おおぎやなぎちかさんが新刊をだされました。家守神の⑤。今回でラストです。
家守神シリーズはわたしは好きなシリーズ。今回はなんと長野の戸隠村まで行きます。
戸隠といえば、戸隠神社、戸隠そば、など有名で、わたしもこの夏に行きました。長野の北側ですね。富山や新潟に近いほうにあります。
とくにおそばはおいしかったのですが、混んでいてかなり待ちましたよ。
物語は、そんな戸隠までいって、家守神のルーツをさぐる展開になっています。新しい妖怪もでてきています。
このシリーズ、でてくる人物やその由来を説明するのがむずかしい。それが巻を増すごとに増えていっているので、書くのはたいへんだったんじゃないかな。
見える妖怪、見えない妖怪、服をきれば実態がわかる妖怪などいろいろいるから。
参考文献にわたしも読んだ千葉幹夫先生のものがはいっていて、なつかしいと思いました。粕谷良美さんが書いたものも。千葉先生、どうしていらっしゃるのか。
妖怪講座をうけされてもらったのは、妖怪ブームのころでした。たしか。
おおぎやなぎさんも、文献をあたって、この作品、書かれたんだと思います。
ネタばれになるので、くわしくは書けないのですが、最後、家守神たちや人間がちゃぶ台にまわりに集まってかいている見開きのイラストがとてもいいですね。
トモイマサコさん、あれよあれよと人気になり、今、ひっぱりだこの方ですが、やはりうまいのです。この物語のラストにふさわしいすてきな絵だと思いました。
ところでわたしは今、長野にきています。下の写真は昨日の長野。雪がふっていました。寒いよ