9月23日のWhat'sNewによりますとCuriosityは、先週”Darwin”で礫岩を調査した後、22日には、Sharp山の麓を目指して移動開始したそうです。
下図は、”Darwin”で見つけた岩脈です。
Sol400(9月21日)の日没前にMAHLIで撮影されたものです。
約25cmの距離から撮影された4枚の写真の合成です。
下図もSol400の日没前にMAHLIで撮影された9枚の写真の合成です。
約11cmの距離から撮影されました。サイズは、リンカーンペニー(直径19mm)で比較できます。
砂や小石の粒を含む礫岩の表面の状態が良くわかります。
下図は、APXS (Alpha Particle X-ray Spectrometer)を使用している様子です。
APXSは、目標物の表面に接触させて岩や土中のNaから重元素まで分析します。
ただし、今回はそれ以上の分析は行わないとのこと。
理由は、最優先事項としてSharp山の斜面での活動を急ぎたいということです。
450名以上からなる科学チーム内で議論があったようですが、早々にSharp山へ向かうことになりました。
各Waypointでの調査目的は、Yellowknife Bayでの成果とSharp山で得られる成果をつなぐ情報を得るためです。
驚いたことにCuriosityは、ロボットアームの先端のturret内にYellowknife Bayで4ケ月前採取したサンプルを保持しているとのことです。
このサンプルは、既に分析されていますが、研究者は更に別な機器での分析を計画しているようです。
このサンプルを知り尽くしてからでないと、新たなサンプルの採取は出来ないのでしょうか?