今、短歌がブームなんだそうです。百年に一度くらいのいきおいで、若い歌人の短歌が注目されているとか。
娘が短歌をやっていて、そういうことをいっているのです。
そういえば、国分寺の紀伊國屋でも短歌のコーナーができて、新しい歌人の本がならんでいます。
ブームの火付け役は、情熱大陸にも出ていた木下龍也さんあたりのようで、雑誌「ダビンチ」のコーナー「短歌をください」なんかが人気になったよう。
それで注目されている歌人のものを一冊読んで見ました。
これは、タイトルも刺激的。若いとがった感性がぎゅっとつまった、短歌です。
やさしいとかロマンとかいうより、少し心がざらっとするものもまじっています。でも、そういうものほど、後で思いかえし、自分をささえてくれたりもします。
ほかにも『水上バス浅草行き』岡本真帆 などもあるそうです。
どちらもわかりやすいか、っていうとそうでもないのですが。言葉選びのセンスがとても個性的。
それにしても、
ブームって不思議ですよね。
児童書では、ハリーポッターが出てからのファンタジーブームのいきおいがすごかった。でも、ブームがさった今、長編ファンタジーは、なかなか厳しい状態のようです。
今回の短歌ブーム、どのくらいふくらんでいくのでしょうか。