先住民族関連ニュース

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【登別】知里幸恵新資料を展示 銀のしずく記念館

2012-05-06 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2012年 5/5)

 アイヌ文学の代表作「アイヌ神謡集」の著者で、19歳でこの世を去った知里幸恵に関する新資料5点が、登別市登別本町の知里幸恵銀のしずく記念館(横山むつみ館長)へ匿名で寄贈され、14日まで特別公開している。中には未解明だった作品もあり、同館は「短い生涯であり、幸恵の足跡をたどる資料は大変貴重」と話している。
 資料はノート5冊。今年1月、郵送で同館に届き、消印は東京都内の郵便局だった。うち3冊は幸恵本人の筆跡で、特に「アイヌ傳説(でんせつ)集」のタイトルで始まる50ページの原稿用紙は、存在すら知られていなかった重要資料として注目される。11編のカムイユーカラのあらすじが日本語で記載され、中にはアイヌ神謡集で有名な「銀のしずく降る降るまわりに」の一編も。横山館長は「幸恵がアイヌ神謡集を構想する過程で書いたものでは」と話している。
 残りの2冊は、幸恵と共にユーカラの翻訳に携わった言語学者・金田一京助によるもの。幸恵の話すユーカラやアイヌ語の用例を聞き書きした内容で、幸恵がアイヌ神謡集の校正をするため、東京の金田一宅へ身を寄せた1922(大正11)年5月以降に書かれた。幸恵は同年9月に心臓病で他界しており、4カ月足らずの東京生活が濃密だったことをうかがわせる。同館は今後、これらの資料について研究者らによる解明を進めていくという。
 開館時間は午前9時30分から午後4時30分(火曜休館)。入館料は大人500円、高校生200円、小中学生100円。問い合わせは同館 電話0143(83)5666。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12050501.html

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白老ポロト湖の周辺施設、、荒天で人影まばら

2012-05-06 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2012年5月5日(土)朝刊】

 4日の東胆振は荒天。ゴールデンウイーク(GW)はレジャー客でにぎわう白老町のポロト湖周辺も時折強い雨に見舞われ、人影はまばらだった。
 アイヌ民族博物館は、GWに入った29日から1日400人から500人の入り込みを見せ、「3日は個人客も多かった」(同館)。しかし、4日は朝からの雨で客足はいまひとつ。それでもアイヌ文化に触れる行楽客が姿を見せ、チセ(家屋)内で歌や踊りを鑑賞していた。
 札幌から来た50代の女性は「主人とドライブがてら来てみましたが、天気が悪かったので屋内施設にしてみました。天気はさえないけど、混まなかったのはよかった」と話していた。
 一方、ポロトキャンプ場の5棟のバンガローはGW中は予約でいっぱいだったが、4日はキャンパーが1組。散策者も早朝から1、2人と寂しかった。
 きょう5日のアイヌ民族博物館は高校生以下が入場無料。午後1時半からは、ミュージアムトーク&アイヌ民族の晴れ着試着会が行われる。
(高橋昭博)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/05/05/20120505m_07.html

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白老・タイの教育関係者、修学旅行の可能性探る

2012-05-06 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2012年5月5日(土)朝刊】

 修学旅行の可能性を探るタイの教育関係者15人が2日、白老町内の中学校、高校を訪問、教育制度について質問が相次いだほか、授業の様子を見学した。
 北海道運輸局とJTB旅館ホテル連合会が招いた。この日を皮切りに6日まで登別、函館を視察する。白老では白老中、白老東高、アイヌ民族博物館を訪れた。
 白老中では勝洋一校長が「子どもたちは礼儀正しく、素直。そしてめんこい。笑顔で交流を進めていきたい」と歓迎、大村浩喜教頭が道徳教育への取り組みなどを説明した。サイヤン・ルンパサ団長が「タイのエクスチェンジプログラムを国際化したい」と、日本への修学旅行に前向きな姿勢を見せた。
 訪問団から「パソコンなど備品は政府が用意してくれますか」「生徒たちの卒業後の進路は」「先生の給料はいくらですか」「校長先生はどうやって選びますか」など質問が相次いだ。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/05/05/20120505m_08.html

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