先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

岩壁で感謝の祈り 恵庭アイヌ協会カムイノミ

2023-07-11 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年7月10日 22:37

シラッチセで、自然への感謝の祈りをささげる藤原会長ら(千歳アイヌ文化伝承保存会提供)
 【恵庭】恵庭アイヌ協会は9日、市内盤尻の山中にある「シラッチセ(岩屋)」で、アイヌ民族の伝統的な儀式「カムイノミ(神への祈り)」を行った。協会のメンバーらが自然への畏敬の気持ちを込めて祈りをささげた。
 シラッチセは高さ約10メートル、横幅約10メートルの岩壁で、上部が5メートルほど手前にせり出しており、ヒグマなどの狩猟時に風雨をしのぐのに適していた。宿営地としても使われており、当時、アイヌ民族は米などの食料を次に来る人のために置いていたという。・・・・・
(工藤さえら)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/875656/

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<札幌>札清田3年・中村さん、高校生外交官に 18日渡米「北海道の文化伝えたい」

2023-07-11 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年7月10日 22:24

現地で使う資料を前に「有意義な時間を過ごしたい」と話す中村明義さん
 札幌清田高3年の中村明義さん(17)が、国際社会でリーダーとして活躍できる人材を育成する本年度の「AIG高校生外交官プログラム」(実行委主催)の高校生外交官に、石狩管内から唯一選ばれた。18日から約2週間米国に渡り、現地の高校生と交流したり、国際通貨基金(IMF)を訪れて日本人職員から仕事の説明を受けたりする。中村さんは「多様な価値観に触れたい」と意気込んでいる。
 ・・・・
 プログラムでは現地の高校生にソーラン節の踊りを披露するほか、アイヌ文化を英語で紹介する予定で、台本作りに追われている。「日本語で説明するのも難しいのに、英語で伝えるのはもっと大変。北海道の代表として地元の文化をしっかり伝えたい」と話している。(長峯亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/875643/

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ウポポイ来場34%増36万人 昨年7月から1年間、特別展やテーマ展 開業3年、地方の文化伝承課題

2023-07-11 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月10日 18:57(7月10日 23:04更新)

開業3周年を迎えるウポポイ。特別展やテーマ展などを積極的に開催している=8日(植村佳弘撮影)
 【白老】国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)は12日に開業3周年を迎える。運営するアイヌ民族文化財団(札幌)は昨年7月12日~今年7月9日の来場者数を約36万人と発表した。前年に比べ約34%増えたが、政府目標の年100万人にはなお遠い。地域別に文化を紹介するテーマ展の開催などで「民族の多様性を伝えている」との評価の一方、アイヌ関連団体からは「担い手が不足する地域での文化の復興を支えてほしい」との声も出ている。各地域から集めた情報を地方の文化伝承に生かす「還元」が今後の課題となる。
 ウポポイは開業時から新型コロナの影響で一時休業や入場制限が続き、来場者数は1年目が約26万人、2年目も約27万人だった。行動制限が緩和された3年目は道外客や外国人客が増えた。
 趣向を凝らした企画を積極的に展開し、中核施設の国立アイヌ民族博物館ではアイヌ民族の少女が活躍する漫画「ゴールデンカムイ」の世界観など、さまざまな角度でアイヌ文化を発信する特別展をこれまで6回、文化の多様性を伝えるテーマ展も4回開いた。
 ・・・・・・
(斎藤雅史、小林彩乃)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/875445/

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先祖敬う心、子どもたちにも 白老アイヌ協が供養

2023-07-11 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月10日 18:41

先祖供養の儀式で供物をささげる虎杖小の児童
 【白老】アイヌ民族の先祖供養の儀式が7日、町虎杖浜のアヨロ海岸で行われた。主催する白老アイヌ協会の関係者や虎杖小の児童ら約80人が参加した。
 同海岸周辺では縄文期の竪穴住居跡や貝塚などが見つかっており、集落を形成していたことが確認されることから同協会では先祖をしのび、2004年からほぼ毎年開催している。
 ・・・・
(斎藤雅史)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/875429/

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隠れた名曲、教えます~MUSIC(45)「12」

2023-07-11 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞23/7/10
 「教授」の愛称で親しまれ、稀有(けう)な才能で「世界のサカモト」と賞された坂本龍一。2015年にはお忍びで帯広を訪れ帯広カムイトウウポポ保存会のメンバーと交流している。アイヌ文化にも大きな関心を寄せていたそうだ。
 遺作となってしまったこのアルバムは、彼の71歳の誕生日に発売。それに先駆け公開となった特設サイトには、このアルバム発表に至った経緯の記録が残る。闘病生活の中で日記を書くように録音したそうで、不安を鎮めるかのようなシンセサイザーの音色から、ピアノの旋律がリズムを刻む曲まで、まるで心の葛藤を表しているような一枚になっている。
 〝今後も体力が尽きるまで、このような「日記」を続けていくだろう〞と結んでいる。この音の日記の続きが聴きたい。
<12>
Ryuichi Sakamoto
3,410円
2023年リリース
◆教えてくれた人
CD PLAZA WAVE WOW店
齋藤誠店長
CDショップで働いてウン十年。あらゆる音楽にアンテナを張り、お客さまの要望に応えるオールマイティーな店長。
<CD PLAZA WAVE WOW店>
帯広市西4条南29丁目1-8
マルチショップWOW内
Tel:0155・26・0303
◆隠れた名曲、教えます~MUSIC
十勝管内のCDショップに教えてもらった名曲を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2023年7月号より。
https://kachimai.jp/article/?no=202361410562

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『大学で学ぶ 沖縄の歴史』(吉川弘文館)市民への熱い「作品」

2023-07-11 | ウチナー・沖縄
毎日新聞 2023/7/10 東京夕刊 有料記事 1577文字

城久遺跡群で出土した中国製の白磁碗(右上)や玉など。沖縄史を変える発見=鹿児島県・喜界島で2007年
 昨年の沖縄の日本復帰50年を機に企画された『大学で学ぶ 沖縄の歴史』(吉川弘文館)が出た。同じく開学50年の沖縄国際大の教員と所属研究員らが執筆・編集した。文献史学、考古学だけでなく、民俗学や社会学、政治学など幅広い分野の最新の研究成果が盛られ、「意外なことに、入門的な通史があまりない」とプロローグが語る空白は解消できたようだ。
 読みごたえのあるプロローグだ。ステレオタイプ化しやすい沖縄の歴史像に読者の注意を向ける。島津氏の侵攻(1609年)、琉球処分(1879年)、沖縄戦後の米軍統治などを考えると、とかく「大国に翻弄(ほんろう)された歴史」「支配と抵抗」と型にはめたくなる。大事な視点とはいえ、沖縄史はそこに収まるような薄っぺらなものではない。もっと多彩な姿を描けることが述べられる。
 これは、米軍基地や近年の台湾有事論など、現在の「沖縄問題」にも当てはまる。つい「賛成・反対」「正しい・間違い」の二分法に陥りがちだが、そういう単純思考で問題が解決できるのかどうか。重層的で複雑な問題に向かう時、その歴史的背景への知識は不可欠だ。このプロローグは、沖縄に関心をもつ本土の人々に対する現地からの熱いメッセージでもある。
・・・・・・

【伊藤和史】=毎月1回掲載
https://mainichi.jp/articles/20230710/dde/018/040/022000c

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『ゴールデンカムイ』題材にしたファンアートが凄すぎ… 愛情注ぎ完成まで3週間

2023-07-11 | アイヌ民族関連
sirabee2023/07/10 11:35
漫画の世界からこっちに来ちゃった!? 二次元と三次元の間を駆ける鯉登少尉ファンアートがネット上で反響。
漫画が完結し、アニメも話題の大人気作品「ゴールデンカムイ」。北海道のアイヌ民族が隠した財宝を、それぞれの野望を持ったクセ強キャラクター達が探し回るバトル(兼グルメ)漫画である。その中でも「顔がいい」と人気なキャラクターの一人が、第七師団のキャラの鯉登音之進(コイト オトノシン)少尉だ。
今ツイッターでは、そんな鯉登少尉を漫画の世界からこちらの世界に召喚してしまった、凄い発想の動画が話題となっている。
■キエエエッ!!(猿叫) 漫画と現世を行き来!?

「切り絵で鯉登少尉を漫画の世界からこちらの世界に召喚してみた 素人のコマ撮りなので多少のガタつきをお許しください」とコメントを添え、鯉登少尉の「コマ撮りアニメ」を投稿したのは、ツイッターユーザーのシライシさん。
最初にスッと漫画のページから小さく滑ってきたのは、鯉登少尉の敬愛する上司・鶴見少佐のブロマイド写真。そのブロマイドを探しに鯉登少尉が現れ、駆け寄ってきた鯉登にブロマイドを手渡すと何度もお辞儀で感謝の意を伝えてくる、というストーリーが、20秒ほどの中に収まっている。
すごいのは、二次元のキャラクターが三次元に飛び出してくるという発想とその技術。そして、切り絵でキャラクターとブロマイドが作成されているところに深い作品愛を感じる。
■「愛が画面から溢れてくる」と称賛の嵐
コマ撮りで撮られた二次元と三次元を融合させたショートアニメに感動した声は多く、「面白く拝見しました」「見ていてとても楽しい」「すばらしいです 見入ってしまいました」と絶賛の嵐。
また「写真を受け取って何度もお辞議するところに鯉登君の素直さがでてますね!」「鯉登少尉の嬉しい気持ちが伝わってきました」「かわいすぎる…」など、鯉登少尉の可愛さに心掴まれた声も多く、皆感激した様子。
中には「日本のアニメーションは、海外からセルアニメがやってくる1930年代までは実際に紙に描いた絵を切り抜いたものを背景画において撮影するという手法で作られていた。アニメの原点に立ち返った新鮮さがあって善きでした」と豆知識を交えながら褒め称える有識者もいた。
記者は、そんな力作アニメを制作したシライシさんを取材した!
■撮影枚数はお蔵入りを含めると約400枚
今回の卓越したコマ撮りアニメ。そのキャリアを聞いてみると、「切り絵のコマ撮りアニメは以前も何度か作ったことがありますが、立体で制作したのは今回が初めてです」とシライシさん。
制作時間については、下絵から動画編集を含めて大体2~3週間ほど。撮影枚数はなんと200枚ほどで、お蔵入りを含めると300~400枚は撮っているとのことで、完成度の高い濃密な動画を作るため悪戦苦闘したことが伺える。
また「In Shotという無料のスマホアプリを使いました」と撮影・編集は全てスマホとのこと。
■軽快な動きを表現するため…
難しかったのは撮影だったという。
「1ミリでもずれてしまうと動きがぎこちなくなって違和感が出てしまうので。最初の漫画から飛び出してくる所は特にこだわりました」(シライシさん)。
確かに最初のくるりんとジャンプして飛び出してくるシーンはカッコよく、こだわりが感じられるシーンの一つだ。また、鯉登少尉といえばアニメ版での軽快な動きだが、この動きを表現するため納得いくまで切り絵パーツを作り直しては微調整…の作業を繰り返したという。
■フルマラソン完走したくらいの達成感
完成した時の気持ちを問うと「完成した時はフルマラソン完走したくらいの達成感がありました笑 ゴールデンカムイのキャラクターはみんな魅力的なので他のキャラで今回のようなアニメーションにまた挑戦してみたいですね!」(シライシさん)。
漫画の中から、二次元キャラクターを切り絵で三次元に見事に召喚した今回の作品。「飛び出す絵本風の立体切り絵も過去にいくつか作っているので、久しぶりに新作を作りたいなと考えています」と続ける。過去作も合わせて、これからの新作も要チェックだ。
https://twitter.com/4_Ra_14/status/1669650694205509632?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1669696982972252160%7Ctwgr%5E79b5e920dc8a4742ac168c39836fa42285963ac6%7Ctwcon%5Es3_&ref_url=https%3A%2F%2Fsirabee.com%2F2023%2F07%2F10%2F20163107405%2F
(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)
https://sirabee.com/2023/07/10/20163107405/

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映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の予告編で流れる曲は?

2023-07-11 | 先住民族関連
CDJournal7/10(月) 13:48配信

映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の予告編で流れる曲は?
 映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が、10月20日(金)より全国でロードショー。封切りに先駆け、予告編が公開されています。
 本作は、マーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーンら豪華キャストを迎え、実話を基に描いた西部劇サスペンス。1920年代、オクラホマ州オーセージ郡。先住民であるオーセージ族は、石油の発掘によって一夜にして莫大な富を得ました。その財産に目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、ついには殺人にまで手を染めます。
 予告編で使用されている楽曲は、カナダの電子音楽グループ“The Halluci Nation”がアメリカのミュージシャン / シンガー・ソングライター“Black Bear”をフューチャーしたThe Halluci Nation Ft. Black Bear「Stadium Pow Wow」です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca22d0c11db6b50e477b7277d49aee67a6d4879d

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マレーシア:権威主義体制の粘性と改革の可能性

2023-07-11 | 先住民族関連
時事通信2023.07.10
鈴木 絢女 【Profile】
2018年に独立以来初の政権交代を果たしたマレーシア。しかし、マハティール、アンワール両氏による新政権は2年足らずでその枠組みが瓦解した。22年11月には、長年にわたり政治経済改革を訴え続けたアンワール氏が首相の座についたが、政治制度改革はなかなか進みそうにない。
2018年5月のマレーシア下院議会選挙で、マハティール・モハマド率いる野党連合希望連盟(Pakatan Harapan: PH)が、222議席のうち過半数となる121議席を獲得した。与党連合国民戦線(Barisan Nasional: BN)は敗北を認め、独立以来の長期政権が幕を閉じた。
2010年代の東南アジアでは、タイ国軍によるクーデター、ジョコ・ウィドド大統領やロドリゴ・ドゥテルテ大統領による政治的・市民的自由の制限が顕著になり、「権威主義化」や「民主主義の後退」が政治分析のキーワードとなった。PHの勝利は「暗闇のただ中にある地域の希望」となるはずだった 。
しかし、20年2月、PH政権は発足から2年足らずで瓦解する。与党連合から離反したマレー人議員がBNやイスラーム党(Parti Islam Se-Malaysia: PAS)などの在野勢力と共にプタリン・ジャヤのシェラトンホテルに集まり、下院の過半数の掌握を主張し(「シェラトンの変」)、翌月には政変の首謀者の一人であるムヒディン・ヤシンが首相に就任した。ムヒディン率いるマレーシア統一プリブミ党(Parti Peribumi Bersatu: Bersatu)とPASは国民連盟(Perikatan Nasional: PN)を結成し、BNと連立を組んだ。人々はこの間、パンデミックに直面しながら民意を反映しない与党連合に統治されることになった。
22年11月の総選挙では与党連合が再び分裂し、PN、BN、PHの3つ巴の戦いとなり、アンワール・イブラヒム率いるPHが81議席を獲得して第一党になった。BN政権期に副首相の座にありながら、アジア通貨危機をめぐるマハティールとの対立によって失脚したアンワールが、24年という時を経て首相に就任したことは、国内外で大きな注目を集めた。しかし、PHの獲得議席は下院の過半数には届かず、BN(30議席)とサラワク政党連合(Gabungan Parti Sarawak: GPS、23議席)などとともに奇妙な連合を形成した 。
マレーシアの主な政治勢力・政党(2023年7月現在)
与党 PH(希望連盟) 民主行動党(DAP)、人民公正党(PKR)=アンワール首相が総裁、国民信託党(AMANAH)など
BN(国民戦線) 統一マレー国民組織(UMNO)、マレーシア華人協会(MCA)、マレーシアインド人会議(MIC)など
GPS(サラワク政党連合) 統一ブミプトラ伝統党(PBB)、サラワク人民党(PRS)、サラワク人民統一党(SUPP)など
野党 PN(国民連盟) イスラーム党(PAS)、マレーシア統一プリブミ党(Bersatu)など

BN長期政権はなぜ倒れたのか。PH政権はなぜ瓦解したのか。マハティール、アンワールによるPH政権はマレーシアの政治経済を改革したのか、それとも、BNの遺制はまだ生きているのか。
権威主義の強靭性という特集のテーマに寄せて、18年以降の政治動向をマレーシア政治史の中に位置付けながら考えてみたい。
BNの権威主義体制
2018年総選挙は、マレーシア政治史で特筆されるべき出来事になった。1957 年の独立以来の連盟党(Alliance Party)とその後継政党連合BNによる61年間にわたる統治に終止符を打ったからである。
BNは野党も参加する定期的な選挙によって権力を得たが、選挙区は頻繁に操作され、BN支持の強いマレー人やその他のブミプトラ(先住民族)の票に重みがつけられた。また、扇動法や結社法、国内治安法など、英植民地期から独立期にかけてつくられた法律が個人の政治的・市民的自由を制限し、政権の反対者を沈黙させるために執行された。
彼らが裁判所に救済を求めるようになると、BNは司法人事に介入し、裁判所の独立性・中立性を削いだ。BNによるインフラ開発事業や民営化をめぐっては決定プロセスの不透明性が指摘され、閣僚らによる汚職疑惑がついて回ったが、法律の適用や司法への介入によって、BNは批判を退けることができた。開発事業をはじめとする利権の配分は、BN政治家の忠誠心を高め、各選挙区での票固めに有利に働いた。このような制度・慣行は独立期から着実に蓄積されていき、マハティール・モハマド政権期(1981-2003年)におおむね完成した。
2018年選挙
長期政権の最後の首相となったナジブ・ラザク(2009-18年)は、こうした仕組みを総動員した。自らが設立し経営諮問委員会の長となった国営投資会社1マレーシア開発公社(1MDB)をめぐるスキャンダルが暴露されたためである。
成長産業への投資をうたう1MDBには多額の国家財政が注ぎ込まれたが、やがて子会社の債務、取り巻きビジネスマンによる不正資金流用、さらには関連会社からナジブ個人の口座への26億リンギの送金などさまざまな疑惑が野党やメディアによって暴露された。史上最悪ともいえる汚職スキャンダルは、補助金削減や物品・サービス税(GST)の導入を一因として生活費の高騰に苦しむ有権者の嫌悪を引き起こした。
BN内の最大与党統一マレー国民組織(United Malays National Organization: UMNO)からも、首相への疑義が噴出した。ナジブは扇動法や2012年に成立した治安違反(特別措置)法(Security Offences [Special Measures] Act: SOSMA)によって批判者を次々と逮捕した。また、ムヒディン副首相(当時)やマハティールらUMNO内の反対派には、更迭・党籍剥奪によって応酬した。
UMNOを離れたマハティールらは、Bersatuを形成し、積年の対立を乗り越えてアンワール率いるPHに合流した。PHは、GSTの撤廃などによる生活費上昇への対応、最低賃金の引き上げ、1MDBスキャンダルの追及、政治制度改革、投票年齢の18歳への引き下げなどを公約として掲げ、「新しいマレーシア」「法の支配」「国家のプライドの回復」をスローガンに選挙戦を戦った。ナジブは、選挙区変更や反フェイクニュース法の立法などによって権力維持を図ったが、PHは、従来の支持基盤である都市部の華人やインド人票をさらに増やし、またBNを支持していたマレー人の一部からも支持を取り付けることに成功した。下院の過半数を失ったBNからは、構成政党が次々と離反し、UMNOからも離脱者が出た。
改革の行方
マハティール率いるPH政府が最初に着手したのは、ナジブとその妻の訴追だった。選挙の1週間後にはナジブ私邸の家宅捜索、翌月以降にはナジブや1MDB関係者の起訴が続いた。ナジブの腹心で総選挙後にUMNO総裁になったザヒド・ハミディも慈善団体に関連した資金洗浄や背信で起訴された。これ以外にも、政府は検事総長、汚職対策局、選挙管理委員会人事の刷新、投票年齢の引き下げ、最低賃金の引き上げを敢行した。
しかし、政治制度改革は、リベラルな有権者が期待するほどの成果を上げなかった。扇動法や警察法、結社法などの法律は温存され、平和的集会法など改正された法律も微修正にとどまった。これに加えて、小学校でのジャウィ文字(マレー語のアラビア文字表記)教育の導入をめぐり、非マレー人団体からの抗議も相次ぎ、PHの強固な支持層であるリベラルな非マレー人有権者を落胆させた。
他方で、2018年選挙の公約だった国連人種差別撤廃条約の批准は、マレー人与野党からの激しい反発を引き起こした。マレー人およびその他のブミプトラの「特別の地位」への挑戦とみなされたからである。「特別の地位」は憲法で規定され、就学・就業機会、政府入札、ビジネス・ライセンスの交付等における優遇政策の根拠となってきた。この憲法規定への異議申し立ては禁止されており、規定の修正には上下両院の2/3の過半数に加えて、スルタンからなる統治者会議の承認が必要となる。憲法によって強固に守られたこの権利は、マレー人保守層による「マレー人の優位(Ketuanan Melayu )」の主張の根拠ともなってきた。
マハティールが検事総長や財務大臣など、長年にわたりマレー人が担ってきたポストに非マレー人を任命したこともあり、UMNOを中心とした在野マレー人勢力はPHに反マレー連合のレッテルを貼り、集会やSNSを通じてマレー人の反PH感情を煽った。こうした戦略が功を奏し、マレー人有権者のPHへの支持は時間と共に低下していった。
その結果、政権発足後に行われた補欠選挙のほとんどで、PHは負けた。やがて、首相ポストをめぐるマハティールとアンワールの対立、最大与党でアンワールを党首とする人民公正党(Parti Keadilan Rakyat: PKR)内のリーダーシップ争いもあいまって、PH内の不協和音は増幅し、「シェラトンの変」という顛末(てんまつ)を見る。
もっとも、PN-BN連合は極めて不安定だった。というのも、汚職容疑により実刑判決を受けたナジブの恩赦や自身の裁判の取り下げを目論むザヒドら一部のUMNO議員は、下野したアンワールとの共闘による政府転覆というカードをちらつかせ、ムヒディンに圧力をかけ続けたからである。結局ムヒディンはこの圧力に屈し、2021年8月にUMNOのイスマイル・サブリ・ヤアコブが首相ポストを継いだが、彼もまたザヒドらからの強い圧力によって、予定よりも早い解散総選挙を強いられた。
こうして行われた2022年11月の総選挙に勝利したアンワールは、持続可能性、繁栄、イノベーション、敬意、信頼、思いやりの6つの価値を核とする「マレーシア・マダニ(文明的なマレーシア)」を政権のスローガンに掲げた。23年2月には、奢侈品やキャピタルゲインへの課税、中所得者の所得税率の引き下げや中下層所得者向けの手当の充実を盛り込んだ予算修正案が、また、4月には殺人、テロなど11の罪について、強制死刑制度を廃止する法案が成立した。
アンワール氏への期待と落胆
長きにわたり、同性愛や汚職容疑で繰り返し有罪判決を受けたアンワールには、政治の自由化への大きな期待がかかった。しかし、現在までのところ、政権は政治制度改革に慎重な姿勢を示している。閣僚らは、扇動法やナジブ時代の立法であるSOSMAの修正を拒否し、オンラインメディアへの監視を継続し、民族、宗教、スルタンに関する挑発や中傷を避けるためにコミュニケーション・マルチメディア法を修正する意向を示している。
他方で、前政権と同様、過去の政権による不正の追及には余念がない。PN政権期にパンデミック対策として導入された建設業者支援のための資金の一部がBersatuに還流していた疑いで、23年3月にムヒディンが逮捕・起訴された。ムヒディンの支持者が、逮捕には十分な根拠がなく、政治的動機によるものであるとして反対デモを起こすと、アンワールは平和的集会法にもとづいてこれを捜査した。ここでも明らかになった政治制度改革の停滞は、人権団体や弁護士からの落胆と批判を引き起こしている。
アンワールの国内政治における優先順位は、「シェラトンの変」再来を防ぐことにあるように見える。74議席を握る野党連合PNは、政権転覆の脅しをかけ続けている。他方で、ナジブの恩赦や汚職裁判取り下げを求めるザヒドらUMNO議員は、裁判の行方次第でアンワールへの支持を撤回するオプションを常に持っている。このような政局のなかでの政治制度の改革は、政敵の牙を抜く手段を自ら手放すことを意味する。また、自由主義制度の拡充は、もともと政治の自由化に関心のないUMNOの機嫌を損ねることになるかもしれないし、それがブミプトラの特別の地位に関わるものとなればなおさらのことであろう。こうした事情から、アンワール政権においても、権威主義体制が抜本的に改革される見通しは必ずしも明るくない。
なぜ改革は挫折するのか
政治制度改革の分野では、2つのPH政権による自由化へのためらいを見て取ることができる。運転手がBNからPHに変わっただけで、車は同じ、向かっている先も同じなのかもしれない。
政権を握る者にとっては、激しい競争の中で、自らの権力を守るために権威主義的手法に訴える誘因は常にある。権力者の自制の難しさという自由民主主義をめぐる普遍的な問題に加えて、マレーシア固有の問題もある。それが、ブミプトラの特別の地位である。
21世紀のマレーシア政治を振り返ると、改革の試み(あるいは宣言)は頻繁にあった。2003年にマハティールの後継者となったアブドゥラ・バダウィは、政治の自由化をうたった。前任者の権威主義的な統治を嫌った若者や都市部有権者の支持を回復するためだ。しかし、これに呼応してブミプトラ優遇政策の是非が議論されるようになると、UMNO は急進化し、首相はその圧力に屈し、優遇政策の継続を明言せざるを得なかった。さらに、選挙の透明性やインド人の権利を求める社会運動が起きると、アブドゥラは警察を使ってこれを抑え込んだ。こうした抑圧を背景に下院議席を減らしたアブドゥラに代わって首相になったナジブもまた、当初は改革を掲げ、政治の自由化や、優遇政策の根拠を民族から所得水準へと変えることを宣言した。しかし、いずれも、UMNOやその他マレー人団体からの激しい反発に遭い、骨抜きになった。
こうした過程を経て、非マレー人票の大部分はPHの票田として固定化された。しかし、人口の7割近くを占め、また票に重みのある農村部に多いマレー人やその他ブミプトラ有権者の支持を得なければ、選挙には勝てない。しかも、今回の選挙でPASが最大政党になったことにも明らかなように、汚職のイメージの強いUMNOは忌避するものの、PHの改革アジェンダにも賛同しないマレー人有権者が多く存在する。このようなマレー・イスラーム保守層の存在は、PHによる自由化へのためらいの一つの要因となっている。
改革の弁証法
それでは、誰が政権を取っても、BNが作り上げた権威主義体制は強靭性を保ち続けるのか。ここでは、2018年以降のいくつかのポジティブな変化を指摘しながら、漸進的に改革が進んでいく可能性を示してみたい。
まず、反汚職の世論が常態化したことである。 18年選挙、22年選挙でUMNOが議席を劇的に減らした理由の一つは、それぞれナジブとザヒドという汚職容疑のあるリーダーに対する有権者の拒否感だった。これ以降、マハティール、ムヒディン、イスマイル・サブリの各政権は閣僚の資産開示を要求し、アンワールはさらなる透明化を指示している。政治家にとって、汚職に関わるリスクは以前よりもずっと高くなっている。
また、イスマイル・サブリ政権期には、党籍変更禁止法(Anti-hopping Law)や投票年齢引き下げの早期実施などの改革が実現した。この背景には「シェラトンの変」以降の不安定な政権運営を引き継いだイスマイル・サブリ政権が議会や司法改革を約束する代わりに、野党側が予算案など重要な審議において反対票を投じないことを約束した「変革と政治的安定に関する覚書」がある。権威主義体制の担い手だったBNが、自らの延命のために野党PHの改革アジェンダを受け入れるという方法でもって、制度改革が実現したことは特筆に値する。
いずれの事例も、汚職や選挙を経ない政権奪取など、民主主義を揺るがす事件が起きた後に、その反動として、党派を超えて改革が支持される可能性を示している。もっとも、改革が起こるためには、政権交代が現実的となる程度の政治的競争があることが前提ではある。政権交代の可能性はまた、司法機関が特定の勢力におもねらず、独自の判断をすることによる改革の道も開くかもしれない。
2023年総選挙でPASが最大議席を獲得したこと、その支持者に若者も多く含まれたこと、そしてアンワールが権威主義的な制度を利用していることは、リベラルな有権者を落胆させた。しかし、改革の可能性は小さくないかもしれない。
バナー写真:プトラジャヤのモスクで礼拝を終えた、マレーシアのアンワール・イブラヒム新首相=2022年11月24日(AFP=時事)
https://www.nippon.com/ja/in-depth/a08602/

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アラスカン・マラミュートの歴史: 北極のそり犬から家族のペットまで

2023-07-11 | 先住民族関連
ドックマガジン2023年7月10日 by ヒロシ

北極圏のそり犬の中で最も古い犬種の 1 つであるアラスカン マラミュート (マラミュート) は、非常に過酷な環境で働き、生きてきた誇り高い歴史を持っています。 これらの疲れ知らずの犬は作業グループのメンバーであり、その形と機能は重量物輸送の起源に直接関係しています。 彼らは競走犬ではありませんが、低速で重い荷物を引っ張ることを目的としています。
フレンドリーで献身的なアラスカン マラミュートは、最も古い犬種の 1 つと考えられます。 彼らは何千年も前に、シベリアの北極地域から来た人々とともにベーリング海峡を渡ったと考えられています。 かつて北米に到着すると、彼らはイヌイットと暮らし、働いていました。イヌイットは生存のためにこれらの犬に依存していました。
先住民のマーレムット
品種名は、アラスカ北西部のコッツェビュー湾の海岸沿いに定住したイヌイットの部族、マーレムット族から取られました。 アラスカが米国の領土となるずっと前に、アジアの船員がこの北の広がりを訪れたとき、先住民は「アリエスカ」の土地に住んでいました。 故郷に戻った船員たちは、先住民族が犬を使ってそりを引いているのを見たという話をした。
初期の著作では、マーレムートの人々が彼らの犬に言及せずに言及されることはありません。 犬のチームで何千マイルも旅した旅行宣教師は次のように書きました。
これらのマラミュートは…平和的で、幸せで、働き者で、一人の妻を信じ、有能なガイドで、そして素晴らしい犬を飼っています…彼らは、そりを引くには立派な動物が重要であり、そりなしではこの種の旅行手段は成り立たないことに気づいています。国の実現が不可能な場合もあります。
犬は力強い外見をしており、ウェザーコートと呼ばれる厚い密な二重被毛(厚い粗い毛皮の外被と、肌に近い綿毛の内被毛)、直立した耳、波打つ羽毛のように背中に運ばれる見事なふさふさした尾、丈夫な足、色はさまざまですが、ほとんどがウルフグレーまたは白黒です。 犬は驚くべき持久力と不屈の精神を持っています。 マラミュートの人々とその犬は、他のイヌイットの間で非常に尊敬されています。
マラミュートは主に重いそりを引くために使われていましたが、その他にも物資を運ぶ荷造り犬、アザラシや他の北極の哺乳類の狩猟、クマから人々を守るなどの仕事もありました。 彼らはこれらすべてを残酷な北部の条件で行い、その結果、信じられないほどの力と持久力を備えた強力な犬に進化しました。 彼らの愛情深く忠実な性質は、人間の家族との密接な絆から来ていると考えられます。 犬たちはよく子供たちと遊んだり、家族のシェルターで寝たりして、夜にみんなを暖かくしてくれました。
1800 年代末のゴールドラッシュの時代、使役犬の需要が高まりました。 需要に応えるために、地域外からのさまざまな品種が在来のそり犬と交配されました。 これにより、アラスカン・マラミュートは危うく全滅するところだった。 しかし、マーレムートの人々は遠く離れた孤立した存在でした。 彼らのマラミュートはほとんどが純粋なままであり、マラミュートの名前はこの部族に由来しています。
マラミュートはその伝統のおかげで、他の北部の品種よりも強力で重いはずです。 彼らの顔の模様は独特の特徴であり、真っ白な顔、またはバーやマスクでマークされた顔のいずれかで頭を覆う帽子で構成されています。
現在のアラスカンマラミュート
アラスカン・マラミュートは 1935 年に Dog Magazine によって完全に認められ、同年にこの品種の最初のチャンピオンシップが授与されました。 ペットとして、そり遊び、重り引き、スキージョリング、バックパッキング、その他の冬のアクティビティを楽しむ人々の間で人気があり、マラミュートはオビディエンスリングや敏捷性試験でタイトルを獲得しています。
伝統的な生活を送っているアラスカン・マラミュートは今でもいますが、多くは暖かい気候で家族のペットとして暮らしています。 だからといって運動能力が低下するわけではなく、飼い主と一緒にそり遊び、バックパッキング、ジョギング、敏捷性などのさまざまなアクティビティを楽しんで得意とすることができます。 アラスカン・マラミュートの飼い主に人気のもう 1 つのスポーツは、ウェイト プルです。 これらの競技には、犬が一定の時間内に一定の距離を一定の重量で引っ張る競技が含まれます。 連続する各ラウンドでは体重が増加し、犬は引っ張りを完了できた場合にのみ次のラウンドに進みます。
マラミュートは伝統的にイヌイットのキャンプ場を守っていますが、見知らぬ人が近づいても動揺しません。 ほとんどの人は実際に人々からの注目を望んでいます。 さらに、マラミュートには自信と独立性を期待してください。 これは、彼らの意志の強い性質に加えて、同性の他の犬と必ずしもうまくやっていけるとは限らないことを意味します。 また、繊細な性格を持っているので、優しく扱ってください。
https://www.dog-magazine.jp/2023/07/10/アラスカン・マラミュートの歴史-北極のそり犬か/

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沖縄の新しい映画祭「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」11月下旬開催

2023-07-11 | ウチナー・沖縄
映画.COM7/10(月) 14:00配信

沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指す
 2023年11月下旬から沖縄県・那覇市の会場を中心に、環太平洋地域にフォーカスした新しい国際映画祭「第一回Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」が開催される。
 NPO法人Cinema at Sea(設立準備中/代表理事:黄インイク)による本映画祭は、優れた映画の発掘と発信を通じて、各国の文化や民族、個々人の相互理解を深め、将来的に沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指す。
 環太平洋の各国・島々で製作された映画作品を対象にコンペティション形式による優秀作品の選考と上映を行うほか、特定の島国やエリアにフォーカスした作品を集めた特集上映「Pacific Islandショーケース」を行う。上映以外の取り組みとして、製作者向けに国際共同制作を促進するプログラムやワークショップなども企画中で、沖縄を拠点に環太平洋地域の映画産業を盛り上げる長期的な施策を構想している。
 本映画祭のエグゼクティブディレクターは、沖縄在住・台湾出身の黄インイク(こう・いんいく)監督。沖縄に住みながら映画の監督やプロデューサーをする黄監督は「沖縄は国際映画祭をやるのに最適な場所なのではないか」と、2018年から構想を練り始め、コロナ禍に温めていた構想を形にすべく、「国や言語を越えて、喜びを共有できるようなイベントにしたい」と今年初めの一歩を踏み出す。
 公式アンバサダーは、国際的な活躍が目覚ましい沖縄出身の俳優・尚玄がつとめ、映画監督・俳優の東盛あいかが運営団体の理事に就任した。
 コンペティション部門の作品募集は7月10日(月)~ 8月31日(木)日本時間の24時まで。作品応募の要項は公式ホームページ(https://www.cinema-at-sea.com/)で告知する。
▼「Cinema at Sea」が発表した本映画祭立ち上げの背景と概要
―なぜ沖縄で開催するのかー
 太平洋の西側に位置する沖縄の島々は、過去数世紀にわたり、琉球、日本、中国、米国、台湾からの文化的影響を取り入れ、そして混ざり合いながら、独自の伝統文化を形成してきました。沖縄という言葉だけでは括れないほど、その中には多様性があります。ユニークな国際的地位を持つ沖縄は、その多様さを表現する上で理想的な場所です。
 また、琉球諸島より南を見渡すと、類似した島嶼文化をもつ島国や地域が多いことに気付きます。かつて航海民族によって広がった島嶼文化は、台湾やフィリピン、オセアニア、ハワイ、そしてチリなど広範囲にわたります。
 当該地域は、沖縄と同じく独自の島文化が見られ、先住民というマイノリティーにおけるアイデンティティや年々加速する気候変動など様々な問題と対峙してきました。それらは現在世界共通のイシューであり、SDGsの国際目標と類似しています。そのため、長年課題と向き合ってきた環太平洋地域から生まれる文化芸術は、国際社会の変革をもたらすことができるのではないか、と考えています。
 これらの背景から、日本において島嶼文化が色濃く残る沖縄で、文化的類似性がある隣国の台湾、そして周辺の島々を「環太平洋地区」という新しい枠組みで捉え直し、映画を通じて世界に新しい価値観を提言すべく「Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」を立ち上げることとなりました。本映画祭では「Cinema at Sea」をテーマに、優れた映画の発掘と発信や、様々なプログラムやイベントを通じて、各国の文化や民族、個々人の相互理解を深め、国際的なネットワークを築き、沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指しています。
▼環太平洋地区とは
 本映画祭では、下記の国・地域を環太平洋地区として定める。
日本、アメリカ、インドネシア、エクアドル、エルサルバドル、オーストラリア、カナダ、韓国、カンボジア、北朝鮮、キリバス、グアテマラ、クック諸島、コスタリカ、コロンビア、サモア、シンガポール、ソロモン諸島、タイ、台湾、中国、チリ、ツバル、トンガ、ナウル、ニウエ、ニカラグア、ニュージーランド、パナマ、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオ、東ティモール、フィジー、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、ペルー、香港、ホンジュラス、マカオ、マレーシア、マーシャル諸島、ミクロネシア、メキシコ、ロシア連邦(ニューカレドニアなどの太平洋にある海外県・海外領土も対象)
▼コメント全文
■エグゼクティブディレクターに 黄インイク監督
 私は2013年からドキュメンタリー映画の製作のために沖縄へ通い始めました。沖縄と出会ったことは、私の人生を変えたターニングポイントだといっても過言ではありません。2016年に沖縄へ移住後は、私の故郷である台湾との文化交流の活発化はもちろんのこと、沖縄を新たな映画製作における国際共同製作の拠点にしたいという夢があり、日々活動しています。
 そして、この想いを実現させるべく「環太平洋」という新たな枠組みで、今年より沖縄で新たな国際映画祭を始めることとなりました。本映画祭は「Cinema at Sea」というテーマのもと、映画祭全体を通じて国や言語を超えて人と人が触れ合い、喜びを共有できるようなイベントにしたいと考えております。
 国際映画祭という文化・芸術が融合するイベントを通じて、世界中に沖縄をはじめとする環太平洋地区の新たな魅力を届けるだけでなく、沖縄が新たな文化発信拠点となるよう、私も全力を尽くして参ります。
■公式アンバサダー 尚玄
 俳優を始めて約20年、これまで様々な海外作品や映画祭に参加させていただきました。今までの経験を活かして、故郷に恩返しできることはないかと模索する中で、国際映画祭の開催は僕の長年の夢でもありました。
 琉球王国時代に中継貿易地として栄え、アジアをはじめ周辺諸国と交流していた歴史的背景と文化的多様性、そして観光地として多くの人々を魅了している沖縄は国際映画祭の開催地として理想的ではないかと考えていたからです。
 本映画祭が掲げる、沖縄を文化発信基地として環太平洋地域の国々を繋いでいくというコンセプト、映画の上映だけではなく教育や人材育成も視野に入れたプログラムに賛同し、アンバサダーとして参加させていただくこととなりました。
 この映画祭が架け橋となり日本映画の国際化の一助となれるように、そして地元の方々や観光客の皆さまにも楽しんでいただける、秋の沖縄の新しい風物詩となるよう僕も精一杯尽力いたします。
■理事 東盛あいか
 私は映画館が無い小さな島で育ちました。島の外には何でもあると思い憧れ、故郷の豊かさに気づけませんでした。しかし、映画を通して世界を知り、故郷の島を知ろうとするきっかけが生まれました。そして何より、閉鎖的に感じていた島々の可能性を映画は教えてくれました。
 私達は繋がれる。私達はこの土地に生きていると発信ができる。「Cinema at Sea」は沖縄を中心に環太平洋へと和を広げ、文化交流と発信を実現させる国際映画祭です。そして沖縄の次世代へ繋げるためにも、地元の方々と一緒に盛り上がれる映画祭として続けていきたいです。
▼第一回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル 概要
【正式名称】 第一回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル(Cinema at Sea - Okinawa Pan-Pacific International Film Festival 2023)
【主  催】 Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル事務局
【開催期間】 2023年11月下旬
【開催会場】 那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール等、那覇市内を中心とした会場
【実施内容】 公式コンペティション作品上映、特集上映、トークイベント他
【公式サイト】 https://www.cinema-at-sea.com/
https://news.yahoo.co.jp/articles/6357d1556b92142d2e46efbbbcb898b9241033bd

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加オンタリオ州 大型炉を建設へ SMRも3基追加

2023-07-11 | 先住民族関連
原子力産業新聞10 Jul 2023

ブルース・パワー社で大型炉計画への支援を約束するオンタリオ州のT.スミス・エネ相 ©Bruce Power
カナダのオンタリオ州政府は7月5日、州内で約30年ぶりとなる大型炉(最大480万kW分)をブルース原子力発電所で建設するため、ブルース・パワー社と開発前段階の準備作業を開始すると発表した。また、ダーリントン原子力発電所で計画している小型モジュール炉(SMR)の建設についても、追加で3基建設する方針を表明。州営電力のオンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社と、具体的な計画の立案や許認可手続きに向けた作業を開始したことを7日付で明らかにした。
同州では2000年代、ブルース・パワー社とOPG社が既存のブルース、ダーリントンの両原子力発電所における増設計画や複数の新規サイトで建設計画を検討していたが、2009年~2013年までに両社はこれらすべての計画を凍結。カナダ原子力安全委員会(CNSC)にサイト準備許可(LTPS)申請の取り下げを要請した上で、既存炉の大規模改修工事を開始していた。
今回、大型炉の建設準備を開始した理由として、州政府は州内で進展する電化と、それにともない2030年代以降に増加が見込まれるクリーンで信頼性の高い電力への需要、および同州の人口増加と安定した経済成長に対応するためと説明。また、同州の独立系統運用者(IESO)がこの需要増への対応策として、原子力のように10年以上のリードタイムを必要とする発電資産の計画立案と立地、環境影響評価といった作業を開始するよう同州に勧告したことを挙げた。
IESOが昨年公表した報告書「脱炭素化への道筋(P2D)」によると、同州がCO2排出量の削減目標を達成しつつ電力需要の増加に対応するには、2050年までに州内の発電設備容量を8,800万kWに倍増する必要がある。州内の総発電量の約50%を賄う原子力については、ベースロード電源として1,780万kWの設備が追加で必要だと予測している。
こうした背景から、ブルース・パワー社が今回、ブルース発電所サイトでの原子炉増設について連邦政府の承認を得るため、環境影響評価(IA)や関係コミュニティとの協議を開始する。大型炉のIA実施プロセスについては、連邦政府の環境影響評価庁(IAAC)が全体的な責任を負っているが、オンタリオ州政府は承認手続きにおける重複を排除するなどして効率性を高め、クリーンなエネルギー源の建設プロジェクトが速やかに進められるよう連邦政府と協力していく考えだ。
また、開発前段階の準備作業には、複数の先住民コミュニティとの協議や一般国民からの意見募集などが含まれるため、完了まで数年を要する見通し。周辺環境や国民に対する新たな原子炉の影響を検証することにより、サイトの適性を適切に評価することになる。
ダーリントンで4基のSMR建設へ
ダーリントン発電所ではOPG社が2012年8月、大型炉の増設(最大4基、480万kW)用としてCNSCから「サイト準備許可(SPL)」を取得した。大型炉計画を中止した後、同社は同じ場所でSMRを建設する計画を進めており、CNSCに要請して2021年10月にこのSPLを10年更新。同年12月には、「ダーリントン新規原子力開発プロジェクト(DNNP)」に採用する設計として、3つの候補SMRの中からGE日立・ニュクリアエナジー(GEH)社製の「BWRX-300」(電気出力30万kW)を選定していた。
その後OPG社は、2022年10月に初号機の建設許可申請書をCNSCに提出しており、2028年第4四半期の完成を目指して準備作業を進めている。オンタリオ州政府は今回、この初号機に3基を追加して合計4基の「BWRX-300」を建設すると表明。これはOPG社が今年1月、GEH社およびカナダで加圧重水炉(CANDU)事業を手掛けるSNC-ラバリン社、建設大手エーコン(Aecon)グループと6年契約で結んだ初号機建設のための協力協定に基づいている。
今後は追加設備についてもCNSCに建設許可を申請し、2034年から2036年までの間に運転を開始する計画だ。
州政府によると、追加の3基を建設する頃には、初号機の建設経験等を通じてコストの削減やスケジュールの短縮方策を適用できるようになる。例として、冷却水の取水や送電網への接続、4基すべての運転を制御可能な中央制御室など、複数ユニットによる共通インフラの活用を挙げた。また、OPG社はダーリントン発電所の改修工事を通じて、大型原子炉の建設プロジェクトを予算内・スケジュール通りに進める知見を培っており、同様のアプローチをSMR建設に適用できると強調している。
(参照資料:オンタリオ州政府①、②、③、ブルース・パワー社、GEH社の発表資料、原産新聞・海外ニュース、およびWNAの7月6日、7日付け「ワールド・ニュークリア・ニュース(WNN)」)
https://www.jaif.or.jp/journal/oversea/18612.html

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800以上の少数部族が暮らし、多彩な文化が息づく「パプアニューギニア」ってどんな国?

2023-07-11 | 先住民族関連
タビジンJul 10th, 2023.Posted by: あやみ
オーストラリアの北160km、赤道直下に位置する「パプアニューギニア」は、600以上の島々があり、20の州と4つの地域で構成された国です。また、独自の文化が多数存在するユニークな場所でもあります。今回は、そんなパプアニューギニアの基本情報をはじめ、魅力的な観光スポット、世界遺産、人気のスポーツをご紹介!
パプアニューギニアの基本情報
太平洋南部に浮かぶニューギニア島の東半分と、ビスマーク諸島などの島々からなるパプアニューギニア独立国は、沿岸部から高地まで、手つかずの大自然に恵まれた島国です。面積は約46万平方キロメートルで日本の約1.25倍あります。
首都はポートモレスビーです。ここにはジャクソン国際空港があり、パプアニューギニア各地への玄関口になっています。

人口は994万9,437人(2021年)で、800以上の部族を有し、パプア系、メラネシア系の人たちが暮らしています。また、公用語は英語ですが、ピジン英語、モツ語なども使われています。宗教は主にキリスト教。ただし、祖先崇拝といった伝統的な信仰も根強いです。
パプアニューギニアの国旗の、黄色い鳥は国鳥の「極楽鳥」で、富と幸福と親善のシンボル。5つの星は「南十字星」を、赤は「太陽と国民の活力」を、黒は「肌の黒いメラネシア人」を表しています。
ちなみに国名は、パプアがマレー語で「ちぢれ毛」という意味で、ニューギニアは先住民の外見がアフリカのギニア地方の住人とよく似ていたことから名付けられました。
パプアニューギニアに行くには?
日本からパプアニューギニアへは直行便が就航していません。行き帰り最低1カ所で乗り換える必要があります。成田・羽田空港から首都ポートモレスビーへ行く場合、フィリピンのマニラ、中華人民共和国の香港、シンガポールなどで乗り継ぎが可能です。
パプアニューギニアに入国するためには、ビザの取得が必要(2020年3月以来コロナ禍の影響でアライバルビザは停止中)です。詳しい申請方法はこちらをご確認ください。
また、2023年7月現在、パスポート残存有効期限は、入国時に6カ月以上、未使用査証欄4ページ以上が必要になります。
パプアニューギニアの最新の渡航情報について詳しくは下記をご覧ください。
パプアニューギニア駐日大使館
海外安全ホームページ
※パプアニューギニアではマラリアにかかるリスクがあります。必須ではありませんが、心配なようなら、渡航前に抗マラリア薬の内服などを検討した方がいいかもしれません。
パプアニューギニア随一のリゾート地「マダン」
ニューギニア島の北部海岸に位置する「マダン」は、パプアニューギニアで「南太平洋でもっともかわいらしい町」といわれています。マダンリーフという環礁に囲まれているため、透明度の高い海と珊瑚、白浜のビーチを楽しめる、パプアニューギニア随一のリゾート地でもあります。
また、マダンは魚影が濃く、人気のダイビングスポット! ギンガメアジやバラクーダの群れと遭遇できる可能性も大です。歩くサメとして知られる、パプアニューギニアの固有種「フーデットカーペットシャーク」に出会えることも。
さらに、野菜や果物、ナッツ類のほか、アクセサリーや木彫りの民芸品を売っている公設市場(マーケット)は、お土産探しにもってこいです。市場の隣には、かつてこの地を植民していたドイツ人の墓地もあります。
そのほか、映画『ロビンソンクルーソー』のロケ地のひとつ、大ウナギやスッポンモドキが生息する、マダン郊外の「バレク自然公園」や、マダンの町を一望できるアムロン高地、旧日本軍の飛行場を訪れる現地ツアーもあります。
マダンはポートモレスビーから国内線で、わずか1時間です。パプアニューギニアを訪れたら、ぜひ行きたい町ですね。
太古の昔から、独自の文化を持つ部族が暮らす「セピック川」
パプアニューギニア最大、全長約1,100kmの「セピック川」流域には、太古の昔から独特の生活様式と精霊信仰を持つ、さまざまな部族が暮らしています。
この流域を象徴するのは、精霊をまつる神聖な家「ハウスタンバラン」です。祖先の霊や自然界の精霊はすべてこの家に君臨すると信じられています。
また、注目したいのがセピック川流域で作られている、精霊やワニなどを象った木彫り、トーテムポール。原始美術として世界中から注目を集めています。セピック川流域は、最もパプアニューギニアらしい雰囲気が残っているといえそうですね。
セピック川を観光するには、ロッジ滞在型と、クルーズという、大きく分けて2つの方法がありますが、いず れも毎日、小型ボートに乗り込み、セピック川沿いの村々を訪ねます。
雄大な自然があり、戦跡の見学も可能な「ラバウル」
旧日本軍南方方面司令部があったことで有名な「ラバウル」は、火山とジャングルがつくり出す雄大な自然を堪能できる町です。
この町には活火山があり、1994年に大噴火を起こして、町の大半が火山灰で埋まってしまいました。そのため、家を失った人々が車で30分ほどの場所に居を移し、そこが現在、ラバウルの中心地になっています。
この町で訪れたいのが、日本政府とパプアニューギニア政府が共同でつくった「南太平洋戦没者の碑」。この地は、第二次世界大戦中に日本軍が占領し、「ラバウル要塞」を築いたのです。今では、日本から多くの人々が参拝に訪れています。
さらに、旧日本軍司令部の地下壕や大発洞窟といった戦跡の見学が可能です。加えて、ココポの町にある「ココポ博物館」には、ゼロ戦や武器のほか、伝統工芸品、装飾品も展示されています。
映画『永遠の0』の舞台として知られ、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるが戦時中駐留したラバウル。日本とパプアニューギニアの歴史それぞれを振り返りつつ、ぜひ一度訪れてみたいですね。
ラバウルはポートモレスビーから国内線で、1時間20分ほどです。
世界遺産はひとつ! ニューギニア島最古の農耕地「クックの初期農業遺跡」
パプアニューギニアのバナナ農園
パプアニューギニアには世界文化遺産がひとつあります。パプアニューギニア南部、海抜1,500mの湿地にある、ニューギニア島最古の農耕地です。発掘調査で、少なくとも7,000年前から耕作が行われていたことが判明しており、さらに1万年前までさかのぼる可能性も。
さらに、4,000年前にはバナナの栽培が始まっていたことも証明されました。また、タロイモやヤムイモなどの生産がずっと続いている場所もあり、この農耕地は「クックの初期農業遺跡」として、2008年に世界遺産に登録されました。
これほど長期にわたり、独自の農業の発展や、農法の変化について考古学的な裏付けがとれた場所は、世界にも類がありません。
パプアニューギニアで人気のスポーツは?
パプアニューギニアで人気のスポーツはラグビー! 至る場所で子どもから大人までラグビーを楽しんでいます。
ポートモレスビーの国立フットボールスタジアムは、2015年のパシフィックゲームズ開催地であったためにアップグレードされ、今では世界トップレベルになりました。
また、毎年開催される、ナショナルチームの「クムル」対オーストラリア戦では、スタジアムが全席完売となり、大変盛り上がります。
[All photos by Shutterstock.com]
https://tabizine.jp/article/537236/

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自己評価 上 伝統芸能上演に手応え 逆境の中、工夫凝らし誘客

2023-07-11 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2023/7/10配信
 白老町のポロト湖のほとりに2020年、アイヌ文化の復興と発信のナショナルセンターとして整備された民族共生象徴空間(ウポポイ)が、12日に開業3周年を迎える。5月に新型コロナウイルスが感染症法上の位置付けで5類に引き下げられ、入場者の増加が…
この続き:1,128文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/feature/ainubunnkawotsumugu/112103/

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札幌で初「下水道展」 キッチンカーやパフォーマンスショーも

2023-07-11 | アイヌ民族関連
みんなの経済新聞7/10(月) 23:55配信

 下水道の展示会「下水道展?23札幌」が8月1日から4日間、札幌ドーム(札幌市豊平区羊ケ丘1)で開催される。(札幌経済新聞)
 今年で35回目を迎える下水道分野の展示会。昨年は東京で開催し、これまでに大阪や横浜、北九州など日本各地の会場で開催してきた。札幌では初の開催となる今回は、下水道事業の管理者である地方自治体などを対象に、全国から299の下水道関連企業・団体が下水道に関する最新技術や機器、サービスなどを展示・紹介する。
 札幌市下水道河川局をはじめ、道内各地の自治体や団体が参加する「オール北海道・下水道アカデミア」では、子どもや一般の人向けに楽しく下水道を学んでもらおうと、ARを活用した浸水中の歩行体験アトラクションやゲームが体験できるコーナーを用意。
 開催都市の札幌市が行う「オール北海道おもてなしスペース」では、キッチンカーによる道内各地のご当地グルメや道内自治体による特産品の販売、観光ポスター展を行う。YOSAKOIソーラン、アイヌ古式伝統舞踊、地元の高校生による書道パフォーマンスや踊りながら演奏をする「ダンプレ」パフォーマンスなどの企画も用意する。
 今回札幌の開催を記念して、「雪ミク」がデザインされたマンホールふたも設置する。マンホールふたは、大通公園や大倉山ジャンプ競技場、すすきのなど、市内の観光地5か所に7月中に設置する予定という。
 主催の日本下水道協会は「昨年市制100周年を迎えた札幌市での開催は初めて。さまざまな企画を用意しているのでぜひ足を運んでほしい」と話す。
 営業時間は10時~17時(初日=10時30分~、最終日=16時まで)。入場無料。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6175f26a6acc05919aae058550a513afc8c1d36

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