(ナショナルジオグラフィック ニュースMarch 25, 2010)
黒く焼けこげた炭の破片(アメリカ、ウェストバージニア州にて2008年撮影)。アマゾンの先住民が利用していたこの“バイオ炭”が、有効な温暖化対策となり得ると専門家らはみている。
バイオ炭とは、作物のクズなどの農業廃棄物を焼いて作った養分豊富な多孔質の土壌改良材だ。国際バイオ炭イニシアティブ(IBI)での報告によれば、土壌に埋めると、炭素を地中に数百年から数千年にわたって封じ込めることができるという。一方、樹木のままだと伐採や枯死により温室効果ガスが大気中に放出されるため、炭素固定力には限界がある。
公共政策研究アメリカンエンタープライズ研究所(AEI)のサミュエル・セーンストーム氏は、バイオ炭は研究の価値があると注目している。また、アメリカのワシントンD.C.にある環境NGO、気候研究所(Climate Institute)のマイケル・マクラッケン氏も同意見で、土壌改良にも役立つ一石二鳥の解決策と評価している。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010032503&expand&source=gnews
黒く焼けこげた炭の破片(アメリカ、ウェストバージニア州にて2008年撮影)。アマゾンの先住民が利用していたこの“バイオ炭”が、有効な温暖化対策となり得ると専門家らはみている。
バイオ炭とは、作物のクズなどの農業廃棄物を焼いて作った養分豊富な多孔質の土壌改良材だ。国際バイオ炭イニシアティブ(IBI)での報告によれば、土壌に埋めると、炭素を地中に数百年から数千年にわたって封じ込めることができるという。一方、樹木のままだと伐採や枯死により温室効果ガスが大気中に放出されるため、炭素固定力には限界がある。
公共政策研究アメリカンエンタープライズ研究所(AEI)のサミュエル・セーンストーム氏は、バイオ炭は研究の価値があると注目している。また、アメリカのワシントンD.C.にある環境NGO、気候研究所(Climate Institute)のマイケル・マクラッケン氏も同意見で、土壌改良にも役立つ一石二鳥の解決策と評価している。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010032503&expand&source=gnews