赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

濱野京子さん、新刊『あたたかな手 なのはな整骨院物語』

2025-01-06 08:42:55 | その他

さて、お正月も終わり、今日から仕事始めです。

お正月は、娘と夫が仲よくうちに泊まってくれてにぎやか。みんなでおばあちゃんのところで親戚の新年会をしました。

96才のおばあちゃん、けっこう認知がはいっているのですが、煮ものをつくってくれました。

また、施設の母のところにもいったりと、わたしは大忙し。今日からやっとゆっくりパソコンに向かえます。

新年、初で紹介するのは、濱野京子さんの新刊。

これは大人の人にも読んでほしい、やさしい作品です。主人公は西田春哉は、新米の柔道整復師です。

大人の人が主人公は児童書にはめずらしい。でも、ちゃんと子どもの問題がかかれています。

そこがうまい。

ひかりちゃんといって、人の痛みを感じてしまう繊細な女の子が出てきて、その子が西田さんと地域と子どもたちをつないでいます。

また、地域ネコのマルもいい感じで登場します。

いつも思うのですが、濱野京子さんの文章には無駄な力みがなくて、読みやすく、さっと心にはいってきます。

さりげないけれど、大切なことが書かれています。

また、わたしは、自分が腰痛持ちで接骨院にも何度もかよったことがあるので、よけいにこの作品が身近になりました。

整形外科ほど敷居が高くなく、愚痴などちょっと聞いてくれたりして、街の接骨院はいい役割をしていますよね。

でも、児童書でそこを舞台にするなんて、なかなか思いつきません。すごいなって思います。

読んでほっとする作品です。たくさんの人に読んでもらいたいです。

 

今朝、いつもの散歩に出かけたら、こわいくらいの朝焼けでした。

 これ、なんの加工もしてないです。

ほんとうに、こんな色をしていました。

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