現役中は多くは無かったが其れ成りの収入は有った。贅沢な生活は出来なかったが人並みの生活は出来た。若い頃のサラリーマン生活も然程楽しい物では無かったが当時は高度成長の時代で今思うと年に昇給が２～４万の時も有ったりして今思うと嘘の様な時代で有った。当時は「行け行けドンドンの時代」で現在の様な先行きが見えない状態では無く事無く定年まで勤めあげれば 其れ成りの年金が貰え老後の生活の心配は無いと思って居た。
当時の計算では贅沢は出来ないが私の年金で二人の老後の生活は賄え家内の年金（生活費以外）で少し余裕の有る生活が出来ると考えて居たが？さて退職して本式の年金が支給される段階で昔に考えて居た金額とは随分違った支給金額と成ってしまった。其れでも通常の月は問題は無いのだが４月～５月に成ると一挙に固定資産税、自動車税、自動車の保険、その他の支払い期限が迫り、今日は郵便局に支払いに出向いたがタメ息が出た。来月辺りは多分、国民健康保険の支払いが有った様に思うのだが？最近は貯蓄残高が段々と減って居るので現段階では我家は赤字経営状態に成って居る。
其の様な中で暢気に毎年恒例の長期旅行をする事を家内に対して自分自身が持ち出せ無い気持ちに成って来た。最近は愈々「風の吹くまま気の向く侭」の長期の旅行も卒業かな？と思う様に成って来た。最近に感じる自分自身の気力体力の低下や現在の移動運用状態を見聞きすると移動運用に出掛ける魅力を感じる場所が無く成りつつ有る事や軍資金の不足等が挙げられるが矢張り最大の原因は収入不足から来る「先行きの不安感」に成ろうかと思う。そう言えば今年に入ってからは全くアルバイトをして居ないので例年の様な私が自由勝手に使える軍資金は無い状態、春から初夏に進む此の頃の季節は此処数年は心が踊って居たが最近は気持ちの中で季節外れの木枯らしが吹く状態・・・・・お金が無いと言う事は悲しい事だ。
