昨夜の読書会の課題本は中島京子の『やさしい猫』
これはスリランカのクマさんといっしょに暮らしたいと愛をはぐくんだ母親を応援するわたしの物語。語り口がやわらかくて、子ども目線なのでとても読みやすいです。
読書会のメンバーの感想も好意的なものが多くて、この作品が好きになったわたしもうれしかったです。
ただ、入管の現実はもっと厳しいというのを聞いて、暗い気分になりました。
最近、畑に住宅が建つことが多い国分寺。どこも働いているのは外国の方ばかり。大変な仕事をされています。
そういうところで働く外国の人はがたいが大きくて、一見強そうにみえます。その横でヘルメットをかぶって、小さくなっているのが、現場監督のような日本の若い人だったりもします。
たいへんな重労働をしている外国の方が、不当に差別されないといいと思いました。
この作品、ひとつ、難をいえば、タイトルが内容とリンクしてるかといえば、ちょっとちがうような気がしています。
やさしい猫もでてきますが、それは民話の話で、実際の猫はでてこないのだから。
このタイトル案、べつになかったのだろうか・・・ってそれだけ思いました。
街は紅葉。寒くなってきましたが、まだ、お出かけが楽しい季節です。