「あとがき」より
「・・神格化された孔子を書こうとするから、書けなくなってしまうのであり、失言があり失敗もあった孔丘という人間を書くのであれば、なんとかなるのではないか・・」
以下はネット情報も参考にしています。
孔子(紀元前551年頃〜前479年、春秋時代の思想家)は魯国に生まれ、若い時に両親を亡くしたが勉学に励み、周初への復古を理想として身分制秩序の再編と仁道政治を掲げ、多くの弟子を育てた。
多くの弟子を育てる中で名を上げるが、国内の政争に巻き込まれ隣国斉に亡命し・・、魯に戻って大司寇(司法長官)まで昇進するが再び権力闘争に敗れ・・、弟子とともに諸国を遍歴し諸侯に徳の道を説いて回り・・、亡命生活を経て魯に帰国し、古典研究の整理を行ない・・、有能な弟子や子を失う中で没する。
老子の教えを受けたり、呉王夫差も登場し・・、兵法にも長じていたように描かれていました。
激動の時代を精一杯生き抜いた人のように感じました。
(21/02/06撮影)