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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化、工芸品で紹介 道立旭川美術館

2015-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/22 15:30

渦巻きのような模様を施した盆などが並び、アイヌ民族と木とのつながりを紹介する工芸品展(野沢俊介撮影)
 アイヌ工芸品展「木と生きる―アイヌのくらしと木の造形」(アイヌ文化振興・研究推進機構、道立旭川美術館、北海道新聞社主催)が19日、同館で始まった。木製の祭具、生活用品など木の造形447点が展示され、木とともに生きてきたアイヌ民族の文化や暮らしを伝えている。
 木を薄く削って房にした祭具、樹木の内皮の繊維で作った衣類、彫刻で模様を施した皿やたばこの箱などが並び、工芸品が使われている様子を撮影した写真も展示されている。 スマートフォン のケース、時計など現代作家による工芸や彫刻作品もあり、来場者の目を引いている。
 開幕セレモニーであいさつした推進機構の中村睦男理事長は「造形的な美しさとともに、背景にある精神文化も知ってほしい」と呼びかけた。
 来年1月24日まで。午前9時半~午後5時。年末年始(12月29日~1月3日)、月曜(祝日の場合は翌日)休館。一般820円、高校・大学生510円、小中学生300円。(石橋治佳)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0204948.html

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アイヌ民族の貴重な資料ネット公開/釧路

2015-11-26 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2015年11月22日
  市立釧路図書館に収蔵されていたアイヌ民族の暮らしを収録した「永久保秀二郎日誌」と「アイヌ語雑録」の翻刻データを、釧路が誇る文化遺産活用推進事業としてインターネットでの公開を記念する公開報告会が21日、釧路公立大学で開かれた。春採のアイヌ民族に温かい心を寄せていた永久保氏は1891年から33年間にわたって日誌を残し、全8分冊に及ぶ貴重な郷土資料は、1975年に釧路市有形文化財に指定されている。この日誌を「永久保秀二郎日誌を読む会」が全文を現代の人々にも読み解けるように翻刻し、2012年に出版。さらに永久保氏が記録した「アイヌ語雑録」も釧路出身で現在は札幌在住の中村一枝さんが20年の歳月を掛けて検証、まとめ上げた。
http://www.news-kushiro.jp/news/20151122/201511221.html

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寿都の佐藤家漁場、国史跡に 文化審が答申

2015-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/21 07:00、11/21 21:05 更新

ニシン漁で栄えた当時の漁場の様子を伝え、貴重な遺跡と評価された「旧歌棄佐藤家漁場」
 文化審議会(宮田亮平会長)は20日、「旧歌棄(うたすつ)佐藤家漁場」(後志管内寿都町)を新たに史跡に指定し、重要文化的景観の「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」(日高管内平取町)に沙流川支流の森林地帯を追加選定するよう、馳浩文部科学相に答申した。
 「旧歌棄佐藤家漁場」は明治時代にニシン漁で全盛を誇った佐藤家の漁業経営の拠点で、漁場の遺跡。木造2階建てで和洋折衷の主屋や、前浜にニシンを一時的に貯蔵する袋澗(ふくろま)などを残し、往時の漁場のたたずまいを伝える貴重な遺跡と評価された。
 沙流川流域は2007年、アイヌ民族の伝統文化と開拓期以降の農林業に基づく牧野風景が重なる景観が評価され、重要文化的景観に選定された。今回は沙流川支流のアベツ川流域にある、アイヌ民族の伝承や信仰の対象が多く残る森林地帯約3097ヘクタールを追加選定するように求めた。
 道外では、総理大臣を3度務めた近衛文麿の別邸である「荻外荘(てきがいそう)」(東京都杉並区)などを新規の史跡として登録するよう求めた。
 近く答申通りに 告示 され、史跡は1759件、名勝は398件、天然記念物は1021件になる。http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0204464.html

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日藝生主催の第5回映画祭「ニッポン・マイノリティ映画祭」開催告知・ビジュアル解禁!

2015-11-26 | アイヌ民族関連
CINEMA TOPICS ONLINE-(2015/11/20 21:18)

―映画は彼らを見逃さない
日本大学藝術学部映画学科3年映像表現・理論コース 映画ビジネスゼミでは、12月19日(土)~25日(金)の一週間、ユーロスペースにて学生主催の映画祭「ニッポン・マイノリティ映画祭」を開催いたします。
今年で5回目となる日藝主催の映画祭。テーマ設定、企画から作品の選定・上映交渉・ゲスト交渉・チラシやパンフレットのデザイナー探しから制作、そして会場運営に至るまで、全て学生主導で行っています。
イントロダクション
今年で5回目を迎える日藝生企画・運営の映画祭。今回のテーマは“日本のマイノリティ”。 映画が次第に娯楽の中心になった20世紀は、世界的に人種や人権に対する意識改革の時代でもあった。しかし日本人の多くは、いまだに「単一民族」であるという認識のもとに生きている。しかしそれは幻想に過ぎない。この小さな島国にも各々に異なった事情を抱えた人々が今日も抑圧されたまま生きている。民主主義の名の下に声なき者の存在が黙殺されるこの国は、本当の意味で先進国と言えるのだろうか?
「目に見えないものを見せる」、それが映画の原初的な役割である。映画の生みの親リュミエール兄弟が世界中に派遣したカメラマンは、約120年前のアイヌ民族の姿を捉えていた(『リュミエール映画 日本篇』1897-99頃)。それから激動の時代のうねりの中で、映画作家たちはさまざまなマイノリティを映し出してきた。戦前を代表する巨匠・清水宏は『蜂の巣の子供たち』(1948)で戦争孤児の悲喜こもごもを詩情豊かに表現し、成瀬巳喜男はアイヌの兄妹の受難を描いた知られざる力作『コタンの口笛』(1959)を残した。また今村昌平は生涯、下層社会に生きる人々を力強く描いたが『神々の深き欲望』(1968)はその集大成ともいえる必見の大作である。『橋のない川 第一部』(1969)や『砂の器』(1974)は時代を経ても根強く残る被差別やハンセン病に対する迫害の歴史を重厚なドラマを通して伝えている。テレビドキュメンタリーで活躍した鬼才・木村栄文は、水俣病患者(『苦海浄土』1970)や障がいを持つ愛娘(『あいラブ優ちゃん』1976)にカメラを向けつづけた。同じくドキュメンタリー監督の姫田忠義がアイヌ民族の家づくりを撮影した貴重作『チセ・ア・カラ われらいえをつくる』(1974)は、リュミエール作品と比較してみると興味深い。また在日韓国人に対する偏見は現在の日本においてものっぴきならない話題であるが『異邦人の河』(1975)はその問題を題材とした先駆的作品である。『泥の河』(1981)は終戦後の貧困層の生活を少年の視点から活写した人間ドラマの傑作として名高い。『二十才の微熱』(1993)『ピュ~ぴる』(2011)は世界的に関心の高まるセクシャル・マイノリティの生き方を独自のタッチで生き生きと映し出しており、『A』(1998)は日本ではあまり取り上げられることのない宗教に対する差別的意識を鋭く我々に突きつける。また米軍基地建設に揺れる沖縄を日本が如何に冷遇してきたかということも忘れてはならない問題だ(『戦場ぬ止み』2015)。こうした日本におけるマイノリティを総括的に扱った熊井啓の『地の群れ』(1970)は、日本映画史上最大の問題作とされている。
本映画祭では日本におけるマイノリティと日本映画の歴史を照らし合わせながら、今日の、そして明日の日本を考えたい。国会前のデモにも見られるように、われわれ普通の学生の声が次第に高まりつつある今日だからこそ、目をつむり口をつぐむのではなく、まず現実を知ることから始めよう。
 各方面からコメントも頂いております!
差別と偏見。これはいつの時代にも、どこの國でも存在するものです。例えばアメリカ、差別はそこら中に転がっています。偏見も大ありです。でも、だからこそアメリカでは差別と偏見と真正面から向き合い、戦う姿勢がちゃんとあります。日本ではどうでしょうか?単一民族を装い、差別と偏見は見えません。でもあるのです!そこを考える映画祭にしてほしい!
―――鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
声の大きな人をわざわざ映画で描く必要はない。そんなのはほっておいても十分に届く。それよりも耳を傾けなければ聞こえないような声、または声さえも出せない人を描くのが映画だと思う。マイノリティを直視しなければこの国は映せない。
―――松江哲明(映画監督)
↑今年のポスター、チラシ、パンフなどの宣伝デザインは、サイファ。の岡野登さんが担当して下さいました。学生の無謀なお願いを「おもしろそうだから」と引き受けて下さいました!
上映作品(製作年順・各作品2回上映)
『リュミエール映画 日本篇』(リュミエール兄弟/1897-99頃/29min)=映画生誕百周年版
『蜂の巣の子供たち』(清水宏/1948/84min/蜂の巣映画)
『コタンの口笛』(成瀬巳喜男/1959/126min/東宝)
『神々の深き欲望』(今村昌平/1968/175min/日活)
『地の群れ』(熊井啓/1970/127min/ATG)
『橋のない川 第一部』(今井正/1969/127min/ほるぷ映画)
『苦海浄土』『あいラブ優ちゃん』(木村栄文/1970,1976/49min,48min/RKB毎日放送)
『砂の器』(野村芳太郎/1974/143min/松竹)
『チセ・ア・カラ われらいえをつくる』(姫田忠義/1974/57min/民族文化映像研究所)
『異邦人の河』(李学仁/1975/115min/緑豆社)=東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵プリントを上映予定
『泥の河』(小栗康平/1981/105min/木村プロダクション)
『二十才の微熱』(橋口亮輔/1993/114min/ぴあ=ポニーキャニオン)
『A』(森達也/1998/135min/安岡フィルム)
『ピュ~ぴる』(松永大司/2011/93min/マジックアワー)
『戦場ぬ止み』(三上智恵/2015/129min/シグロ)
《 「ニッポン・マイノリティ映画祭」 開催概要 》
■ 主催:    日本大学藝術学部映画学科3年 映像表現・理論コース映画ビジネスゼミ、ユーロスペース
■ 上映協力:  RKB毎日放送、神戸映画資料館、松竹、新日本映画社、綜映社、天遊、ディメンション
東京国立近代美術館フィルムセンター、東風、東宝、日活、PFF事務局、マジックアワー
      民族文化映像研究所、安岡フィルム
■ 会期:    12月19日(土)~25日(金)
■ 会場/一般のお問い合わせ: ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F Tel:03-3461-0211)
■ Web:     公式ホームページ:http://nippon-minority.com(準備中)
Twitter:@nichige_eigasai Facebook:https://www.facebook.com/nippon.minority
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=28422

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■ 登別の銀のしずく記念館5周年、ガイドブック作製

2015-11-26 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年11月20日(金)朝刊】

ガイドブックをPRする知里森舎の横山理事長
 登別が育んだアイヌ少女・知里幸恵(1903~22年)の功績を伝えるNPO法人知里森舎(横山むつみ理事長)は、銀のしずく記念館(登別市登別本町)を紹介するガイドブック(非売品)を作製した。今年9月19日に開館5周年を迎えたのを記念し、幸恵を研究する専門家や大学教授の協力を得て刊行。英語の解説文を掲載し、史実に基づいた幸恵と知里家を知る資料として活用できる。写真や図表をふんだんに使用しているのも特徴だ。
 記念館に関する本格的なガイドブックが作られたのは初めて。発行には室蘭市出身の芥川賞作家、三浦清宏氏の浄財を活用し、英文解説は米国ベイツ大学教授のサラ・ストロング氏が携わった。
 館内には外国人来場者用の英語の解説がないため、ガイドブックでは「アイヌ神謡集」をはじめとする展示物や幸恵の生い立ち、業績などを英語の解説を付け詳細に伝えている。
 また、記念館周辺の自然風景、幸恵が幼少期に過ごした環境なども写真と一緒に掲載。小説家のジャンマリ・ギュスターブ・ル・クレジオさん=ノーベル文学賞受賞者=やノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士らの色紙や、展示品目(全39種類)なども取り上げている。
 サイズはA4判で、一部カラー印刷の48ページ。千部発行し、道立文学館や東京など道内外のアイヌ関係者へ200部配布。販売はしないが記念館への寄付者に贈る。
 横山館長は「多くの支援者の方に協力をいただいた」と感謝。「来館が難しい人にもご覧いただくことで、館内の様子が分かるように構成することに努めた。手に取っていただき少しでも記念館と幸恵の魅力が伝われば」と期待を寄せている。問い合わせは知里森舎(電話0143・83局5666番)へ。
(粟田純樹)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/11/20/20151120m_05.html

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ウラン採掘・原発…世界の核被害訴え 広島でフォーラム

2015-11-26 | 先住民族関連
朝日新聞 2015年11月20日11時56分
池上桃子、大隈崇

米国で核被害を訴えるペトゥーチ・ギルバートさん=本人提供
 原爆、核実験、ウラン採掘、原発事故……。「核」の被害を受けたと訴える人たちが21日、被爆地・広島に集う。「人類にとって核は必要なのか」。放射線の恐怖や不安と向き合ってきた体験を共有し、ともに考え、廃絶への道筋を探る国際ネットワークづくりをめざす。
■米の先住民族「危険性伝えたい」
 「水、空気、土地が汚され、多くの住民ががんを発症しました。ウラン鉱山の管理者は出て行けるが、そこで暮らす私たちは放射線の被害を避けられませんでした」。米ニューメキシコ州の先住民族「アコマ・プエブロ」のペトゥーチ・ギルバートさん(71)は、21日からの集いを前にこう明かす。
 米国南部のニューメキシコ州は初めて原爆が開発された地で、ギルバートさんら先住民族が暮らす地域の周囲では半世紀にわたってウランが採掘されてきた。1万年以上前から祖先が住んできた故郷がウラン産業によって汚染されたとギルバートさんは思うが、関連性を米政府に認めさせるのは容易ではないという。
 州内には、今も核の研究施設がある。「核兵器を持ち、原子力で経済が支えられている現状で本当にいいのか。広島では、ウラン産業が地域を汚していく危険性を伝えたい」。ギルバートさんは力を込める。
 ウランの採掘をめぐっては、インドからフォトジャーナリストのアシッシ・ビルリーさん(24)も参加する。肺がんで死亡した祖父母がいたジャドゥゴダの小さな村には、ウラン鉱山があった。「ウラン採掘の被害者」を撮り続ける一人として、被害の現状を報告するつもりだ。
 米国で核実験が繰り返されたネバダ州の隣のユタ州からは、メアリー・ディクソンさん(60)が広島に来る。がんを患ったディクソンさんは自らの体験を盛り込んだエッセーや創作劇で被害を訴えてきた。「世界中から集まる人たちと話し合い、平和のために共に何ができるかを考えたい」
残り:1178文字/全文:1957文字
http://www.asahi.com/articles/ASHC6466HHC6PTIL00D.html

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生物多様性条約についての国際会合が終了 業界分野関係なく普及めざす

2015-11-26 | 先住民族関連
環境ビジネスオンライン 2015年11月20日掲載
環境省は11月16日、カナダのモントリオールで生物多様性条約について検討する2つの会合が、それぞれ11上旬に開催されたと発表した。
SBSTTA19の結果:生物多様性をもっと身近に
開催された会合のひとつ、SBSTTA19では、生物多様性の課題と価値の伝播や、保全意識向上を促進するにあたっての戦略計画を実施するうえでの科学技術的な課題、IPBESの作業計画をふまえたSBSTTAの取り組みなどについて議論された。本会合では、締約国代表のほか、国際機関、NGOなど400名の参加により、合計8本の勧告案が科学技術的観点から検討され、採択された。
SBSTTA(科学技術助言補助機関)とは、条約の実施状況を科学技術的な見地から締約国会議(COP)および他の補助機関に対して助言を行う機関。IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)とは、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化することを目的とするプラットフォームだ。 議論の結果は以下の通り。
1. 生物多様性の分野横断的な主流化を促進
「生物多様性の主流化」とは、生物多様性の保全と持続可能な利用を、地球規模から身近な市民生活のレベルまで、さまざまな社会経済活動の中に組み込むこと。今回は日本政府の提案により、国連生物多様性の10年(UNDB)を通じて多様な主体が参画するよう促進することがCOP13への勧告に記載された。
2. ガイドラインの準備
ステークホルダーの取り組みについての優良事例を条約事務局長が取りまとめ、農林漁業を含む分野横断的な主流化および統合を取り入れたガイドラインをSBI(補助機関)の第1回目の会合(2016年5月開催予定)までに準備する。
3. 生物多様性と人間の健康について
CBDとWHOが共同で作成した生物多様性と人の健康に関する文書をもとに議論。締約国がこれを活用して健康と生物多様性の繋がりについての理解を促進することを奨励する。
4. 気候関連のジオエンジニアリングについて
ジオエンジニアリング技術が生物多様性に及ぼす影響に関する最新情報をもとに議論。ジオエンジニアリングによる生物多様性や生態系機能・生態系サービス、社会経済的・文化的および倫理的課題、さらには規制オプションへの影響を理解するため、より分野横断的な研究が必要であることを喚起する。
5. 森林と生物多様性
戦略計画との整合性および森林関連の愛知目標の達成を促進するため、国連森林フォーラム(UNFF)事務局を含めた全ての森林に関する協調パートナーシップ(CPF)との協力を強化することを条約事務局長に求めるCOP13への勧告が採択された。
そのほか、愛知目標についての議論や、各テーマ・地域別の実施状況評価の準備などについて議論の結果が発表された。
WG8(j)9の結果:先住民との利益配分
もうひとつの会合、WG8(j)9では、生物多様性条約第8条(j)項および関連条項の実施推進などについて議論された。WG8(j)とは、生物多様性条約の第8条(j)項および関連条項の実施に取り組むために設置された専門のワーキンググループだ。
同条項は、昨今では先住民が伝統的に利用していた薬草から有用成分を見つけるなどした場合に、どのように先住民と利益配分するかなどの問題(ABS問題)に関わる条項としてルール作りが注目されている。
本会合では、締約国代表の他、先住民および地域社会団体、国際機関、NGOなど342名の参加により、合計5本の勧告案が検討され、採択された(一部留保が付いたものも含む)。
伝統的知識への事前の情報にもとづく同意および公正な利益配分のためのメカニズム開発のガイドラインのうち、「事前の情報にもとづく同意」については、参加国およびIPLCs(先住民族と地域コミュニティ)から各国の事情や既存法令を配慮した意見が出されたが、一部は合意できなかった。
このように、生物多様性は関心が多く集まっている問題の1つである。生態系サービスや生物資源は社会経済にとってはもちろん、社会経済を必要とする事業者にとっても重要な課題である。
http://www.kankyo-business.jp/news/011688.php

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マリモ体操、ご当地運動に/釧路

2015-11-26 | アイヌ民族関連
釧路新聞  2015年11月19日
  特別天然記念物のマリモを通じて地域活性化を図る市民団体「マリモでくしろを盛りあげ隊」(浅野一弘会長)は、介護予防や健康増進に役立つ「トーカリップ体操」を考案した。トーカリップはアイヌ語で「マリモ」の意味で、釧路を拠点に活動するアコースティックデュオ「ヒートボイス」が作曲したテーマ曲に合わせて屈伸したり、体をひねる。同隊では釧路のご当地体操として、市内のデイサービスセンターなどで広めていきたい考えだ。
http://www.news-kushiro.jp/news/20151119/201511191.html

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「被差別のグルメ」上原善広著

2015-11-26 | アイヌ民族関連
日刊ゲンダイ-2015年11月19日

差別されてきた人々の「ソウルフード」を食べ歩き、その独自の食文化に迫るノンフィクション。
 路地(地区)のソウルフードとして知られる「アブラカス」は、牛の腸をカリカリになるまで炒り揚げたもの。現在は、ヘット(牛脂)で炒り揚げて作るが、本来は貴重だった脂を取るために腸を煮て、その副産物として誕生したのがアブラカスだと思われる。よそ者を寄せ付けない独特の風味と味で、一般に広まることがないと思われたこのアブラカスをうどんに入れた「かすうどん」が今、大阪南部で流行しているという。
 そうした路地の食文化から、アイヌやサハリン、沖縄の離島まで、そこに行かなければ味わえない料理を求めて各地を旅する。(新潮社 740円+税)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/169843

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街角ワイド:帯広柏葉高生と意見交換会「先住民族テーマにサミットを」 

2015-11-26 | アイヌ民族関連
十勝振興局、道150年記念事業検討で /北海道
毎日新聞 2015年11月18日 地方版

北海道150年の記念事業についてアイデアを披露する帯広柏葉高の生徒ら=帯広市で
 道が2018年に予定する北海道150年記念事業の検討作業の一環として、十勝総合振興局は、次世代を担う高校生の声を聞く意見交換会を帯広市の帯広柏葉高校で開いた。生徒からは、アイヌ民族に関する知識を深め、先住民族をテーマにした高校生サミットを開催してはどうかとのアイデアが提案された。
 18年は、開拓使が設置され、蝦夷(えぞ)地から北海道に改称された1869年から150年目に当たる。記念事業は高橋はるみ知事の4期目の目玉公約の一つで、事業内容を検討するため、各振興局が幅広く道民の意見を聞いている。高校生を対象にするのは十勝が初めてという。
 同高生徒会の竹島優貴会長(17)ら1、2年生6人が、「道民の日の制定」や「150にちなんだギネス記録への挑戦」、農作物で150年にちなんだ名前の品種を開発するとといったアイデアを次々に披露。全道各地の特産品が楽しめる「地産マルシェ」の開催、北海道の歴史や文化に焦点を当てた映画やドキュメンタリー作品の制作などの意見も出た。
 また、開拓使設置150年目の節目だからこそ、「アイヌ民族の文化を知り、先住民族に関して海外の高校生と交流する機会を持てれば」との意見も上がった。
 同振興局地域政策課の山田恭一課長は「高校生の声を生かし、道民が夢を持てる事業にしたい」と話した。19日には更別農業高で意見交換会を開く。【鈴木斉】
http://mainichi.jp/edu/news/20151118ddlk01040137000c.html

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苫小牧うぽぽの子供たち 伝統の歌や舞を披露

2015-11-17 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2015年 11/16)

アイヌ民族の伝統楽器トンコリを演奏する苫小牧うぽぽの子供たち
 ニュージーランドの先住民マオリ族との交流やアイヌ文化を紹介するため、苫小牧の姉妹都市ネーピア市などを訪れている苫小牧うぽぽ(佐々木義春会長)は14日、同市で開かれた苫小牧市民訪問団の送別会に参加し、アイヌ民族伝統の楽器トンコリ、ムックリの演奏や舞を披露した。
 苫小牧うぽぽは今回、7歳から高校生の子供6人と大人4人が11~18日の日程でニュージーランドを訪れ、ネーピア市などでアイヌ文化紹介の活動を続けている。姉妹都市交流締結35周年を記念し同市を訪れた苫小牧市民訪問団の送別会に参加。会場でメンバーの子供たちが伝統の舞や歌、楽器演奏を披露した。
 ビル・ダルトン市長など会場の人々は、ツバメが舞う光景を表現した子供たちのかわいらしい踊りに目を細め、大きな拍手を送っていた。
 アイヌ民族との直接的なつながりは無いものの、刺しゅうに興味を持ち、苫小牧うぽぽで活動しているという吉本春花さん(17)は「緊張したけれども、貴重な体験だった。生き物に感謝してきたアイヌ文化の美しさが、たくさんの人に伝われば」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/20151132248

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アンコウ鍋を調理、試食 アイヌ民族の伝統文化を学ぶ

2015-11-17 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 11/16)

アンコウの下処理に参加者も興味津々
 白老町のポロトコタンで13日、アイヌ民族の伝統文化を学ぶ海のイオル講座が開かれた。啓蒙(けいもう)活動に取り組む白老モシリの主催。町内や登別市からの一般参加とモシリ会員の総勢30人が、体験などを通じてアイヌ文化に対する理解を深めた。
 この日の講座はアンコウ鍋の調理体験と試食、伝統的な食文化講座が主な内容。講師の野本テツ子さんと熊野昭子さんが鮮やかな手つきでアンコウをさばき、参加者も下処理に加わりながらみそ仕立ての鍋を調理した。
 完成までの間、イオル事務所チキサニで学芸員を務める木戸奈央子さんがアイヌ民族の食文化や調理、保存方法などを解説。「アンコウはアイヌ語でペライソと呼ぶ。これは”釣りをするやつ”という意味があります」などと紹介し、参加者も熱心に耳を傾けていた。
 竹浦に住む福光博子さん(73)は夫の一宏さん(76)と夫婦で参加。「地元にいてもなかなかアイヌ文化に触れることが少ない、こうした機会があるのはいいですね」と笑顔で話した。
 また、登別市から子どもと一緒に駆け付けた工藤和美さん(35)は「実際にアンコウを見るのは初めて。鮮やかなさばき方に感動しました」と感心した様子で語った。
 講義後には参加者全員でアンコウ鍋を試食。モシリ会員が手作りしたシシャモの煮付けや漬け物、ヒエとアワ、イナキビなどを加えた白米も振る舞われ、青空が広がる中でアイヌの伝統料理に舌鼓を打った。
http://www.tomamin.co.jp/20151132230

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ネーピア苫小牧市民訪問団 最後の交流楽しみ、全日程終了

2015-11-17 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 11/16)

大合唱で感謝を伝える訪問団
 苫小牧市の姉妹都市、ニュージーランド・ネーピア市への姉妹都市締結35周年苫小牧市民訪問団(団長・岩倉博文苫小牧市長、31人)は14日、ネーピア市での全日程を終えた。ホークスベイクラブで開かれた送別会では、全員合唱で歓迎への感謝と友情を伝え、別れを惜しんだ。同市内の博物館、MTG(ミュージアム・シアトル・ギャラリー)では同日から、苫小牧市美術博物館収蔵展「ネーピア市友好美術展」が開幕した。
 ネーピア市滞在の最終日14日夕方は、ビル・ダルトンネーピア市長はじめ現地の友好協会メンバーなど約70人による送別晩さん会が開かれた。苫小牧うぽぽがアイヌの踊りを披露し、市民訪問団は「どんぐりころころ」やニュージーランドの先住民、マオリ族の伝統音楽「ポカレカレ」を合唱し、歓迎への感謝の気持ちを伝えた。
 ダルトン市長は「今回、皆さんと友人になることができた。姉妹都市関係はより重要になる」とあいさつ。岩倉市長は「私たちの滞在を忘れ難いものとしてくれたすべての方に感謝します」と述べ、訪問団は名残惜しそうに最後の交流を楽しんだ。
 この日の午前中は、ネーピア市友好美術展のオープニングセレモニーを開催。アイヌの美しい文様入りの衣装や首飾りなどの装飾品、苫小牧を代表する能登正智さんの樽前山などをモチーフにした木版画36点を29日まで展示する。ホークスベイ日本協会で働くイアン・リードップさん(28)は「アイヌ文様には、それぞれの種類ごとに魔除けや繁栄などの意味があることを聞いた。とても美しく、素晴らしい文化」と興味深そうに見入った。
 また、日本人の大澤泰造さんがオーナーを務め、各種ワインアワードで受賞している大沢ワインズのワイナリーを見学してワインも試飲。苫小牧市高丘の赤川勉さん(53)は「今回で5回目の訪問団参加だが、どのワインもおいしく、日本でメジャーなヨーロッパなどのワインと全く遜色ない素晴らしいワイン」と話していた。昼すぎにはマオリ族の集会所を訪れ、マオリ文化に触れた。
 一行は15日にネーピアからロトルアへ移動、16日まで市内を観光する。
http://www.tomamin.co.jp/20151132245

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アイヌ語賛美歌、半世紀越え響く 室蘭の教会、バチラー八重子の歌声公開

2015-11-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/16 16:00

アイヌ語の賛美歌が作られた時代背景などについて解説する富樫利一さん
 【室蘭】アイヌ民族の歌人バチラー八重子(1884~1962年)がアイヌ語で歌った賛美歌の録音音声が15日、室蘭市のカトリック東室蘭教会で開かれた講演会「アイヌ語の賛美歌があった」(同教会主催)で公開された。
 アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)のアイヌ文化活動アドバイザー富樫利一さん(82)=登別市=が講演し、約60人が耳を傾けた。
 富樫さんは明治以降、アイヌ民族が政府から虐げられる一方、キリスト教の洗礼を受けるアイヌ民族がいたことを紹介。アイヌ民族として民族の教育に力を注いだ金成(かんなり)太郎が「1885年から(英国人宣教師の)ジョン・バチラーとともに聖書のアイヌ語翻訳に取り組み、賛美歌も作った」と説明した。
 八重子が独唱した賛美歌「主 われを愛す」「蛍の光」の音源が流されると、優しく包み込むような歌声に来場者は「素晴らしい」と口々に話した。日本聖公会の大友正幸司祭=札幌市中央区=によると、賛美歌は1961年ごろ、伊達町(現伊達市)の八重子の自宅で録音されたものという。(尾崎良)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0202584.html

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「ムックリ」作り アイヌ文化学ぶ 新ひだか

2015-11-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/16 16:00

真剣な表情で竹を削りムックリを製作する参加者
 【新ひだか】アイヌ民族の文化に触れる催しが15日、町公民館で開かれ、小学生から70代の約20人が伝統楽器作りや調理を体験したほか、古式舞踊を楽しんだ。
 アイヌ民族文化の伝統継承を目指す町のイオル再生事業の一環で、新ひだかアイヌ協会が主催した。
 伝統楽器「ムックリ」(口琴)の製作体験では、あらかじめ切れ込みの入った幅2センチ、長さ15センチほどの平たい竹を使用。参加者は彫刻刀を使い、竹を懸命に薄く削っていた。静内高2年の坂本温美さん(17)は「思ったより削るのに力が必要で大変」と話していた。
 この日は、シト(団子)作りにも挑戦し、静内地区と三石地区の2団体によるアイヌ民族の踊りを観賞した。29日は同事業の一環で、静内川流域のチャシ(アイヌ民族のとりで)跡の見学と、アイヌ語由来の地名について学ぶアイヌ文化歴史講座が開かれる。(敦沢政俊)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0202607.html


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