おおぎやなぎさんの新刊が出ました。「こんな部活あります」のシリーズの一冊です。
『そこに言葉も浮かんでいた』
文芸部が舞台。主人公の栞奈は、思いがけず文芸部に所属することになります。
とくにものすごく本がすきとか、なにかが書きたいとかでない子が主人公なのがおもしろい目のつけどころです。
そして、おおぎやなぎさんといえば、俳句の先生。なかに出てくる俳句がいいんですよ。
そこは読んでみてください。
俳句だけでなく短歌、詩、物語、いろんなジャンルの文芸が紹介されています。
文芸部って言葉に関するアンテナがはっていれば、なにをしてもいいんだってそういう自由な感じがいいですね。
また、自分の作品に感想をもらって、多感に感じるところも、わかるわかると読みました。
とにかくおおぎやなぎさんが楽しそうにこの世界を書かれているのを感じました。
作家だから、言葉を操り考えるのが好きなんですよね、わたしたち。
表紙も、カバーをとった下の表紙も、すてきですよ。
さて、年末、押しせまってきて、食品の高さに驚いています。なんでも値上げされていてびっくり。
そこにきて、我が家では長男が今朝、風邪の症状。年末でもやっている病院をさがしたら、ものすごい混雑のようです。
カラカラ空気の東京。
みなさま、どうか、風邪にはお気をつけください。