工藤純子さんの話題の新刊、『ルール!』を読みました。
理不尽な校則を自分たちの手でかえようとする中学生たちのことが書かれています。帯は内田良さん、ぴったりです。
校則を変える大変さがひしひしと伝わってきてリアルです。変えたいという意見ばかりでないところも、そうなんだろうなーと。
現在の中学のことをよく知らないと、これは書けないと思いました。
たとえば、登下校中にスマホをしてはいけないとか。なんか、学校を一歩でれば自由じゃんって、わたしは思いますが。
地域の目がこわいんですね。気にして校則がどんどん増えて行く悪循環。
ただね、
わたしは車を運転するのですが、登下校の子どもがあまりにも広がって歩いたり、急に横に飛んだりしてあぶないので、一度、小学校にいおうかと思ったことがあります。交通事故にあってからだと遅いからと。
でも、そういうのもいちいちいわれたら、小学校、大変なんですよね。それで、下校中はおしゃべり禁止なんてルールができたら、つまんないわけだし。むずかしいですよね。
そんないろんなことを考えるほど、つっこんで、リアルによく書かれていました。
最近はだれも書いてなかったこのテーマにしたってところがさすがですね。
そして、この作品、来年、児文協でおこなる地方セミナー、岡山セミナーのシンポジウムでもとりあげようと思います。
まだ、夢基金申請中で決定はしてないのですが、シンポジウムは、八束澄子さん、工藤純子さん、天川栄人さんの予定です。
シンポジウムの前のメイン講師は内田良さん。子どもの権利と中心に話していただく予定です。
いろいろ準備していて、楽しいセミナーになりそう。
でも、来年です。今からいったら、鬼が笑いますね。
でも、『ルール!』を読んで、岡山にも行きましょう。