《春秋戦国時代末期、周王朝の末裔という出自を隠して生きる商人・公孫龍は、天賦の才により諸侯のブレーンとして名をはせてきた。だが、西の大国秦の台頭で諸国の均衡が揺らぎ、徳より力が支配する時代が近づいてくる。それは公孫龍にとって青年期の終わりでもあった――歴史小説の面白さを刷新する著者渾身の大長編最終巻。》
巻1~3は1年余り前に続けて読んだが、4巻発行まで約1年掛かったので・・、だいぶん忘れていました。
登場人物も多くて、記憶力が劣化しているので大変でしたが・・、戦国時代から秦の統一に向かう時代の各国の動きが、大きい流れとして分かった気になりました。
本書の公孫龍の位置付けや「白馬非馬説」の公孫龍子との関係が、巻末の「あとがきに代えて」に書かれていて・・、もやもやも解消されました。
(画像借りました。)