赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『手で見るぼくの世界は』樫崎茜

2022-11-25 08:52:45 | その他

樫崎さんが新刊をだされました。読み応えがあり、胸が熱くなる作品です。

視聴覚支援学校にかよう佑と双葉の物語。

とにかくよく取材されたなっと思いました。佑の気持ちになってていねいにかかれていて、ラストは佑と双葉の未来を考えずにはいられません。

知らなかった目が見えない人の暮らしを知ることもできます。

とにかくここまでやるのは、どこまで取材したんだろうと作家として感心しました。

取材って、むずかしいです。その題材の人にあっても、知りたいことを話してくれるかどうかわかりません。

本音が聞きたいけど、ちょっと会っただけの人に本音ってなかなかいわないですよね。

樫崎さん、実際にブラインドマラソンなど経験したのかな?

とにかく、このところ、綿密な取材をもとにしたリアルな話が多いですよね。作家の人たち、みんな熱意があって、すごいですよ。

この本は、視聴覚障害の方にたいして、本のテキストデータを提供してるそうです。こういう取り組みはいいですよね。

図書館も利用してほしいです。

 

気がつくと、11月も終わりとなっています。

来年、早春にでる本の絵ができたりしています。

来年はわたしもいくつか本がでそうです。でも、そのために、これからもうひとがんばりしないとならないんだけど。