赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

人形を見に

2011-01-13 08:35:45 | 日記
昨日は寒くても風はなく、空がきれいに晴れ渡ってました。
そのお天気にさそわれて、前から気になっていた展覧会に行きました。
東京国立近代美術館工芸館でやっている現代の人形展です。



わたしは、「にげだしたはりっこ人形」という本を書いたくらい人形好きです。
だから、絶対に行こうと思っていました。
工芸館は、おほりのほとりの中の洋館。とても雰囲気がある建物です。これも洋館好きのわたしの好みにぴったり。



古い御所人形から、現代風の人形、ちょっとこわい四谷シモンの内臓がみえる球体人形など、年代別にさまざまな人形が展示してありました。

とくに印象に残ったのは、吉田良の『すぐり』という人形。
赤い古い着物をきた端正な顔立ちの少女なのですが、うつろな目がなぜかこわくて目があわせられませんでした。それでも思いだすのは、この人形です。おかしなものですね。

帰りは、近代美術館の所蔵展を見ました。
ちょうどガイドツアーというのをやっていて、学芸員の人がお話ししてくださるというので参加しました。平日のせいか、参加はわずか3名。
でも、そのせいか自由に感想を言い合えて、とっても楽しかった
今回のテーマは冬景色。画家によって絵からたちあがる冬の温度が違うということがわかりました。
このガイドツアー、平日の2時からいつもやっているそうです。
すいているし、館内はあったか。とてもおすすめですよ。