お正月あけ、読んだ最初の児童書、『星くずクライミング』がとてもよかった。
樫崎茜さんの新刊です。装丁もいいですよね。『蜜蜂と遠雷』の方のようです。すごく目だつ。
さて、ストーリーは、クライミングをしていて、怪我をして、気持ちがはなれた頃、パラクライミング、視聴覚障害の人のクライミングに出会います。そこで出会った昴とあかりの物語。
障害の理解のしかたが丁寧にかかれていて、昴のキャラもきりっとたっていて、すがすがしい作品でした。
樫崎さん、すごく取材されたんだろうなー。
文章もきれいでした。この頃、一人称で心理吐露をしていく作品も多いのですが、三人称で抑制がきいた文章です。
続きも模索されているようなことが書いてあり、とても楽しみ。
うちのそばにもあるクライミングジム。一度、体験ぐらいしてみようかと思うほど。
でも、運動系はダメなので、きっとしないけど、登れたら気持ちいいだろうなー。