赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

雨のち花粉

2012-03-07 07:45:33 | 日記
たたきつけるような雨がふったと思ったら、やけに暖かい日になったり、春は気まぐれです。雨の次の日は、花粉に要注意なのですが、昨日はまさに花粉がとびまわっていました。

『鷹のように帆をあげて』まはら三桃 講談社を 読みました。鷹匠の話です。
ストーリーラインは、素直です。文章もレトリックにこったり、遠まわしな表現をしたりもしていません。それでも、読み終わったあと、心にすみきった青空がひろがります。
福岡弁も、あたたかい。方言っていいなって思ったのは、河原潤子さん以来でしょうか。



鷹匠についてもよく調べられています。高校生の鷹匠が実際にいるのだとか。
鷹は大事にしすぎると、野性を失くしてしまって、飛ばなくなるとか。
愛情をかけて、体重管理をして。とてもわたしには、できないと思いました。
自分の体重管理もできないんだもの。

最近の漫画とか児童文学は、ある分野について、調べて書くというのが、ひとつのスタイルになっています。濱野京子の『レッドシャイン』『木工少女』などもそう。
それにしても、みなさん、よく調べます。
これからなにがでてくるのか? 鷹の次は……虎とか?

まはら三桃さん、これから、どんどんいい作品を書かれるでしょう。わたしの中では、赤丸急上昇中です。
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