赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

☆受賞しました☆

2014-05-05 08:58:55 | 日記
今日の産経新聞発表です。
『がむしゃら落語』福音館書店が、第61回産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞を受賞しました。
こういう華々しいことは、自分の人生にはないだろうと思っていました。
だから、編集者さんからお電話をいただいた時は、「本当ですか?」と何度も確認してしまいました。
それでも、信じられなくて、今朝、コンビニに行って買った産経新聞を見て、やっと間違えではなかったと信じることができました。帆走してくださった編集者さん、また、形にならない段階で読んでくれたBe子どもと本のメンバーの方々、本当にありがとうございます。


そして、本がまだ出ない時から見守ってくれた鬼ヶ島通信の先生方、ライバルであり、よき理解者である、同人誌「ももたろう」の仲間たちにも、心からお礼をいいたいと思います。

また、今回の作品に力を貸してくれたのは、『落語』でもあります。落語が物語りにどうからまっているかは、作品を読んでみてください。

なんと、今朝、東京はわりに大きな地震が。
それで目が覚めたのですが、いつもの散歩に行き、帰りがけによるコンビニで発表の新聞を買いました。
出版不況が児童書にもがっつり忍び寄っていて、賞をとったからといって、本がすごく売れるとか、世界が変わるとかそういうことはありません。
でも、ひとり暮らしの母親のことが気にかかったり、様々な会合などで時間がとられる中、無理やり時間をつくって書いた作品のひとつです。
こんな風にしてわたしが書き続ける意味はあるのかなーーと、何度も思っていました。でも、できないとなげださないで、書いていて、やっぱりよかったです。また、親の介護の面では、手助けしてくれる方々がいるからこそ、わたしも書いていられるのだと思い、感謝もしています。

また、こつこつと自分がおもしろいと思った世界、気になってしょうがないこと、こんなことがあったらいいな、こんなことがあったらこわいな、そんな気づきを、物語にして書いていこうと思います。

ちょっと恥ずかしいのと照れくさいのでいやにまじめな報告になってしまいました。

たくさん笑ったことが、物語を書くエネルギーになってる気がします。
今までとかわらない、おつきあいなど、よろしく!!


飛ぶ教室 春号

2014-05-02 10:09:45 | 日記
飛ぶ教室春号がでました。今回は、コトバ遊ビノススメです。

内田燐太郎さんのタコとたこの話、オチがあって、落語みたいでとてもおもしろかった。
一気に読みました。

この春号の本の紹介コーナー。児童書を紹介するコーナーの下の段で、加藤純子さんがわたしの『がむしゃら落語』も紹介してくれました。ありがとうございます。
飛ぶ教室は、なんといってもあこがれの雑誌。小さくでも、取り上げてもらえて、本を抱きしめています。

また、機関誌「こどもとしょかん」141の中の「本の会から」というコーナーで、『がむしゃら落語』が取り上げられていました。ラストについて、賛否両論だったとか。率直に書いていただく姿勢がうれしかったです。
この機関誌のもと、東京子ども図書館のまわり上野の森では、明日から親子フェスタとして子どもの本のコーナーができます。出版社のブースがたくさんでて、サイン会もあるし、本も少しだけ割り引いて変えます。
日本児童文学も小峰書店のブースで販売するようです。時間がある方は、どうぞ。

さて、ももたろうの合評会、交流会から少したちました。
合評会でいい意見をたくさん聞きましたし、いろいろわたしもお話しました。でも、しばらくすると、話したセリフって、自分にかえってきます。ボディブローのように、ちくちく胸にささってきたりします。
ももたろうの中では、古株。えらそなことを言ってしまってたのかもと。書けなくなった人は、いないかなっと。
なら、話さなきゃいいだろって思われるでしょうが、そこがおしゃべりなわたし。その時は、サービス精神もあり、話しちゃうんですね。
ああいう言い方をしなきゃよかった、こう言えばよかったと、いまさらながら思うのが、合評会……。

言われたことは、どんなことでもうれしいし、参考になるし、あの人は、こう読むんだ、こういう読み方もあるんだ、なるほどっと思えるのですが、わたしは言ったコトバのほうにどうもしばられる傾向があるようです。

昨日の夕刊で黒木瞳のコラム。『塩とアドバイスは、求められなければいれてはいけない』なるほどっと思いました。

さっ、でも、5月。緑もすくすくと色を濃くしていきます。
終わってしまったことは、反省しつつも、ふっきって前を向いて、また、書いていこう!