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第60回 旭川冬まつり 大雪像に歴史刻む 節目の年、初回「名古屋城」が登場

2018-12-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/19 05:00
 1960年に産声を上げた「旭川冬まつり」(実行委主催)が来年2月の開催で60回目を迎える。旭川市内の常磐公園などで雪像27基、氷像11基でスタートしたまつりは今や、石狩川旭橋河畔を主会場に、大雪像のほか市民参加でつくる中小雪像約50基が観光客らを出迎える「道北最大級」の冬のイベントに成長した。18日には実行委員会総会が市内で開かれ、第60回のメイン雪像に第1回に登場した「名古屋城」を取り入れるなどの事業内容を正式に決定。節目の年の準備が始まった。
 「『あんなことあったよね』と親子で60回の歴史を感じてもらえる冬まつりにしたい」。実行委終了後、柏葉健一企画委員長(56)は「還暦」を迎える冬まつりの成功をこう誓った。
 第60回の日程は2月6~11日の6日間。キャッチコピーは「冬の記憶は舞い降りる」。大雪像、滑り台、氷彫刻、打ち上げ花火、ステージショー…。会場で体験できるさまざまな企画を通じ、多くの世代が過去に見た風景の記憶をたどってほしいとの願いを込めた。
 大雪像は「名古屋城」と「旧旭川偕行社(現・中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)」を組み合わせた「60yearsミュージアム~歴史を刻んだ大雪像参上~」。高さ20メートル、幅140メートル、奥行き40メートルで、雪像上部の壁面などに過去の大雪像のデザインを年表のように彫り込む。
 大雪像の向かいに作るバルコニー雪像は、旭川市と韓国・水原(スウォン)市が2019年に妹都市提携30周年を迎えることを記念して製作。水原華城(ファソン)の八達門(パルダルムン)を背景に旭川市のシンボルキャラクター「あさっぴー」と「ゆっきりん」が来場者を歓迎する様子を描く。製作はいずれも陸上自衛隊第2師団。
 会場には多様な文化を紹介するコーナーも満載だ。その一つがアイヌ民族の伝統的な住居を再現する「雪のチセ」。さらにイスラム教徒向けに前回と同様に雪の礼拝所を設置、出店ではハラルフードも提供する。
 期間中は花火とプロジェクションマッピングによる光と音のショーを毎夜開催。イベントでは、お笑い芸人「ANZEN漫才」が出演する。
 旭川冬まつりは1960年2月27、28日に第1回を常磐公園で開催。86年から主会場を石狩川旭橋河畔に移し、雪像が巨大化した。来場者数は記録の残る79年の49万人から今年の第59回は97万6千人に倍増。道北の冬を盛り上げるまつりとして定着した。(宗万育美)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/259888
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