赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『犬をかうまえに』が……。

2014-11-17 08:19:01 | その他
新刊、『犬をかうまえに』が読売新聞夕刊で紹介されると、連絡がありました。11月28日、犬の特集です。
大変、ありがたい。どんな犬の本が紹介されるのか、楽しみ!

昨日は、秋晴れの中、義父母たちといっしょに秋の昭和記念公園に行ってきました。最近は、観光バスまでくる人気スポット。
とくに、銀杏並木がロケにも使われると人気です。


義父が、大好きなのは、こもれびの里という昭和三十年代の農家を再現したエリア。茅葺き屋根の農家の軒下には、柿がほしてありました。

この里を歩いていると、おとりよりに多く会います。でも、子どもの遊ぶエリアにいくと、少子化なんてうそだろって思うほど、子どもたちが元気に走り回っています。
日本庭園のもみじも、見頃でした。

国分寺ブックフェッスティバル・みんなでつくる物語

2014-11-16 06:32:54 | その他
11月23,24日は、国分寺のおまつり・ぶんぶんウォークがあります。
そこにあわせて、国分寺ブックフェスティバルもおこなわれます。

その中のワークショップ。みんなでつくる物語に、わたしも参加することになりました!
これは、壁一面にはられた巨大原稿用紙にひとり、一節ずつ書いて小説をつくっていくという無謀なプロジェクト。な、なんと、その一行目を国分寺の作家として、わたしが書くことになりました。
推挙してくれたのは、サンタポストさん。ありがとうございます。

けど、一行目って、案外むずかしい。国分寺は、恋ヶ窪という地名もあり、恋にまつわる話はどうかなっと考えてます。
それで、ひさしぶりに恋ヶ窪の駅へお散歩。びっくりしました。ハートのモニュメントや恋の駅の看板が設置されていたのですから。小さな駅をみんなでもり立てようとしているのがよくわかります。


さて、わたしは、この駅からの一行目を書くつもり。それにみなさん、どんな一節を書いてくれるのか、書き上がった小説は、ホームページ上でアップされるそうです。なんか、わくわくする企画です。興味の有る方は、ぜひ、国分寺へ。駅からちょっと遠いですが、村上春樹もかつて住んでいた国分寺、歩いてみるのもわるくないですよ。

そのほかにも、サンタポストさんのビブリオバトルや、一箱古本市、絵本の料理をたべよう、なんて、楽しみなワークショップもあり、盛りだくさん。国分寺ブックタウンプロジェクトのホームページも見てください。

クルミドコーヒーや、カフェスローなど、若者にネットや口こみで大人気になったおしゃれなカフェも、協力店として参加しています。今、こういう魅力あるカフェが、若者の気持ちをとらえ、文化の発信地になっています。クルミドコーヒーのブログは、おしゃれ! これも、ぜひ、見てください。

下は、秋の我が家の植え込みです。ウィンターコスモスが咲いていて、きにいっていますが、霜が降りたら枯れてしまいます。あと、わずか……。

これは、紅葉したヤマボウシ。

岩瀬成子さん、新刊

2014-11-13 14:17:04 | その他
今年の野間児童文芸賞を受賞された岩瀬成子さんが、新刊をだされました。
『きみは知らないほうがいい』です。挿絵は、大好きな長谷川集平。

いじめ、学校にいけないこと、路上のホームレスのこと、老人介護のこと、もう、重たいことをいっぱいつめて書いてあるのですが、岩瀬さんの文体はすんでいて、押しつけがなく、読んでいる側に静かに考えさせてくれる間があるので、するりと読みました。最後が胸にせまってきます。
子どもだけでなく、大人にも、先生にも読んでほしい一冊です。

思ったことを表す語彙というか、手法というのが、多才です。テクニックではなくて、自然に主人公にはいりこみ、書いているのでしょうが、みごとだなっと思いました。

ただ、ぱあーっと明るい気持ちになりたくて読みたい人には向かないかもしれません。今の学校の雰囲気はこんな風なのかもしれませんが、それをこんなにうまく言葉にして聞かされると、あらためて背筋が寒くなります。

時折、学校で見かける子どもたちは、楽しそうに笑っていることも多いのですが、やはり、こういう気持ちをかかえている子も多いのでしょうか? こどもだけでなく、社会もこうなっているのでしょうね。子どもだけが・・・なんてことは決してないでしょう。

『ぼくはあんなこと、だれかにいえるほど正しい人間じゃないのにね』ーーー作品の最初のほうで昼間くんがこういいます。この姿勢が好きだなっと思い、昼間くんがなにをしているのか知りたくなって、読みすすめました。
最後のほうで、「学校でつらいこともあるけど、それだけでないよね」っという一文も、救われた気がしました。
多くの人に手にとって、また、読書会などで読んで、話題になればいい本だと思いました。

今年の秋は、たくさんおもしろい本がでています。ファンタジー作品も、出てきました!
読んだら、また、紹介します。

茅ヶ崎散歩

2014-11-12 18:50:52 | その他
昨日、11月11日、なぜか、ポッキーの日。
来年のBeこどもの本の合宿地をさがすために、茅ヶ崎に行くというので、わたしも参加しました。海が見てみたかったからです。

まず、茅ヶ崎美術館。きれいな庭園に囲まれた住宅街にある、靜かな美術館です。


この二階でランチをすませ、いざ、目的地、茅ヶ崎館へ。茅ヶ崎館は、映画監督小津安二郎が仕事場にしていたことから有名になったようです。

平屋の日本家屋で、庭に大きな松があり、夜にはライトアップされるとか。
家屋って、住んでいる人、訪れた人の雰囲気を写しているのではないかって気がする時があります。
わたしは昨年新しい家に引っ越した時は、つるりとしてさびしい気がしました。友だちが来てくれて、笑い声が響いてやっと家が家らしくなっていくようだったのです。

茅ヶ崎館は、小津映画に出てくるような靜かで閑静な感じがしました。今は、登録有形文化財に指定されているそうです。

最後、短い時間でしたが、海も見ました。くもっていたのが残念。晴れていると、下の大きなCのモニュメントの間にえぼし岩がくっきり見えるそうです。Cの間にたって輪をつなぐと、恋人同士は、縁がつながるそうで、恋人じゃないと思いやりの輪ができるそうです。思いやりってなに??って思いましたが、立って見ました!


サザン通りもある茅ヶ崎は、湘南のおしゃれな雰囲気かと思いましたが、こった大邸宅が多く、落ちついた高級住宅地でした。

案内の方々、ありがとうございました。ちょっと息抜きできて、充電した一日でした。


上橋菜穂子氏、講演会

2014-11-10 18:02:19 | その他
日曜日、日比谷図書文化館でおこなわれた、上橋菜穂子さんの国際アンデルセン賞受賞記念の講演会に行ってきました。日曜日、わたしは家をあけるのは、なかなか大変。時間をやりくりして、家族に介護をたのんで頭をさげてお願いして出ることになるので、めんどうなのですが、無理をいって行ってよかった。

すごくいい話が聞けました。アンデルセン賞のメキシコの授賞式のことも話してくれました。個人のネットで講演会報告は、意味合いが変わることがあるので、遠慮してくださいということでここには書きませんが、わたしの聞いた講演会の中でも、一番かと思えるものでした。

わたしも、声をかけてもらって、小さな講演をすることもあります。わたしなんかの話で喜んでもらえるのかと、不安をかかえながら、せめてもと、せいいっぱい準備して話すのですが、そんな自分のアウトプットが続くと、ちょっぴり疲れてしまいます。この講演会で、しっかり、インプットできた、充実感が味わえました。
すばらしい時間をありがとうという気になりました。


一階のギャラリーでは、林忠彦写真展、日本作家109人の顔というおもしろい写真展もあり、これもおもしろかった。写真の横の紹介文がとくに味わいぶかい。坂口安吾の仕事部屋は、ほこりが一センチもたまっていたとか。昭和の作家はエネルギッシュな顔をしてると、興味深く見ました。

図書文化会館は日比谷公園にあります。ここは、都会のオアシスという感じ。こんな日本庭園があり、カワセミをとるカメラマンがいっぱいいました。


有楽町まで歩いて帰ったら、有楽町稲荷という小さなお稲荷さんがありました。
しっかりお祈りしてきました。なにをしたかは、内緒です。