紹介している。今年は中止されたが過去40回続いた春採コタン祭りなど、地域になじみ深い写真も多数掲載。数年に一度の大規模改訂時には、北海道アイヌ協会釧路支部に内容のチェックを依頼している。また、副読本の使用に関する教諭向け手引も配布している。
 「3、4年生の児童には関心を持たれやすい教育が実現できている」と編集に携わった鳥取西小の出口靖志教諭(47)。一方、副読本のない5、6年生では、アイヌ民族に関する踏み込んだ教育を行うためには教員が自ら資料を用意しなければならないという。出口教諭は「高学年の授業で扱える資料が充実すれば、さらにアイヌ民族に関する理解が進む」と課題を挙げている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/piyar/103911.html

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白老・ポロトの森で小学生35人が自然体験キャンプ

2010-08-07 | 日記
【室蘭民報 2010年8月7日(土)朝刊】
 白老町内の小学生を対象にした自然体験キャンプ(白老観光協会主催)が5、6の両日、町内のポロトの森キャンプ場で開かれ、子供たちは川遊びやバーベキュー、アイヌ文化に触れる狩猟模擬体験など、野趣満点のイベントを楽しんだ。
 町内の小学生35人が参加。同協会のほか自然観察団体、アイヌ民族博物館、森林管理署、町、町教委などの大人たちがサポートした。初日の夕食はバーベキュー。子供たちは炭火をおこしたり野菜を切るなど作業を分担。あちこちでわいわいがやがや、歓声も途切れなかった。
 3年連続参加の松田千明さん(虎杖小6年)は「川遊びや何か作るのが一番楽しい」、ピーマンをせっせと切っていた山田千歳さん(萩野小5年)は「みんなで食べるのが楽しい」、中村秀斗君(白老小6年)は「夏休みの宿題に出されている作文にキャンプのことを書きます」と話していた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/08/07/20100807m_07.html

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Railway Story 台湾一周1000キロ Part-1 

2010-07-15 | 日記
台湾新幹線に乗車して WOWOWで放送
(朝日新聞 2010年7月14日13時23分)

8月14日(土)・21日(土) 午前 8:00 (全2回)WOWOWで放送   [HV][5.1]

7月の韓国に続いて最新シリーズ・台湾が登場!
日本方式の台湾新幹線に乗車し、台湾島をぐるりと一周する。
 WOWOW開局以来続く人気番組「Railway Story」。7月の韓国編に続いて登場するのは、その美しさから『麗しの島』と呼ばれる台湾をぐるり一周する。
 台北から2007年に開業した台湾新幹線(日本の新幹線システムを採用)に乗車し台中へ。台湾を代表する景勝地・日月譚を訪れた後、この国の経済を牽引してきたサトウキビ列車の長閑な旅を満喫。更に北回帰線上に位置する嘉義から高山茶の産地を訪れる。 そして南部の港町・高雄から東海岸を北上。
台東でカラフルなフルーツが並ぶ果物市場を訪れた後、先住民族が多く住む花蓮へ、太魯閣渓谷の絶景を目の当たりにし、特急太魯閣号に乗車。銘酒と温泉の町、宜蘭へ向かう。
 最後に平渓線で郷愁あふれるレトロな旅を楽しみ再び台北へ。大都市の素顔、港町の活力、美しい大自然、脈々と受け継がれる伝統文化、遥かなる歴史
ロマンを、もちろんハイビジョン&5.1chでご紹介!

<ラインナップ>
Part-1 台湾新幹線に乗車して(台北~台中~嘉義~高雄)          8月14日(土) 午前8:00 [HV][5.1]
台北の夜市で庶民の活気を感じた後、台湾新幹線に乗車。日本の700系新幹線をベースにしたこの高速列車で、快適な列車の旅を満喫する。台中から一足延ばし、幻想的な水景色を求め日月譚へ。更にSLの警笛を響かせるサトウキビ列車の小さな旅を楽しむ。七面鳥の肉を使った名物料理を嘉義で味わった後、特急自強号で台湾第2の都市・高雄へ。旗津半島の高台から、異国情緒漂う夕暮れ時の港町を望み、発展著しい台湾を実感する。

Part-2 麗しの島を北上して(高雄~台東~花蓮~宜蘭~台北)      8月21日(土) 午前8:00 [HV][5.1]
高雄からローカル線に乗車、南国ムードあふれる車窓風景を楽しみながらビーチリゾートの墾丁へ。更に太平洋の海辺を北上し台東へ。台東で鉄道工事中に発見された先住民の遺跡を訪れた後、急行列車で花蓮に到着。ここは台湾有数の景勝地、太魯閣渓谷観光の基点となる町。大理石を侵食して出来た険しい
渓谷を望んだ後、この絶景の名を冠した特急に乗車。豊かな田園風景を進み宜蘭へ。台湾東部ならではの、長閑な列車旅の魅力を満喫する。
http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201007140024.html

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【白老】山野草リキュールはいかが

2010-07-10 | 日記
(室蘭民報社 2010年 7/7)
 白老町商工会さーびす部会(波多武光部会長)と田中酒造(小樽市)は、町内に自生するアイヌ民族の有用植物を使った5種類の山野草リキュールを共同開発した。31日から販売する。波多部会長は「白老牛、虎杖浜たらこに続く白老の新たなブランドにしたい」と意気込んでいる。
 リキュールは、ツルニンジンが原料の「倶多楽呑めや」(くったらのめや)、ナギナタコウジュの「森野」(もりの)、カキドオシの「飛生」(とびう)、イタドリの「虎杖○○浜」(こじょうはま)、ハマナスの「ぽろと湖」。ツルニンジンには滋養強壮、ナギナタコウジュは解熱などの効能がある。銘柄には、町内でも特に自然が豊かな場所の名を引用。野草はすべて白老産だ。
 原料の風味や効能を生かすことにこだわった。焼酎の原液に野草を2カ月間漬け込み、糖分は10%に抑えた。冷酒かロックがお薦めという。
 開発に携わった田中酒造の高野篤生製造部長は「野草を使ったリキュールは業界でもほとんど例が無い」と話す。6日のお披露目パーティーでも、「味がまろやかで、女性も飲みやすい」「色がきれい」と評判は上々だった。
 食用や薬草としてアイヌ民族が使用する約200種の植物のうち、白老には140種ほどが自生しているとされる。
 5種類のうち、第一弾として「倶多楽呑めや」「森野」「飛生」を販売する。300ミリリットル瓶で800円前後、500ミリリットル瓶1200円前後。31日にしらおい経済センター(大町)駐車場で開かれる白老商業振興会主催のビアパーティーでデビューし、試飲と販売もする。その後は、町内のスーパーマーケットや小売店の店頭にも並べる予定だという。残りの2銘柄も年内の発売を目指す。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10070701.html

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【厚真】修学旅行の福井の高校生が厚真学習

2010-07-01 | 日記
(苫小牧民報社 2010年 6/30)
 福井県の福井農林高校2年生6人が28、29日の日程で厚真町を訪れ、農家に泊まって収獲などの作業を体験した。
 福井農林高の修学旅行のメニュー。厚真町が昨年に引き続き協力し、農家3戸が生徒2人ずつを受け入れた。
 同町幌内の小納谷守さん方に、男子2人がやって来た。ホウレンソウの収穫やアスパラガスの定植を手伝ったほか、町教委の案内で、アイヌ文化を伝えるヲチャラセナイ遺跡も訪ね、「福井には無いので勉強になった」と明石真仁君(16)。「知らない人の家に泊まるのは不安だったけど、とても仲良くしていただいた。厚真のジンギスカンもおいしかった」とも話していた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10063001.html

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米州ボリバル同盟首脳会議

2010-07-01 | 日記
「しんぶん赤旗2010年6月27日(日)」
「宣言」を採択
先住民の生活向上 環境に社会が責任
 【メキシコ市=菅原啓】南米エクアドル北部のオタバロで開かれていた、米州ボリバル同盟(ALBA)の首脳会議は25日、先住民の生活・地位向上への努力、環境に責任を負う社会の建設などをうたった「オタバロ宣言」を採択して閉幕しました。
 エクアドルのコレア大統領は会議の中で、中南米各国の主要な問題が依然として貧困であり、とくに、先住民や黒人として生まれると、それが貧しいことと同じ意味になってしまう現状を説明。「(こうした現実が)これ以上続くことは耐えられない。これを早急に、革命的に変革しなければならない」と述べ、社会の発展から排除された形になっている先住民や黒人の地位と生活の向上を進めることの重要性を強調しました。
 ボリビアのモラレス大統領は、気候変動への対処など地球環境保護のために、もうけ優先の資本主義とたたかう必要性を力説。「資本主義を終わらせ、地球を、自然を守らなければならない」と発言しました。
 採択された宣言は、「文化的に多様で、環境に責任を負う、人間の搾取を拒否する社会の建設」に向けて前進する決意を表明。各国の資源開発にあたっては、自然との調和をはかり、現地に居住する先住民の共同体の利益となるよう国家が保障するなどの原則を列挙しています。
 今回の首脳会議には加盟8カ国の先住民、アフリカ系住民の代表らが招かれ、分科会の討論を通じて、採択文書案の作成に参加しました。最終宣言には、ALBAとして今後も先住民代表との会合を年1回定例化することも盛り込まれました。
 米州ボリバル同盟(ALBA) 米国主導の米州自由貿易圏(FTAA)構想に対抗して、ベネズエラのチャベス大統領が提唱し、2004年に発足した中南米・カリブ海の地域グループ。市場優先の競争原理に代わって、相互支援と協力、連帯の精神での共同を進めるとしています。現在の構成国は8カ国です。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-06-27/2010062701_04_1.html

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日本へ向けられた緊急メッセージを運ぶ

2010-05-24 | 日記
『アメリカ先住民ホピ水一族ルービン・サウフキーのアナンダラバ』- OPEN UP OUR HEART –
(ValuePress 2010年5月23日)
アナンダラバ事務局 ルービン・サウフキー

アナンダラバ事務局(所在地:東京都神奈川県逗子市池子3-8 D403 代表:ルービン・サウフキー)は、日本へ向けられた緊急メッセージを運ぶ、『アメリカ先住民ホピ水一族ルービン・サウフキーのアナンダラバ』を2010年9月20日~2010年10月3日に開催する。

『アメリカ先住民ホピ水一族ルービン・サウフキーのアナンダラバ』の詳細、次のとおりである。

■イベント内容
ネイティブアメリカン・ホピ族とは、人類の誕生から現在に至るまでの神話と記憶、教えと伝統を太古より語り継ぎ、守り続けている先住民族です。ホピとは「平和の民」という意味を表し、彼らは祖先から受け継がれた叡智を、「ホピの予言」という形で、現在も守っています。ホピ族は、さらに水氏族、火氏族などの氏族に分かれており、あたかも日本各地で土地特有のお祭りがあるように、各氏族がそれぞれの村で独自の儀式やダンスを継承しています。ルービン・サウフキー(Ruben Saufkie)は、水氏族として、そのホピの地に生まれ育ちました。

しかしながら現在、平和の民ホピの人々の間でさえ、対立と分裂が起こっています。そしてその分裂は、アメリカ政府の干渉によってより深刻なものとなりました。アメリカ政府はホピの子ども達を無理矢理アメリカの学校に連れていき、白人の教育を受けさせ、ホピの伝統を断絶させるようにしました。また、アメリカ政府は利権と金銭をちらつかせて誘惑し、ホピの人々との間に深刻な分裂を引き起こしました。一時的なお金という誘惑と引き換えに、長年彼らを育んできたかけがえのない土地がアメリカ政府に支配される事態が出てきたのです。ホピでは伝統的な掟を守り続ける伝統派、白人の教育と文化に倣う先進派、そして中間派という対立、あるいは「真のホピ」「そうでないホピ」などという区別を生み、今なおその分裂は続いています。ホピの分裂を再び一つにするために闘ってきた長老達は、今やすっかり疲れてしまい、以前のように活発に教えを広めることはなくなってしまいました。

日本人は、古代から様々な文化と混じり合いながら、人間は自然の中でただ生かされているという事実を、四季折々の美しくも厳しい自然に教えられ、その教えを和という精神性で残してきました。中でも「鎮守の森」として、自然林の大切さを信仰の一部として皆で共有し保護する方法は、日本人のひとつの知恵といえます。

豊かな山々と川と海は、自然と小さな境界を作り、それぞれの土地に根ざした言葉や風習や伝統文化を育みます。そして、異なる文化を尊重し、ゆるやかに影響を与え合いながら調和を築くというやり方で、人々は暮らしてきたのです。

現代の日本人は、自然との接し方を忘れてしまい、その点で儀式を守っているホピの人たちに学ぶべきことがあります。一方で日本からも、これまで育んできた和という叡智と精神性を、対立が起こっているホピの人々に届けることができるのです。日本とホピで祖先から受け継いだそれぞれの叡智をお互い補おうと努力することが、世界に伝わり、争いのない社会をつくる希望となっていきます。地球の成り立ち、自然に対する信仰、人との絆を今一度、思い出すことが大切です。

ルービン・サウフキーの「UHNUNGDALAWVA(アナンダラバ)」は、1泊2日のワークショップ形式をとり、それぞれ日本の聖地である葉山・淡路島・屋久島・沖縄の4箇所にて行なわれます。ワークショップのプログラム内容は以下を予定しています。

▼ワークショップ1日目
1.自然のスピリットの感じ方を学ぶウォーキングツアー(午前)
2.日本人の宮田雪監督によって製作されたドキュメンタリー映画「ホピの予言」の上映会(午後)
3.それを補足するための、ホピ族の長老や人々から日本に向けてのインタビュー動画の紹介(午後)
4.ルービンによる講演(午後)
5.祈りを捧げるホピのダンス(午後)
6.カチーナカレンダーからホピの文化を学ぶアートクラス(夜)

▼ワークショップ2日目
1.朝のダンスと個人祈祷(朝)
2.勉強会&シェアリング(午前)

ホピ(調和のとれた生き方)とは、平和とは、癒しとは?そして今、なぜ日本へのメッセージなのか?などのテーマと共に、「世界の縮図」とも言われているホピの村で実際に起きている話を交えながら、参加頂く皆様が、ダンスを通じてスピリットを体感できるものとなっています。

▼各地ワークショップの目玉イベント
【葉山】スペシャル対談 北山耕平さん×ルービン・サウフキィー
【淡路島】スペシャル企画 太陽の道 謎の北緯34度32分をゆく
【屋久島】スペシャル企画 もののけ姫の森&海がめの誕生
【沖縄】スペシャル対談 比嘉良丸さん・りかさん×ルービン・サウフキィー

これまでホピやネイティブアメリカン、そして平和と祈りのメッセージを日本に広めてこられた第一人者の方々をお招きし、ルービンとの対談形式の勉強会をワークショップの内容に加えることを予定しています。富士山のスピリット溢れる葉山では、先住民族の精神を日本に伝えてこられた北山耕平さん、沖縄では「リターン・オブ・ザ・アンセスターズ」の日本代表として参加された自然信仰家であり神人の、比嘉良丸・りかさんをお招きする予定です。

また、淡路島では、「Celebration of onenessいのちの饗宴」の皆さんと、聖地である伊勢久留麻神社でのお祈りを合同で行います。屋久島では、海亀が上陸する「永田いなか浜」にある宿「送陽邸」に泊まり、偉大な屋久島の森(もののけの森)と海のスピリット(海亀の孵化)を感じることができるプログラムになっています。

「UHNUNGDALAWVA(アナンダラバ)」の一行は3週間にわたり日本各地を縦断していきますが、葉山・淡路島・屋久島・沖縄の4箇所でのワークショップの間に、広島・高千穂・勝連城など日本の聖地における祈りのダンス、また各地イベントへのゲスト出演なども行なっていきます。

また、ホピ族は日本と同じように、自然の美を模する洗練された芸術文化を持っており、中でもホピ・シルバーと呼ばれるジュエリーは、伝統とモダンが融合した世界的にも人気が高いものですが、ルービンはそのホピ・シルバーの、独自の技術と美しいデザインを持つ稀有な職人でもあります。今回はシルバーに刻まれた祈りの意味を直接聴き、触れることのできる貴重な機会でもあります。ツアー中、ホピ・シルバーはもちろん、カチーナドールなどの伝統工芸品をルービンから直接購入することも可能です。

■開催日
2010年9月20日~2010年10月3日

■開催場所
葉山、淡路島、屋久島、沖縄

【ルービン・サウフキー】
ホピ水氏族出身。「アナンダラバ(Open up our hearts)」というシンプルなメッセージを運ぶ。ホピ居留区とメキシコシティーをリレーによってつなぐ「セイクリッド・ラン」を実施。往路、世界中から集まった聖水を、復路は聖火を運んだ。稀有な技術をもつ銀細工職人でもある。

【本件の連絡先】

アナンダラバ事務局
窓口担当 佐々 貴司
Tel 046-872-3392
e-mail info@uhnungdalawva.com URL:http://uhnungdalawva.com/
〒249-0003 神奈川県逗子市池子3-8 D403
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=58112

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台湾:初のウイスキー、本場の英国で高評価

2010-04-21 | 日記
(毎日新聞 2010年4月20日 東京朝刊)
 【宜蘭(台湾東部)大谷麻由美】台湾で初めて製造され、08年12月に出荷が始まったシングルモルトウイスキー「カバラン(KAVALAN)」が世界で高評価を得ている。良質の水と空気に熟成の早さを生かし、「亜熱帯の気候はウイスキー製造に不向き」との固定観念を打ち破った。
 甘みを含んだ上質な水で有名な宜蘭県員山。霧に覆われた雪山山脈のふもとにある蒸留所は、老舗飲料メーカー「金車」が05年に設立、翌年からウイスキー製造を始めた。宜蘭の先住民族の名前を取ったカバランは今年1月、英紙タイムズ主催の銘柄を隠した試飲大会で、スコットランドとイングランドの4銘柄を抑えて1位となり人々を驚かせた。昨年は英国で40年以上の歴史を持つ国際酒類大会「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)」で銀賞を受賞した。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100420ddm007030142000c.html

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オバマの核なき世界:足元のウラン鉱汚染/上 冷戦期の兵器製造支えたナバホ族居留地

2010-04-21 | 日記
(毎日新聞 2010年4月20日 東京朝刊)
 ◇「がんの原因、飲み水」
 荒涼とした大地が広がる米アリゾナ州北東部。同州など3州にまたがる約7万平方キロに及ぶ土地が先住民「ナバホ族」の居留地だ。奇岩や緑が織りなす「他に例をみない美しさ」(ナバホ自治政府)をたたえる居留地の一部で東西冷戦期、核兵器製造のためのウランが採掘された。今も水道のない住民が、ウランやヒ素を含む地下水を生活用水に利用せざるを得ない状況だ。「核兵器なき世界」を追求するオバマ大統領にほのかな期待を抱き、安全な水を求めるナバホ族の今を追った。
 アリゾナ州在住のナバホ族の女性、ポーリン・レフトハンドさん(41)が体の異変に気付いたのは6年前。体がだるく、気分が悪い。腎不全と診断され透析を受けるようになった。ポーリンさんは、ナバホ族の居留地生まれ。水道はなく、近くの井戸が水源だった。子供の教育のため93年、居留地外に引っ越してからも、帰省するたび「おいしい」地下水を飲み続けた。
 長女(23)から生体腎移植を受けた07年。居留地に残る多数のウラン坑跡のため、井戸水が汚染されていることを知った。医師は「ウランが病気の根本的な原因でしょう」と告げた。連邦環境保護局が井戸に公式に警告の表示を張ったのも同じころだ。
 ポーリンさんは「政府は一度も私たちに直接水の汚染を告げたことはない。治療にたくさんのお金と時間を費やした。補償が欲しい」と訴えていたが、今月7日、死亡した。夫のサミー・ウォーカーさん(51)は「妻の死の責任は、対策を怠った連邦政府やナバホ自治政府にある」と断じた。

 ナバホ自治政府は今年1月、ポーリンさんの実家など約100家族が住む地域に、安全な飲料水を確保するための緊急事態宣言を出した。所得が低く代替手段がない住民が、依然として汚染水を飲んでいたためだ。
 だが安全な水を運ぶため来るはずのトラックは依然として姿を現さない。宣言以降、少なくとも5人ががんで死亡した。ウランによる地下水汚染との関連が疑われる。
 先月中旬、首都ワシントン。水問題に取り組む活動家のマーシャ・モネスタスキーさん(57)らは貯水タンクを屋外に設置する非政府組織(NGO)「忘れ去られた人々」の事業を補助してもらうため、連邦環境保護局庁舎で幹部と面会した。「オバマ政権になって政府の透明度が高まった」と期待を寄せたが、約1時間の話し合いを終えたマーシャさんらは「疲れた」と苦悩の色を見せた。明確な返答はなく、議会工作を勧めるような回答だったという。
 ウランによる汚染水を飲んで病気になった人たちへの補償制度はない。一方、核の平和利用も訴えるオバマ政権は、原子力発電所の新規建設を模索しており、ナバホ自治政府が居留地内で禁じるウラン採掘を再び求める動きもある。
 NGOのドン・イエローマン代表(50)は「核兵器をなくす目標は素晴らしい。だがウラン汚染の被害を放置したまま、原発新設とどう折り合いを付けるのか」と複雑な表情を見せた。【ナバホ族居留地(米アリゾナ州北東部)で吉富裕倫】
http://mainichi.jp/select/world/news/20100420ddm007030129000c.html

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19歳の父が夢みること アンデスの家族と自然

2010-04-21 | 日記
【j-cast.comテレビウオッチ  04月22日(木)】

BShi 21:30 ~21:59

子育てを通して世界の家族文化を見つめる「プラネットベービーズ」。今回は、南米、ボリビアのアンデス高原に暮らす先住民の家族を取材する。
標高4300メートル、草木のほとんど生えない高地で自然や伝統と向き合って暮らしている家族がいる。19歳の父親、ドナトは、3歳の長女、1歳になる長男、そして生まれたばかりの次女にきちんと教育を受けさせ、立派な大人に育てるのが夢だ。
南米でも乳幼児の死亡率が最も高い国の1つと言われるボリビア。その中でも特に厳しい環境で暮らす家族の、夢を持って懸命に生きる姿を見つめる。
http://www.j-cast.com/tv/2010/04/20064602.html

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【白老】アイヌの薬草を原料に焼酎開発

2010-04-21 | 日記
(苫小牧民報 2010年 4/20)
 白老町商工会さーびす業部会(波多武光部会長)は、田中酒造(小樽市)と共同でアイヌ民族の有用植物を使った焼酎の開発に取り組んでいる。試作品も完成し、19日にしらおい経済センターで試飲会を開いた。
 食用や薬草としてアイヌ民族が使う約200種の植物のうち、町内には140種類ほどが自生しているといわれる。部会は、この資源を生かそうと、昨年から商品化に向けて検討してきた。
 試作品は、焼酎に原料となる植物を2、3カ月漬け込んで作った「リキュール」が3種類、原材料をこうじや水などと発酵させる一般的な焼酎が1種類。リキュールはカキドウシ、ナギナタコウジュ、ツルニンジン、焼酎はオオウバユリが原料だ。水質日本一の倶多楽湖湧水(ゆうすい)を使って商品化したい、という。
 試飲会には、部会員と開発を担当した田中酒造の高野篤生製造部長、町、白老観光協会から15人が参加。「癖が無くておいしい」「甘みがあって、女性にも飲みやすい」と評価は上々。話題性をどうPRしていくか、などが課題との意見も出ていた。
 波多部会長は「白老はアイヌ民族の代表地として一歩先を行く取り組みが必要。年内にも商品化を目指したい」と意欲を見せていた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10042001.html

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【白老】高橋知事がイオル事業視察

2010-04-21 | 日記
(苫小牧民報 2010年 4/20)
 白老町のポロト地区で進むイオル(アイヌ民族の伝統的生活空間)再生事業を、高橋はるみ知事が視察した。
 「地域との対話」のため、19日に白老町を訪れた。飴谷長蔵町長、加藤忠・道アイヌ協会理事長らが案内役を務め、伝統家屋「チセ」やアイヌ古式舞踊の公演を行う屋外舞台の工事進ちょく状況などを説明した。
 飴谷町長は高橋知事との懇談の中で、「日本全国のアイヌ民族が、国の施策を肌で実感できる形が必要」と、懸案であるアイヌ民族博物館の国立化や文化伝承者への支援体制充実を要望し、アイヌ民族政策の指針を示す政府の有識者機関「アイヌ民族政策推進会議」のメンバーでもある知事は「(会議で)議論をしながら考えていきたい」と答えた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10042002.html

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