赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『めいたんていサムくんとなぞの地図』那須正幹

2022-07-17 10:34:00 | その他

那須先生を偲ぶ会などもあったことから、那須作品を読んでみたくなりました。

はたこうしろうさんの表紙、いいですよね。

なんか、偲ぶ会でのはたこうしろうさんの挨拶がよみがえってきます。

内容も、この年齢の子が分かる範囲で、ちゃんと謎解きになっていて、個性がしっかりたっていておもしろい。

そして、力がはいりすぎないので、さくさく読めます。

これぞエンターテイメントなんだな。

これは三巻目で遺作みたいな形にあんりました。一巻目、二巻目もおもしろかった。できたら、十巻くらいまで読みたかったな。

 

さて、今月〇日にいった河口湖のラベンダー

富士山は見れませんでした。くもっていて。たまに小雨がまじった日でした。

ねむの木が満開でした。

と、こんな感じて、遊んで、オンライン会議にでてと、そんなくりかえしの7月でした。コロナの反動でいろんなところにいきたくなっちゃって・・・・。

でも、作品も、遅いペースですが書いてますよ。まあ、若い時みたいにサクサクといかないところもありますが。

那須さんはすごいな。

そんなわたしですが、出版がきまっているのもあります。

国土社のショートストーリー 『ねがいごと』

偕成社の文庫 ビブリオバトルの作品

あとは、某社の企画もの←これがなかなかやっかい。

これらは、出版社さんのほうの順番がくればだしてもらえると思います。

明日、児童文学学校で始めてのオンライン飲み会というのがおこなわれます。

自由参加ですが、多くの人がきてくれればいいなー。

 


那須正幹さんを偲ぶ会

2022-07-15 09:47:59 | その他

昨日 東京會舘で那須正幹さんを偲ぶ会がおこなわれました。

那須さんを偲ぶような、雨がふる日でした。

会場にもうけられた祭壇は、黄色やピンクの花をまじり明るいものに。那須さんの広島弁のインタビューもきけて、なつかしかったです。

個人を偲ぶスピーチも、那須さんを慕う気持ちがあふれていました。ファンクラブの人もお話をされました。

担当編集者さんからは、〆切りに遅れない、直しはない、(おまけに売れる)、とても手のかからない作家で、担当になれて幸わせだったとおっしゃってました。

すごいですね。そんなことができる人がいたんですね。

児文協の会長をされたとき、わたしは理事だったので、飲み会などでお話しをさえていただき、ずうずうしくも防府のお宅まで遊びにいかせてもらいました。

楽しかったなー。美佐子夫人がそのことをおぼえてくれて、うれしかったです。

また、那須先生は、著書をおくると、いつもすぐに読んで返信をくれました。わたしもなかなかできないのですが、必ずくれたんですよ。

それが楽しみであり、いいものが書けたら、読んでもらいたいと思っていましたが、それがかなわなくなり、とても淋しいです。

末吉先生がいなくなられた時も、そうでしたが。

ああ、あの先生なら、なんていうだろうって、時折、思ってしまいます。

会場には、著作がかざられていました。

 

そういえば、那須さんは達筆でした。書道教室をされていたくらいですものね。

著作の中には、いつも生き生きした子どもがいた那須さん。著作権を児文協に委託してくださるなど、最後まで児童文学、または、作家のことを思ってくださっていました。

とてもカッコいい作家ですよね。

昨日の会は、那須先生を思う気持ちが一体になっていて、ご家族にもあえて、偲ぶ会でありながら、心がやすらぐようでもありました。

コロナ急増の中で、席と席ははなれ、会場の人とほとんど話すことができなかったことが、少し残念でしたが。


『トーキングドラム』佐藤まどか

2022-07-12 09:18:22 | その他

佐藤まどかさんが、またまた、新刊をだされました。

心ゆさぶるわたしたちのリズム という副題でわかるように、手作りの打楽器で心をつないでいく物語。

家に居場所がない放課後子ども教室の高学年の4人。ばらばらだったその4人が、楽器を手作りして、最後はストリートパフェオーマンスに挑戦していきます。

やっぱり佐藤まどかさんは、うまいですね。

とくに人物の描き方。主人公の万希奈の視点で描かれる物語なのですが、4人とも、こういう子、いそうって自然に思えて、読み進めるうちに応援したくなります。

それに、放課後子ども教室のこと、よく知ってますよね。

今の子どもの日常の延長線上にきちんと物語をつくっているので、安心して読めます。

ラストシーンはどんな音楽なのか、4人の打楽器から聞こえる音を想像してニマニマしたいます。

これから、音を聞くとき、打楽器に敏感になりそうな予感・・・

読むと元気になる、さすがの安定感の一冊です。

 

さて、春は児童文学者協会で役職が交代する時期でした。

昨日届いた会報にも書かれていましたが、わたしは、組織部の部長をさせてもらうことになりました。

事業部は後藤みわこさんにバトンタッチですが、あと少し、後藤さんがなれるまで、事業部にも残ります。

事業部はメンバーのチームワークがよくて、楽しい部でした。前の会報部も楽しかったけど。

講座ブログは、わたしが部長になってから始めたブログです。

たくさんの声がつまっています。今期はまた、みなさん文章がうまいので、読みがいがあります。

ぜひ、読んで見てください。

http://jibunkyo.main.jp/index.php/course0/index


『バドミントン★デイズ』韓国版がでます

2022-07-10 10:45:32 | その他

元総理が、銃撃されるニュースがあり、それを一日中、見てしまって、なんか気力があがりません。

恐ろしいです。ほんと、テロは恐ろしい。こういうことは、もう、起こってほしくないです。

 

気分をかえて、拙著『バドミントン★デイズ』のはなし。

このたび、『12歳のバドミントン』となって、韓国で出版されることになりました。

画像は下。イラストにカラーが多く、豪華なつくりの本です。

イラストの雰囲気はそのままでうれしいですね。

また、これは今まで電子図書になっていませんでしたが、これから電子図書化をすすめてくださるようです。

ほんと、忙しいですね。編集者さんは。

 

さて、先日、バーゲンにつられて、娘と立川へ。

おいしいスープカレーを食べました。フープカレーザムライ というお店で、列にならんではいりました。

ただ、すいていたら見ようかとおとずれた、展覧会、コジコジ万博は、すごい人気で、整理券が夕方までうまっていて、行けませんでした。

今日までの展覧会だったので、混んだんでしょうね。企画展示「コジコジ万博」 |PLAY! MUSEUMとPARK (play2020.jp)

コジコジ、今も人気があるんだなー。

見られなかった展覧会は、見たかった気がするからふしぎです。

いつもちょっとちがった角度からの展示がたのしめるPLAY! ミュージィーアム。次の企画は行くぞ。

とはいえ、コロナが増えているので、この先、どうなるか不安。

9月には北海道に行きたいわたし。コロナよ、どうか増えないで・・・・。


『スクラッチ』歌代朔

2022-07-06 13:48:39 | その他

いやー、おもしろく刺激をうける本を読みました。

児童書の単行本二冊目の歌代 朔さんの『スクラッチ』

コロナ禍を舞台にした作品、バレー部の退会も美術の公募展もどれも中止の夏、規模縮小、自粛、延期、中止・・・・そんな中の中学生活をみごとにかきあげています。

不要不急ってなんなのよっと不満を高め、エネルギーのもっていきばのない、バレー部の鈴音、

田舎にきて、なかなかなじめない中、自分の絵に迷う、千暁

ふたをされたような、コロナ禍の夏のそれぞれの心がみごとに描かれていたと思います。

新人の作品とは思えない読み心地。

作者はきっと学校などで子どもたちをよく見ているんだろうなっと思いました。細かい学校の規則みたいなものや、公募展の内容、バレーの練習のしかたなど、手を抜かずにかいてありました。

また、地方が舞台なのも、いいなっと思いました。

ぜひ、読んでください。おすすめです。

 

話はまったく変わり、昨日は友だちとバス旅へ。

楽しかった~~

茨城県の雨引き観音までいってきました。水中花が話題です。

 

ひさびさ、友だちとしゃべった、しゃべった。

さっぱりしたーーー。お互い、還暦をすぎたので、遊べるときに遊ぼうといいあいました。

でも、コロナは増えていて、これからどうなるか、心配です。

また、自粛に逆もどりなのかな。

場所は茨城県で、なんと、雨をかわして、旅の間、ずっと晴天。

いっしょにいった友だちは晴れ女だったせいかな。