二キロやせたと、ブログに書いたことを大変大変後悔している今日この頃です……。(^_^;)
山本悦子さんが新刊『夜間中学へようこそ』岩崎書店を出版されました。

この装丁、大変活躍中の中嶋香織さんだそうです。山本さんも大変気にいってるということ。現代的で、新しく、平積みしても、ぱっと目に止まりそうですね。中嶋香織さんは、わたしは『ピアスの星』の時にお世話になりました。デザインで本の印象を変えてしまうって、すごいですね
さて、内容です。
76歳の祖母が夜間中学にかよいたいといい出しました。反対するお父さん。どうして、いまさらって思いながらも、おばあちゃんの学びたいって気持ちに影響を受け、おばあちゃんが怪我をしたあと、つきそいをすることになります。そして、夜間中学の仲間からいろんなことを学んで……。
わたしがとてもいいなって思ったのは、夜間中学の夜の船にたとえたところ。
夜ってのはふしぎで、昼間にない顔を見せてくれます。電車だって、昼みるとそうでもないのに、夜だと銀河鉄道みたい、このまま、空に飛んでいくみたい、なんて詩情をかきたてられます。
夜の学校は、なんか昼と別の生き物のよう。そんなところをうまく切り取ったなって思いました。
そのほかにも、夜間中学のことがわかりやすい文章で、よくわかります。いろんな事情出来ている人がいるようです。実際に先生をされている山本さん、学校のこともよくわかっていて、推薦図書、課題図書にぴったりでしょう。
また、わたしの祖母は、カタカナしか書けない人でした。
家族はみんなそのことを知っていましたが、嫁である母よりたのみやすかったのか、なにかあると、「ジンコ、悪いけど、ちょっと・・・」と呼んで、字を読んでとか、書いてとか言われました。なまっている祖母はじゅんことは呼べないで、わたしをジンコと言うのです。
わたしはこの口数の少なく、植物の世話が好きで大輪の菊を咲かせていた祖母が大好きで尊敬もしていました。明治生まれの人の気質でしょうか。愚痴や望みをほとんど言わなかったんですね。
子守りをしてたから学校に行けなかったことなど、少しだけ聞きました。兄弟が多かったから弟の世話をしなければならなかったようです。ただ、学校に行きたかったようなことは言ったことはありませんでした。テレビの水戸黄門を見て、静かな世界にひとりいるような祖母でした。もし、夜間中学で勉強できるって知ったら、したいって思ったのでしょうか?
そんな祖母のことをなつかしく思いだし、考えさせてくれる作品でもありました。
日曜日。いつもの公園をおじいちゃんと散歩
モネの絵のように睡蓮がきれいでした。

タイトルの鬼ヶ島、ももたろうの交流会についてふれるのを忘れました。また、機会があったら。
山本悦子さんが新刊『夜間中学へようこそ』岩崎書店を出版されました。

この装丁、大変活躍中の中嶋香織さんだそうです。山本さんも大変気にいってるということ。現代的で、新しく、平積みしても、ぱっと目に止まりそうですね。中嶋香織さんは、わたしは『ピアスの星』の時にお世話になりました。デザインで本の印象を変えてしまうって、すごいですね
さて、内容です。
76歳の祖母が夜間中学にかよいたいといい出しました。反対するお父さん。どうして、いまさらって思いながらも、おばあちゃんの学びたいって気持ちに影響を受け、おばあちゃんが怪我をしたあと、つきそいをすることになります。そして、夜間中学の仲間からいろんなことを学んで……。
わたしがとてもいいなって思ったのは、夜間中学の夜の船にたとえたところ。
夜ってのはふしぎで、昼間にない顔を見せてくれます。電車だって、昼みるとそうでもないのに、夜だと銀河鉄道みたい、このまま、空に飛んでいくみたい、なんて詩情をかきたてられます。
夜の学校は、なんか昼と別の生き物のよう。そんなところをうまく切り取ったなって思いました。
そのほかにも、夜間中学のことがわかりやすい文章で、よくわかります。いろんな事情出来ている人がいるようです。実際に先生をされている山本さん、学校のこともよくわかっていて、推薦図書、課題図書にぴったりでしょう。
また、わたしの祖母は、カタカナしか書けない人でした。
家族はみんなそのことを知っていましたが、嫁である母よりたのみやすかったのか、なにかあると、「ジンコ、悪いけど、ちょっと・・・」と呼んで、字を読んでとか、書いてとか言われました。なまっている祖母はじゅんことは呼べないで、わたしをジンコと言うのです。
わたしはこの口数の少なく、植物の世話が好きで大輪の菊を咲かせていた祖母が大好きで尊敬もしていました。明治生まれの人の気質でしょうか。愚痴や望みをほとんど言わなかったんですね。
子守りをしてたから学校に行けなかったことなど、少しだけ聞きました。兄弟が多かったから弟の世話をしなければならなかったようです。ただ、学校に行きたかったようなことは言ったことはありませんでした。テレビの水戸黄門を見て、静かな世界にひとりいるような祖母でした。もし、夜間中学で勉強できるって知ったら、したいって思ったのでしょうか?
そんな祖母のことをなつかしく思いだし、考えさせてくれる作品でもありました。
日曜日。いつもの公園をおじいちゃんと散歩
モネの絵のように睡蓮がきれいでした。

タイトルの鬼ヶ島、ももたろうの交流会についてふれるのを忘れました。また、機会があったら。