前回のブログ「イギリス人の おちょぼ口」と題して紹介したイギリス人気質について、いちばん詳しいのは長年日本人として現地に暮らされている「ウマさん」のはず・・、そこで、拙文の末尾に「ご意見をお聞かせくださいな」と、あつかましくも勝手に振ったところ、さすがに 筆まめ なウマさん・・、すぐにメールをいただきました。
ついでといっては恐縮ですが、この際最近いただいたお便りをまとめて「3題」紹介させていただきます。
☆ 「忍耐」
「ご意見をお聞かせくださいな」…と言うことだけど…
長年住んでて思うんだけど、英国人には、間違いなく忍耐強さがあると思うなあ。そして、それが社会的規範にまで昇華していると感じる。
どう言うことか?
例えば、スーパーのレジ(英語→キャッシャー)で客が並んでいる…
ある客がレジのおばちゃんの知り合いなのか、どうでもいい世間話をぺちゃくちゃやっている…並んでる他のおばちゃんたち、きっとイライラしてると思うよ。
だって人間だもんね。ところがや、文句を言うおばちゃんを見たことは今まで一度もない。これが僕の出身の大阪やったら…「ちょっとちょっと、あんたらええ加減にしなはれ!ンとにもう…」英国のおばちゃんたち、なぜ文句を言わないか? …「文句を言うのはハシタナイ」と言う社会的規範があるからとちゃうやろか?
何年か前の年末…僕の姉が大阪から来ていた時…
クリスマス後に二人で街に買い物に出た帰り…近郊では最大のランダバウト(交差点代わりの大きなサークル)に入った途端、車が動かなくなった。
年末、しかも夕方のラッシュ時で、何台もの巨大なトレーラーを始め、ひしめく多くの車で混乱を極めてしまった。姉が「押してみる」とは言うものの、僕の車は1.8トンもある。交通が完全に麻痺した状態の中、元中学体育教師だった姉の(火事場の)馬鹿ちからで、車をランダバウトの外に押し出すことが出来た。よかった。
帰宅後、姉が言った。「ウマなあ、あんな交通渋滞で大混乱やったのに、クラクションを鳴らす車が一台もなかったなあ」
「クラクションを鳴らすのははしたない」…英国人は忍耐強いと言うことですね。
そうそう、ブログの主どのも忍耐強いと思うなあ。だってさあ…
毎日毎日、取っ替え引っ替え、ああでもないこうでもない…かくもアンプやスピーカーをいじり倒す忍耐強さ!スゲェー
☆ 「ソプラノ歌手 レグラ・ミューレマン」
いやあ、癒されますねえ、レグラ・ミューレマン。
カラヤン指揮のオーケストラによる「ソルヴェイグの歌」は、時々聴いているようですが、そんな彼女にレグラ・ミューレマンを聴かせました。
すると…「癒されるなあ…」
☆ 「ヴァイオリンの名器」
「ストラディバリウス」「グヮルネリ」「アマティ」などの名器は広く知られてますけど、そのほかにも多くの名器があるようですね。
上記のシゲティの1724年製「ストラディバリウス」ズッカーマンの「カルロ・ジョゼッぺ・テストール」なども、うちのキッチンで鳴りました。ズッカーマンから、当時の金額で6千万円で譲ってもらったそうですが、後年、彼から返して欲しいと言われた木野は「ダメ!」(笑)
でいくらだった?「千二百万円!」ギョッ! 馬のしっぽが千二百万円?
以上、ウマさん・・、このブログに彩を添えていただき大変ありがとうございました!