私がJH5AVMで開局した当時にはパソコンを遣っている人は周りに居ませんでしたし当然私もパソコンは持って居ませんでした。その業界に居ましたので興味は有りましたが高額で手が出せなかった事も有りますが私の仕事(テレビやビデオ・カメラやビデオ等家電商品の修理業務)では目が一番大切なので意識的に取組みませんでした。
私が40歳位の時、無線の世界にも業務日誌やQSLの印刷などに使用する人がボチボチ出始めました其の当時は富士通、NECのパソコンが全盛で国内では幅を利かして居ましたが将来を見据えた時、こんな事は何時までも続くはずが無いと考えた私はDOS V 機を購入、理由はウィンドウズ3.1が出た所で世界共通になり国産と操作性が変わらずアマチュア無線用の汎用ソフトやパソコンメーカー等 種類も豊富で世界の中でのパソコンの占有率を考えると比較に成らなかったし、また価格も同程度の能力機種に比べると約半分だったからです。
最初に購入したパソコンはCPUがペンティアム66DXで初めて二倍速のCD-Rが搭載されたモデルだった。当時の最速のパソコンだったが3ヶ月毎に新機種が発表(あとで解ったことだが色々なメーカの部品の寄せ集めの組立て商品)せれ以後、給料を貰うとパソコン屋に直行する様になった。此の時期はパソコンに大した仕事もさせないのに速さばかりを追っていた。パソコンの知識は何も無かったがヤル気と好きになれば何でも出来るが?授業料(パーツ代と本代)は随分掛った。無線機は15年位は問題なく使えるがパソコンは随分銭食い虫だったが反面アマチュア無線は収入に繋がら無いがパソコンは組立てをしてあげたりメンテをすれば少しは小遣いに成った。
やがてハムログのDOS版が世に出て初めてパソコンに無線に必要な仕事をさせる事が出来た 其の後QSLの印刷、DX及び国内のクラスター、人工衛星の自動追尾、アンテナシュミレーション、デジタル通信、電子QSL、書き切れないほどの仕事やインターネットを使った知識や情報の収集が可能に成った。これ等を使わない手は無いし使わないとすると不便な生活を強いられる様に成りそうだ。
無線の交信を聞いているとパソコンはしないとか、興味が無いとか言っている人を時々聞くが(私の家内もそうだが)そんな事が通用しない時代がもう目の前に迫っている 最近家内と回転寿司店に入ったら受付がタッチ・パネルで自動化されていて焦っている家内を見てつくづくそう思った。一般生活やアマチュア無線の世界も同様でパソコン無しでは十分楽しんだり運用できない時代が既に来ている。