先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

千歳の中本さんがアイヌ物語を創作

2010-04-21 | 日記
(苫小牧民報 2010年4/20)
 千歳アイヌ文化伝承保存会会長の中本ムツ子さん(82)が、子供の時に聞いた言い伝えを基に、自作のウエペケレ(物語)「カンナフチ ヤイェイソイタク」(クルーズ刊、1575円)を出版した。コタンの争いと和解の物語。中本さんは「命の大切さ、平和の大切さを、改めて考えてほしい」と話している。
 物語の和訳名は「カンナおばさんの昔話」。中本さんが祖母などから聞いた和人がコタンを略奪し、生き残ったわずかな人たちが山中に逃げて長く隠れ住んだ、という悲しい千歳のアイヌの言い伝えが土台になっている。
 中本さんは、幼い時から民族差別に苦しんだが、50歳を過ぎてから民族の誇りを自覚し文化伝承活動を始めた。長年にわたる活動が評価され、2004年には第38回吉川英治賞を受賞している。
 最近は持病のリウマチで苦しんでいる。「もう(活動をしなくても)よいか」と思うことも多かった、というものの、どこからか「忘れるな」と呼び掛ける声が聞こえた、といい、「何を忘れたかを考えたらウエペケレをやっていないことに気が付いた」と中本さん。
 物語がまとまると、講師を務めるアイヌ語教室の生徒たちが編集委員会をつくって、中本さんが吹き込んだテープおこしなどで協力、中川裕千葉大教授が訳した。
 中本さんは「皆さんの協力でよい本ができました。多くの人に、平和に仲良く助け合うアイヌの心を読み取ってもらいたい」と話している。
 完成した本はB5判142ページ。道内の主要な書店で取り扱っている。問い合わせは出版したクルーズ 電話011(242)8088。
http://www.tomamin.co.jp/2010c/c10042001.html

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高橋知事が「地域との対話」の一環として室蘭・白老を訪問

2010-04-21 | 日記
【室蘭民報 2010年4月20日(火)朝刊】
 高橋はるみ知事は19日、「地域との対話」の一環として室蘭市を訪れ、シップリサイクル研究会、ワニワニクラブ、輪西商店街振興組合、室工大などの関係者と意見交換を行った。
(山田晃司、佐藤重理、富士雄志)
◆── 解体実験中のPCCを視察
 築地町の室蘭港西2号ふ頭では、室蘭シップリサイクル研究会(座長・清水一道室工大准教授)が取り組むPCC(自動車運搬船)解体実験を視察。高橋知事は、同研究会が構築を目指す、環境に優しい安全なシステムへの理解を深めた。
 船舶解体の国際情勢、PCC解体実験の経過に関するDVD映像を視聴後、解体中のPCCを清水座長の説明を聞きながら視察。巨大な船体に目を見張り、スクラップ量や解体コストなどについて質問していた。
 高橋知事は「船舶解体は鉄のマチ・室蘭だからこそ実現でき、環境に配慮したシステムとして大変に有意義。道としても港の環境整備などで支援していきたい」と語った。
◆── ワニワニクラブで育児談議
 室蘭市役所では新宮正志市長が(1)救急医療体制の充実(2)PCB処理の2期事業推進(3)丸井閉店後の雇用対策―の3点について理解と支援を求めた。高橋知事は「道として連携し、サポートしたい」と協力姿勢を示した。
 この後「ぷらっと。てついち」内のワニワニクラブを訪問。知事は小さな子供を抱きかかえてあやしたり、お母さん方の子育てについて気さくに耳を傾けた。
 昨年「ほっかいどう子育て応援大賞」を受けているワニワニクラブの仲間達の会の吉田淑惠理事長は「実際に活動を見て、雰囲気を感じていただいたのが良かった」と来訪を喜んだ。輪西商店街振興組合幹部との懇談では、土田昌司郎理事長が「官民連携し高層の高齢者住宅を建設したい」と構想をアピールしていた。
◆── イオル再生事業視察
 高橋はるみ知事は19日午後、「地域との対話」最終行程地となった白老町ポロト湖畔で進められているイオル(伝統的生活空間)再生事業を視察、飴谷長蔵町長らの説明を受けた。
 町長はアイヌ民族博物館の広域的存在意義や近年の入館者減を説明した上で「博物館に国立という2文字が付くと、アイヌの人たちに実感として伝わると思う。象徴的な施設(の白老誘致)と併せてお願いしたい」と要望。知事は国のアイヌ政策全般について「しっかりやっていただけると思っています」と述べ「われわれも一生懸命支援させていただきます」と応えた。
 チセ(伝統的家屋)内では、いろりを囲みながら町長や加藤忠・北海道アイヌ協会理事長の話に耳を傾け、サケの薫製や薬草茶を口に運んでいた。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/04/20/20100420m_01.html

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住友商事出資のボリビア鉱山、労働者の抗議行動続く

2010-04-18 | 日記
(reuters.com 2010年 04月 17日 12:19 JST)
 [ラパス 16日 ロイター] 住友商事(8053.T: 株価, ニュース, レポート)が出資する南米ボリビアのサン・クリストバル銀・亜鉛・鉛鉱山で12日に始まった労働者による抗議行動は16日になっても収束せず、同鉱山から鉱物を運び出す鉄道の封鎖は依然として続いている。
 労働者は、同鉱山で採掘される鉱物を隣国チリ経由で海外に輸出するために必要な鉄道を12日に封鎖。16日は採掘された鉱物を辺りに撒き散らし、要求が聞き入れられるまで封鎖は解かないとの姿勢を示した。
 労働者代表のマリオ・ママニ氏は「われわれの要求は正当であり、聞き入れられるべきだ。鉱山経営者はわれわれの天然資源を搾取している。搾取による損害を補償し、経済発展を支援するよう要求している」と述べた。
 鉄道の封鎖が行われているのは、サン・クリストバル鉱山から60マイル(100キロ)東の地点。
 貧困化に苦しむボリビアや隣国ペルーでは、銀、亜鉛、銅などの鉱山で働く地元住民による鉱山経営者に対する抗議はそれほど珍しいことではない。
 アンデス地域ではこのところ地元住民が自国の天然資源を自分たちの手に取り戻し、天然資源から得られる収益の分配を求めて立ち上がる動きが相次いでいる。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-14865420100417

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住商系鉱山の施設占拠 ボリビアで先住民

2010-04-18 | 日記
(MSN産経ニュース 2010.4.17 12:25)
 AP通信などによると、ボリビア南部ポトシ県で住友商事が出資するサンクリストバル鉱山の鉱石輸送事務所が地元先住民らに占拠され16日、事務所の一部施設が焼かれるなどした。鉱山側は従業員を避難させるなどしたが、鉱石を国外に搬出するための鉄道も占拠されており、輸出ができない状態にあるという。
 事務所は鉱山から西に100キロ以上離れたチリとの国境の町アバロアにあり、鉱石をチリ側に鉄道輸送する際の拠点。占拠した先住民らは、家庭用電力や上水道が整備されていないと不満を訴えているという。
 サンクリストバル鉱山は亜鉛や銀で世界有数の生産量を誇り、亜鉛精鉱の一部は日本にも輸出されている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100417/amr1004171225003-n1.htm

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【書評】『宮司が語る京都の魅力』中川久公・著

2010-04-18 | 日記
(sankeibiz  2010.4.17 05:00)
 ■伝統の由来から探る日本人の心
 年間5000万人もの観光客が訪れる京都。その魅力は一体どこにあるのか。
 そんな疑問を、さまざまな伝統行事のルーツをさかのぼりながら探っていく。京都を中心としたさまざまな日本の伝統のルーツをたどっていくと、現在まで受け継がれる伝統を培った、われわれ日本人の祖先の繊細な心が見えくるという。
 ふだんは意識しないで当たり前に行っている伝統行事や習慣にも、深くて意外な由来がある。たとえば「お土産」の語源はアイヌ民族の「イヨマンテ」という儀式で神から人間に贈られた熊の肉や毛皮を指す「ミアンゲ」という言葉だった、という具合。“由来”を知ることで、古くからある日本人特有の自然観や命のルーツを感じる一冊だ。(1365円、PHP研究所)
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100417/ecc1004170502010-n1.htm

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アイヌ民族の物語出版 千歳の82歳女性

2010-04-18 | 日記
(北海道新聞 04/16 14:55)
 【千歳】千歳アイヌ文化伝承保存会の中本ムツ子会長(82)=千歳市蘭越=が、自作の物語「カンナフチ ヤイェイソイタク」を出版した。1人のアイヌ民族の少女が懸け橋となり、争い続けた二つの村の人々が許し合っていくストーリー。持病のため手が自由に動かない中本さんのため、地元のアイヌ語教室の生徒たちが出版準備を手助けした。中本さんは「物語から命や平和の大切さを知ってほしい」と呼び掛けている。(渡辺淳一郎)
 中本さんは千歳で生まれ育ち、結婚を機に札幌市内などで暮らしたが、千歳に戻っていた50歳ごろにアイヌ民族としての自覚や誇りが芽生え、これまでにアイヌ語教本などを出版。現在は社会人や親子を対象にアイヌ語教室を開いている。
 物語の題名は「カンナおばあさんの昔話」という意味。幼いころに祖母らから聞いた村同士の略奪の昔話をヒントに、構想を練っていた。
 数年前から執筆しようと考えていたが、リウマチで字を書くのもままならない状態が続いた。そんな中本さんの窮状を助けようと、アイヌ語教室の生徒10人が2008年夏、編集委員会を設立。中本さんが日本語でテープに吹き込んだ物語を文章に仕上げる作業などを担った。
 今年2月に完成した本はB5判142ページ。物語のアイヌ語訳も掲載している。編集委員会の平井史郎事務局長(67)は「同じ場面が何度も登場するなど、アイヌ文学の特徴が盛り込まれた作品。作業を通して勉強することが多かった」と振り返る。
 1冊1575円。道内の主要書店で販売中。問い合わせは出版元のクルーズ(電)242・8088へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/226464.html

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国指定史跡のチャシ跡群 PR強化へ 根室市観光協会

2010-04-18 | 日記
(北海道新聞 04/16 14:41)
 【根室】市観光協会は本年度、アイヌ民族が砦(とりで)などとして築いた国指定史跡「根室半島チャシ跡群」のPRを強化する。市歴史と自然の資料館の協力を得て、市内温根元の「ヲンネモトチャシ跡」に案内看板を設置するとともに、チャシ跡群の見学会も開く考えだ。同協会は「アイヌ民族が残した歴史遺産への関心を深めてもらいたい」と話している。(栗田直樹)
 チャシはアイヌ民族が16~18世紀ごろに、砦や、祭事を行う場所として、土を盛ったり、溝を掘ったりして築いた。根室半島には32カ所のチャシ跡があり、そのうち24カ所が「根室半島チャシ跡群」として国の史跡に指定されている。
 中でもヲンネモトチャシ跡は当時の状況を残し、晴れた日には歯舞群島や国後島が見える丘陵にある。市歴史と自然の資料館の猪熊樹人(しげと)学芸員は「アイヌ民族が根室半島と北方四島を行き来した行動範囲の広さを知るのに格好のロケーション」と説明。7月までに意義を紹介する看板を設置し、見学しやすいように段差に階段を整備することにした。
 また、同チャシ跡などを巡る見学会も行う計画だ。
 根室半島チャシ跡群は財団法人日本城郭協会の「日本100名城」の一つ。100名城を巡るスタンプラリーで訪れる人が増えているが、「案内看板がなく、不親切」などの声が出ていた。
 事業費は朝日新聞文化財団の助成金100万円を活用する。市観光協会は「通過型といわれる根室での滞在を増やし、観光振興にもつなげたい」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/226474.html

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ルーツ解明 沖縄に注目

2010-04-18 | 日記
(朝日新聞 2010年4月16日14時59分)
 沖縄で縄文人骨の発掘調査が続いている。かつて日本人の流入ルートとも想定された南西諸島だけに、彼らが現代人につながるのかどうか、注目を集めているようだ。
 沖縄県南城市の武芸洞では2007年度から同県立博物館・美術館が発掘をしている。近くには、旧石器時代の全身骨格として有名な港川人(1万8千年前)の発見場所がある。港川人に連なる古人骨の発見がねらいだ。
■縄文人骨の発掘続く
 武芸洞では、縄文晩期から弥生並行期とみられる石棺墓から、少なくとも3体分の骨が見つかった。うち1体は、小柄で上から見た頭の形が丸い、南西諸島に多いタイプの男性だった。その下に2体分があり、一部の骨が足りないなど手が加えられていた。洞穴内には6千年前の縄文前期ごろの爪(つめ)形文土器もあった。この時期の人骨は見つかっていないが、「周辺に墓があったかもしれない」と同館の藤田祐樹さんは期待する。
 1970年代から発掘が続く伊是名村の具志川島遺跡群では、最近でも沖縄県立埋蔵文化財センターの調査で縄文後期の骨が見つかった。風葬を思わせる埋葬もあった。土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム(山口県下関市)も2007年度から3カ年かけて、糸満市の摩文仁ハンタ原遺跡を調査。縄文後期を中心にした人骨約50体を分析中だ。
 研究者が沖縄に注目するのは、骨を残しやすい石灰岩質の土壌で旧石器時代の骨が集中しており、縄文時代以前の人々の動きを推測できる可能性を秘めるからだ。
 かつて、日本人の祖先は南西諸島を北上して縄文人になった、との説が唱えられた。アイヌと沖縄の人々はともに縄文人の“直系”であり、今日までその形質を伝えるとの仮説も提出された。
 だが、これらの説に対しては異論もある。
 馬場悠男・国立科学博物館名誉研究員は「港川人と縄文人は体つきや顔つきなどかなり違い、港川人がすぐに縄文人に進化したとは言いきれない」。札幌大の高宮広土教授は、沖縄の島々に人間が適応できたのは縄文中期後半から後期以降で港川人と現代沖縄人との間には断絶があるとし、「10~12世紀ごろ、農耕をする人々が九州から沖縄に移住したのではないか」。土肥直美・元琉球大准教授も「中世に大きな動きがあったらしい」と語る。骨の細かな部分を調べたら、沖縄の人々はアイヌよりも本土の人々に近かった、とする研究結果もある。
 これらの検証には、旧石器人骨と現代との空白を埋める縄文早期や前期ごろの骨の発見が不可欠だ。しかし、まだ少ない。「港川人が縄文人になったのか、九州の縄文人が南下したのか。縄文前期までさかのぼる、状態の良好な骨がほしい」と土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアムの松下孝幸館長はいう。当分、沖縄への期待は続きそうだ。(編集委員・中村俊介)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201004160274.html

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【白老】わがまちに寄り道して 新手の集客作戦

2010-04-16 | 日記
(苫小牧民報 2010年 4/15)
 白老町に観光客を取り込む新たな動きが進んでいる。商船三井フェリー(東京)と提携し、乗船客が町内飲食店などの割引を受けられるサービスが一つ。登別温泉では、レンタカー利用者に白老のアイヌ語地名マップを配る店も現れた。共に車の旅行者がターゲット。ドライブの「寄り道」としてアピールする作戦だ。
 商船三井フェリーは、大洗(茨城県)から苫小牧に毎日2便到着。高速道路の割引もあって、道内旅行はマイカーやレンタカーを利用する客が増えているという。
 町はこれに着目、商船三井フェリーと提携し、乗船券の半券を、アイヌ民族博物館や白老牛レストランなど18カ所で「割引パスポート」として使える制度を1日から始めた。フェリー客の多くは、札幌や旭川方面に向かうとされている。町は「帰りのフェリーが出るまでの空き時間に、ちょっと立ち寄ってもらうだけでいい。まずは白老を知ってもらうことが大事」と話している。
 「観光の三大要素」とされる温泉、食材、文化がすべてそろうまち・白老。1度の「寄り道」が2度、3度目のリピートにつながる、との読みも。今後はフェリーを使った団体ツアーの企画も検討しており、港からの誘客にも力を入れていく。
 登別温泉街の大黒屋民芸店は、白老観光協会が3月に発行した「白老アイヌ語地名マップ」をレンタカー利用者に配布している。「登別近郊に半日ぐらいで観光できるルートは無いのか」。そんな客に応え、協会の勧めもあってマップを置くようになった。
 マップには町内のアイヌ語地名の由来解説と地図、写真が掲載されており、ドライブをしながら、歴史散歩が楽しめる点が好評だという。坂井昭一専務は「レンタカー利用者のニーズとして、その土地の歴史や景観に触れたいという要望が多い。地名マップは、今までと違った白老の楽しみ方を提案できる」と期待している。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10041501.html

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【白老】姉妹都市で白老PRと特産品販売

2010-04-16 | 日記
(苫小牧民報 2010年 4/14)
 白老竹浦中学校(福岡俊文校長)の3年生14人が、4月下旬に仙台市を訪問して、特産品の販売活動に挑戦することになった。題して 「わが町白老PR大作戦」。地元の食材の魅力を学んできた生徒たちは「成果を出し切りたい」と張り切っている。
 食材の宣伝を通してふるさとに誇りを持ってもらおうと、竹浦中は3年前から、白老の食をテーマにした学習に取り組んでいる。3年生は、1年生の時に、白老牛加工品やシイタケなどの生産者を訪ね、昨年は札幌市内のホテルや菓子店に足を運んで、白老産食材の使用を呼び掛けた。
 大作戦は、いわばその仕上げ。22日からの修学旅行を利用して、24日に宿泊先の仙台市の秋保温泉で、虎杖浜たらこや白老牛ハンバーグ、ギョウジャニンニクのあえ物など町内4業者の加工品6種類を販売する。生徒たちは、宣伝のチラシを作り、接客のトレーニングにも励んできた。
 仙台市は、幕末の仙台藩が白老に元陣屋を築いたのを縁に交流を続ける姉妹都市。市長訪問のほか、地元のテレビ番組に出演してPRするという。実行委員長を務める成田祥史君(14)は「すべての商品を完売させます」と意気込んでいる。
 生徒たちは13日に、飴谷長蔵町長を訪ねて大作戦を報告。町長は「白老の食材は素晴らしいものばかり。仙台の方々に自信を持って販売してきてほしい」と、まちの若きセールスマン・レディーに期待を寄せていた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10041401.html

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高雄 民の誇り壊さないで

2010-04-15 | 日記
(中日新聞 2010年04月14日)
「故郷への思いは強い。でも、あんな大水害があると、やはり怖い。仕方ない」。昨年8月に台湾を襲った台風8号で被災した先住民族の男性(61)。春節(旧正月、今年は2月14日)を前に、台湾南部の高雄県杉林郷に建設された永住用の復興住宅に移り住んだ。
馬英九政権は、台風襲来から1年の今年8月までに家を失ったすべての被災者が入居できる復興住宅の建設を進めている。杉林郷の住宅は大企業が土地を提供、慈善団体が協力して約750戸が一足早く完成した。
ただ先住民の思いは複雑だ。伝統が失われるとして「故郷に帰り自主的に再建したい」という声は根強い。入居に踏み切った男性も「ブタを分け合う祭事ができないなど生活の制約が多い」と嘆く。
入居を祝う式典には馬総統も駆け付けた。「着工からわずか3カ月で荒野が桃源郷になった」と自慢したが、先住民に対するねぎらいの言葉は一言もなかった。強い違和感を持った。 (栗田秀之)
http://tabi.chunichi.co.jp/from-the-world/100224gaoxiong.html

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ディカプリオらがガラパゴス諸島でエクアドル副大統領と面会 自然保護を支援

2010-04-15 | 日記
(シネマ カフェ ネット 2010-04-14 12:56)

レオナルド・ディカプリオが9日、エドワード・ノートンらと中米・エクアドルのガラパゴス諸島を訪れ、モレノ副大統領と面会した。

2人は、自然環境保護のためにガラパゴス諸島・ヤスニ国立公園内での石油採掘を放棄を提案するプロジェクト「ヤスニITT イニシアティブ(Yasuni-ITT initiative)」を支援する旅行に参加し、同地を訪れた。地球温暖化防止と先住民の居住地区であるアマゾン熱帯雨林の保護を目的としたプロジェクトは国連信託基金方式によって進められる予定だったが、今年に入り、6月にも採掘開始かという情報が流れ始めている。

レオたちが参加したのは、環境保護団体「ミッション・ブルー」と「TED(技術、エンターテインメント、デザインといった分野の人々が集まる団体)」が共催、「ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル」が協力し、「The Misson Blue Voyage」と名づけたガラパゴス諸島への旅行で、グレン・クローズやダリル・ハンナらも参加した。

面会したモレノ副大統領によれば、レオは自然保護キャンペーンへのさらなる協力に意欲を見せていているという。 (text:Yuki Tominaga)
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/gossip/2010/04/8067/

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アイヌ協会支部、函館に 来月にも発足 元町に事務所

2010-04-15 | 日記
(北海道新聞 04/14 14:01)
 【函館】北海道アイヌ協会(加藤忠理事長)の函館支部が、5月初旬にも発足する。4月22日に札幌で開かれる同協会の理事会で承認後、正式に活動を開始する予定。事務所は函館市元町に置き、チセ風のギャラリー兼店舗を併設する。発足へ向け奔走してきた函館市湯川町の加藤敬人さん(55)は、「函館にいるアイヌ民族が胸を張って生きられるような活動をしていきたい」と話している。
 同協会によると、道内には現在48カ所の支部があり、道南では八雲と長万部に支部がある。支部設立には、会員が2人以上いて、アイヌ民族文化の継承活動を行うことなどが条件。函館支部発足に向けては、加藤さんが中心となり2008年11月ごろから準備を進めていた。
 函館支部は2人で発足。加藤さんによると、今月初旬、同支部事務所として同市元町に延べ床面積約50平方メートルの建物を借り、改築を進めている。2階を事務室と交流の場、1階を伝統的家屋のチセ風のいろりがあるギャラリー兼店舗にする。ギャラリーには阿寒支部の職人がつくった工芸品などを展示するほか、函館市内のアイヌ刺しゅうグループの作品も並べる予定だ。
 同協会の秋辺日出男理事は「函館に支部がないことを寂しく思っていた。歴史的には因縁の地でもあるが、新たな歴史を築く拠点にしてほしい」と歓迎。加藤さんは「アイヌ民族の側から道南の歴史を掘り起こし、見つめ直していきたい」と抱負を語っていた。(大原智也)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/226096.html

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白老・アイヌ民族博物館入館者、過去最低20万人割れ

2010-04-15 | 日記
【室蘭民報 2010年4月14日(水)朝刊】
白老・アイヌ民族博物館の21年度中入場者は、20年度を8・7%下回る過去最低の19万5383人にとどまった。20万人割れは初めて。平成3年の87万人をピークに入館者の減少に歯止めがかからない状態が続いている。同博物館は4月から古式舞踊定時公演の充実を図るなど入場者増に知恵を絞っている。
 同博物館は金融危機に端を発する世界的な不況、円高、韓国通貨のウォン安、新型インフルエンザ禍などを要因に挙げている。ただ、年明け3カ月は対前年度同期を49・8%上回っており、回復の兆しを見せている。特に韓国からの入場者が3カ月間だけで1万2393人と2・5倍の伸び。
 月別の前年度比は昨年4月の34・9%減をピークに減少率は縮小しており、昨年12月には3・8%増とプラスに転じた。
 団体客は14万8469人(対前年度比11・9%減)、個人客4万6914人(同3・0%増)と団体客の減少が目立つ。全体入場者の34%を占める外国人の国別は、韓国3万4646人(同5・5%減)シンガポール1万5708人(同25・0%減)中国4268人(同24・1%増)など。日本人は12万9145人(同2・0%減)。
 財団法人が運営する同博物館の経営内容は厳しく、存続も危うい状況にあることから、白老町は22年度、国や道に支援を要請しながら、緊急的な独自の「財政的支援」を実施する。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/04/14/20100414m_08.html

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小熊秀雄賞に花崎皋平さん

2010-04-15 | 日記
(朝日新聞 2010年04月14日)
 優れた現代詩集に贈られる第43回小熊秀雄賞の受賞作に、小樽市在住の花崎皋平(こうへい)さん(78)の「アイヌモシリの風に吹かれて」が選ばれた。旭川ゆかりのプロレタリア詩人小熊秀雄(1901~40)にちなんだ賞で、今回は全国から78作品の応募があった。
 作家の辻井喬さんら4人の選考委員は、「周到な工夫に裏付けられており、小熊の切り開いた叙事詩を引き継ぎ、長い時間の評価に耐える作品」と評価する。
 花崎さんは、「アイヌの人々の自然観や精神文化を愛し、口承詩や叙事詩に関心を持ってきた。また、小熊の生き方、思想に共鳴してきたので、この賞に選ばれ大きな喜び」とコメントしている。
 主催する市民実行委員会による贈呈式は5月22日に旭川市内で予定されている。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004140007

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