我が家には6系統のスピーカーがあるが、「この二つがあればもう十分だなあ!」と思わせるのがグッドマンの「TRIAXIOM]と「AXIOM80」。
「またか、もうウンザリだ・・」、まあ、そういわずに(笑)。
両方とも自作の箱(板厚1.2cm)なのでちょっと見た目が悪いが、気に入った音さえ出てくれれば、それでいいと割り切っているつもり・・。
で、元旦から「TRIAXIOM」にじっくりと向き合っていたものの、さすがに1週間ほど続くと、また ”そぞろ” 浮気の虫が・・(笑)。
オーディオに限っては「即行動派」なので、昨年末(2023)から気になっていたスピーカーを引っ張り出してユニットを交換した。新年になってからの初仕事である。
画像左が改造前で、右が改造後の姿。サウンドの死命を制するコーン型ユニットの交換である。
左側のJBL「D123」(口径30cm)をフルレンジで使っていたのだが、やはりこのユニットをフルレンジで使うのは拙かった・・、2日ほど聴いていると中高音域の粗さが目立ってきた!
「LE8T」(口径20cm)の感覚で対応したのが間違いの元で、このユニットはやはりクロスオーヴァーが500ヘルツ前後で使うべきだったと素直に反省。
ただし、そうなると「200~4000ヘルツの間にマグネットの違うユニットを混ぜ合わさない」という、ささやかな我が家のポリシーに違反するのがつらい。
そこで、窮余の一策・・。
「D123」を交換して昨年のオークションで調達した「ユニット」(口径25cm)に交換してみた。
「ウーファー専用」に惹きつけられてゲットしたのだが、無銘のユニットなのでお値段は3千円(ペア)ぐらいだったかなあ・・、立派な「アルニコマグネット」付きにしては信じられないほどの超安っ(笑)。
おそらく周波数帯域は上限がせいぜい3000ヘルツくらいだろう・・、そこで「075ツィーター」を5μFの「ブラックタイプ」のコンデンサー(ウェスタン製)を使って5000ヘルツあたりに下げて使うことにした。
無銘のユニットには「2A3シングル」アンプ(出力管:VISSEAUX刻印)をあてがい、075ツィーターには定番の「71Aシングル」を~。
これで、ワクワクしながら耳を傾けてみると、驚いたねえ・・。
音に生気があるし、反応が早いし、バランスがいいし・・、それに「075ツィーター」との相性もバッチリ~。
もしかして「TRIAXIOM」よりは上ではないかしらん・・、と思えるほどのサウンドだった。
オーディオの場合、迂闊に決めつけるのは止した方が良さそうだね、特に移り気な人間には~(笑)。
そして、独特のスッキリ爽やか感は「075ツィーター」の賜物だろう。
「71A」のアンプを使うとヴァイオリンの音色がことのほか麗しく聞こえてクラシックも十分行けるし、もちろんジャズやポピュラー、歌謡曲もすべてOKで苦手なジャンルが無いのもありがたい。
それにしても、この無銘の25cmユニットにはつくづく考えさせられた。とんだ「掘り出し物」で、やっぱりオーディオはお値段ではないですねえ・・。
新年早々の快ヒットにすっかり気を良くして、今年もがんばるぞ~(笑)。
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