先住民族関連ニュース

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大阪万博でアイヌ文化発信 道知事が全国知事会議で表明

2023-07-26 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月25日 19:14
 鈴木直道知事は25日に山梨県で開かれた全国知事会議に出席し、2025年大阪・関西万博の会場で、アイヌ民族が伝統的な舞踊などを披露する機会を設ける考えを表明した。
 知事会が設置する万博推進本部会合で「わが国の先住民族であるアイヌの存在や文化を発信するまたとないチャンスだ」と述べた。胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に触れ「万博来場者にはぜひとも北海道に足を運んでいただきたい。・・・・
(金子俊介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/883178/

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ウポポイの国立アイヌ民族博物館で「アイヌ三大歌人」の特別展

2023-07-26 | アイヌ民族関連
NHK07月25日 19時06分

20世紀に活躍した3人のアイヌ文学の作家を通して、当時のアイヌの人たちの生き方などを振り返る特別展が、胆振の白老町にある「ウポポイ」で開かれています。
この特別展は、20世紀に活躍し「アイヌ三大歌人」とも呼ばれるバチラー八重子、違星北斗、森竹竹市の3人の作家に焦点をあてたものです。
このうち、1931年にバチラー八重子が出版した代表作『若きウタリに』は、同化政策によるアイヌの人たちの苦しい胸の内が短歌の形式でつづられていたことが紹介されています。
また、森竹竹市が晩年に書いた『アイヌ亡びず』という直筆の詩も展示されていて、アイヌ民族という存在が不滅であるとする最後の一節から、アイヌの人として生き続けるという強い姿勢がうかがえます。
特別展は、3人の作家の作品や生涯を通して、当時のアイヌの人たちがどういった心情で生きていたかを振り返る内容になっていて、伊達市から訪れた60代の男性は「アイヌの方々の暮らしや歴史、文化を過去のものにしてはいけないし、差別の歴史も含めて全部受け止めなければならないと思った」と話していました。
この特別展は、8月20日までウポポイにある国立アイヌ民族博物館で開かれています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230725/7000059443.html

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【書評】スケッチとともにつづられる原野への深い愛情『雪原の足あと』

2023-07-26 | アイヌ民族関連
山と渓谷2023.07.26
評者=伊藤健次
「ちょっこうさん」の愛称で知られる山岳画家・坂本直行の画文集。『山・原野・牧場』『原野から見た山』に続くヤマケイ文庫での復刻第3弾である。うれしい。
これまで茗渓堂の旧版を何度読み返しただろう。ポロシリの歌声。九の沢カールのケルン。アイヌの老猟師、広尾又吉の物語――。話も挿絵も覚えているのに、なぜかまた手に取りたくなる時がくる。
日高の山を愛し、南十勝の原野で30年に及ぶ困難な開墾を続けた直行さんは、昭和35年、ついに原野を去る。鍬をピッケルと絵筆に変え、画家として再出発する。
北海道の山に登る者にとっては同じ舞台で繰り広げられた「先輩」のリアルな山行記である。山や草花、仲間に対しての直行さんの眼差しは率直で愛情深い。特に飄々と原野で生きる又吉との出会いと別れが胸に響く。過ぎ去った時代のおとぎ話のようでありながら、絵と言葉が沁みて、そこに立ち会っている気がしてくる。日高の山麓を通るたびに、ヌプカ(原野)の星、又吉の面影が浮かんでくる。
雪原の足跡はふつう、雪どけとともに消え去る。だが直行さんが刻んだ「足あと」は強靭である。
遠くの山にしみ込んだ雪どけ水が、長い時を経て泉として湧き出したような一冊。ザックに放り込み、北海道の山野を旅したい。

雪原の足あと
著 坂本直行
発行 山と溪谷社
価格 1,430円(税込)
評者
伊藤健次(いとう・けんじ)
写真家。北海道大学在学中は山スキー部に所属。著書に『アイヌプリの原野へ』(朝日新聞出版)。
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2591

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先住民の機織り技術保持者、施菊花さん死去 90歳/台湾

2023-07-26 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2023/07/25 13:35:05

ブヌン族男性伝統衣装機織り技術保持者の施菊花さん(家族提供)
(台北中央社)台湾原住民(先住民)族ブヌン族の男性が着用する伝統衣装の機織り技術を保持していた施菊花さんが19日、死去したことが分かった。史哲(してつ)文化部長(文化相)は24日、報道資料を通じ、哀悼の意を示した他、今後文化部(文化省)として表彰する方針を明らかにした。
史氏はブヌン族男性伝統衣装の機織りについて、台湾独自の無形文化遺産だと説明。施さんは半世紀以上にわたり機織りに従事し、熟練技術を持ち、研究や伝承、普及などにも尽力したとたたえた。
施さんは日本統治時代の1933(昭和8)年に生まれ、長年東部・花蓮県卓渓郷ロブサン(崙山)集落で暮らした。幼い頃から母親や集落に暮らす女性の様子を見て機織りに強い興味を持ち、小学校3年生の時に初めての作品を作成。時間と手間のかかる機織りに情熱を注ぎ、生活の重きを機織りの研究と伝統衣装の制作に置いた。
(趙静瑜/編集:齊藤啓介)
https://japan.focustaiwan.tw/society/202307250003

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「地中」で花を咲かせて実を結ぶ新種のヤシ発見

2023-07-26 | 先住民族関連
フォーブス7/25(火) 14:00配信

ヤシ科ピナンガ属には140の種があり、その殆どが小型で、森林下層で見られる。100種以上が東南アジアに生育し、ボルネオは生物多様性の中心である(Randi Agusti / CC BY 4.0)
現実の世界は人間が想像しうるよりずっと奇妙だ。
生物を学ぶ学生として、私は数多くの奇妙な物事に出会ってきたが、想像すらしたことのない奇妙なものの1つが、地中でのみ花を咲かせ、実を結ぶ植物だ。この植物は科学にとっての新参者であり、ヤシ科(Arecaceae)の中で、地中に花を咲かせ、結実させる唯一の種だ。この植物はその生き方、たとえばどうやって受粉するのか、どの生物が授粉するのか、送粉者(昆虫や鳥類など)はどうやって花を見つけるのか、など数々の疑問を私に抱かせた。
その注目すべき珍しいヤシは、つい1月ほど前にPinanga subterraneaという学名で正式に登録された。名前は「地下」を意味するラテン語に由来するもので、英国キュー王立植物園のチームが命名した。その果実はイノシシによって散布されていると考えられているが、授粉に関する私の疑問に対する答えはいまだにない。
先住民族の間ではよく知られていた
この東南アジアの熱帯島、ボルネオ原産のヤシは、先住民族の間ではよく知られており、甘くてジューシーな果実は好んで食べられている。この種は、ボルネオの言語で「Pinang Tanah」「Pinang Pipit」「Muring Pelandok」「Tudong Pelandok」など、少なくとも4つの名前で知られている。マレーシアのサラワク州からインドネシアのカリマンタンまで、ボルネオ西部の原生熱帯雨林地帯全体で見られ、西洋の科学ですでに知られている300ほどのヤシ科植物とともに生育している。世界では2500種類以上のヤシが知られており、その半数が絶滅の危機に瀕している。
論文共著者の1人であるポール・チャイ(Paul Chai)は、Pinanga chaianaというヤシ科植物の名前の由来にもなっているマレーシアの植物学者で、1997年にサラワク州のLanjak Entimau野生保護区を訪れた際に初めてこのヤシを発見した。チャイ博士は若いヤシの写真を撮るために落ち葉を払っていた時、鮮やかな赤い果実が姿を見せたことに気づいた。その後2018年、キュー植物園のチームが同保護区を再訪し、このヤシの標本を科学研究のために採取した。
「ポール・チャイ博士の助言がなければ、この驚くべき新種を平凡なヤシの実と思って見過ごしていたでしょう」と、キュー王立植物園のFuture Leader Fellow(博士研究員と同等の4年間の役職)で植物学者兼データ・サイエンティストのベネディクト・クーンハウザーは声明で語った。クーンハウザー博士は、植物の進化、同定、保護、特にマレー諸島のヤシ類を専門に研究している。
「おかげで、地中で開花する極めて珍しい植物を科学的に記録することができました。これはヤシ科全体で初めての例です」とクーンハウザー博士は語った。
「まさしく、生涯に一度の発見でした」
論文の主著者であるインドネシアの植物学者アグスティ・ランディは、2017年にカリマンタンで独自にこのヤシを発見した。ランディはシンガポール国立大学および造園の社会普及を通じて豊かな生活と福祉を推進する非政府組織Natural Kapital Foundation Indonesiaに所属している。
ランディが発見したヤシの中で、少なくとも1例はイノシシに掘られた形跡がみられ、他にイノシシに食べられたりつぶされたりしたらしいものもあった。
「2017年に西カリマンタンで初めてこの小さなヤシを見つけた時、Pinanga subterraneaが生えている周辺をイノシシの群れが掘り起こしていました。そして驚くほど鮮やかな赤色の熟した果実がいくつか地面に落ちているのを見つけました」とランディは説明した。
「茎の周りにあったたくさんの土は、イノシシが地中にある果実を見つけるために掘り起こしたものだと気づきました。水たまりの周辺に撒き散らされたイノシシの糞の中にも果実のタネがありました」
ボルネオは生物多様性のホットスポット
ピナンガ属に分類されている森林下層の小さな直生ヤシは140種以上ある。そのうちの100種以上がアジアに生育し、ボルネオはそれらの種多様性の中心だ。このヤシは非常に小さく識別しにくいため、他の大きい種の幼生個体と間違えられやすい。しかしピナンガの専門家であるランディは、Pinanga subterraneaを新種として認定する役割を引き受け、このヤシを他のすべてのボルネオ産ピナンガと注意深く比較した結果、科学界の新参者、新種として命名することを提案した。
geoflory(地中で開花)かつgeocarpy(地中で結実)というのは、顕花植物の中では稀有で奇妙な繁殖戦略だが、どちらか一方は、33科89属の少なくとも171種で発見されている。たとえば、落花生は地中で結実する最も有名な植物だろう。花は地上で咲くが、果実は地中で育つ。しかし、このヤシのように、地中でのみ結実し開花するというのは、極めて稀な現象であり、ラン科リザンテラ属(genus Rhizanthella)で観察されたのが唯一の例だ。「underground orchids」(地下のラン)として知られているリザンテラは、オーストラリアに固有のランの属だ。葉は一切なく、菌根菌と共生している。残念ながら、他のオーストラリア固有の生物と同じく、リザンテラは極めて稀であり、深刻な絶滅危機にある。
この新しいヤシの保護状態はわからないが、そこには地中で花を咲かせる植物について、私たちに教えるべきことがたくさんある。
「Pinanga subterraneaの発見は、地中で花を咲かせる植物に新たな光を当てるものです」と論文の著者らはいう。「この発見は、同じくボルネオで最近発見された、初の地中壺状植物Nepenthes pudica(ウツボカズラの一種)とともに「地球には他にどんな現象がまだ隠れているのか」という疑問を投げかけました」
「どちらの発見も、ボルネオが生物多様性のホットスポットであることを強調するものであり、そこには私たちを取り巻く生物学的世界に対する考え方を変えるかもしれない未発見種がまだたくさんあるかもしれません。そして、Pinanga subterraneaが科学的に説明されるずっと以前から地元の人たちに知られていたという事実は、地球上すべての生命を分類しようという全世界の取組みの中で、先住民族の知識を十分活用すべきであるという注意喚起です」
出典:Benedikt G. Kuhnhäuser, Agusti Randi, Peter Petoe, Paul P. K. Chai, Sidonie Bellot, and William J. Baker (2023). Hiding in plain sight: The underground palm Pinanga subterranea, Plants, People, Planet | doi:10.1002/ppp3.10393
GrrlScientist
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2c20d8b5a1701239c4d6a75154203f200f77971

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仮面に鳥の羽…パラグアイの祭り

2023-07-26 | 先住民族関連
AFPBB News7/25(火) 13:26配信

パラグアイ・エンボスカダで行われた祭りで、仮面を着け鳥の羽で全身を覆う参加者(2023年7月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】パラグアイの首都アスンシオンの北約50キロに位置するエンボスカダ(Emboscada)で24日、聖フランシスコ・ソラノ(Saint Francis Solanus)をたたえる祭りが開催された。人々は仮面を着け、頭から爪先まで全身を鳥の羽で覆って参加した。
 この祭りは中南米でよく見られる、宗教と習俗が混ざり合ったもの。言い伝えによると、一部の先住民の間で行われていた、外部からの侵入者への威嚇行為が起源とされる。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f5ac9a19a031fbee79bd768c0e5e27ee76c06f

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新属アンモナイト2種 穂別博物館発表 命名「モシリテス」

2023-07-26 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2023.07.25
むかわ町穂別博物館は24日、町内穂別地区や大夕張(夕張市鹿島地区)などで発掘されたアンモナイト化石2種類が新属新種だったと発表した。大型で、巻きが緩くらせん状になっている「異常巻き」が特徴という。同博物館の西村智弘学芸員らが穂別町民センターで記者会見し、アイヌ語で静かな大地や北海道(アイヌモシリ)を意味する「モシリ」にちなみ「モシリテス」と命名したことを明らかにした。

新属新種のアンモナイト2種類を前に会見に臨む(右から)西村学芸員、伊豆倉さん、松田さん
 西村学芸員らによると、いずれも1990年代後半に「蝦夷層群」と呼ばれる白亜紀の地層で発見され、標本は直径約30センチに及ぶ。「異常巻き」の特徴などから新属に分類され、うち1種は4列のいぼを持つ。西村学芸員は「北太平洋地域に固有の種類で、白亜紀の海洋の古環境を考える上で重要な証拠の一つになる」としている。
 2年ほど前から国立科学博物館の研究員らで構成するグループで調査を進め、6月23日に出版された論文で発表した。2種は、ラテン語で「素晴らしい」を意味する「モシリテス・ミラビリス」と、「ヘビの形」を意味する「モシリテス・サーペンティフォーミス」と学名を付けた。
 会見には、穂別博物館に「モシリテス・ミラビリス」の化石を寄贈していた同館ボランティアの伊豆倉正隆さん(69)=札幌市在住=と、三笠市立博物館に「モシリテス・サーペンティフォーミス」を寄贈した松田昇市さん(77)=岩見沢市在住=が同席。伊豆倉さんは「正式名が付かない状態が続いていた。論文で発表されたことを非常にうれしく思う」と喜びを語った。
 モシリテス・ミラビリスは25日から12月3日まで、穂別博物館で展示される。西村学芸員は「見た目に迫力がある。穂別博物館に限ると新種の中でも断トツに大きく、シンボルにもなり得る」と話す。モシリテス・サーペンティフォーミスは三笠市立博物館に常設している。
https://hokkaido-nl.jp/article/30193

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多様な刺繍作品「異文化感じて」 静岡県立美術館で25日開幕

2023-07-26 | 先住民族関連
あなたの静岡新聞2023.07.25
 静岡県立美術館(静岡市駿河区)で25日、刺繍(ししゅう)で作られた民俗衣装、壁かけなどの企画展「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が始まる。東欧や北米、日本など世界各地の歴史に育まれた作品が24日の報道向け内覧会で披露された。

約230点の刺繍作品が並ぶ企画展=静岡市駿河区の県立美術館
 絵本の挿絵としてのびやかに作られた刺繍や精緻(せいち)なオートクチュールのドレスなど約230点が並ぶ。カナダの先住民族イヌイットの人々が制作した布絵の壁かけは、伝統衣装の制作技法を生かした縫い方で、犬ぞりやアザラシ猟などの生活風習が描かれている。同館の貴家映子上席学芸員(38)は「多種多様な刺繍作品が集まる展覧会は全国的にも珍しい。夏休み中に、親子で異文化を感じてほしい」と来場を呼びかけた。
 会期は9月18日まで。期間中には刺繍の体験会や、各種講座が行われる。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1284186.html

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