言論の自由に値しない次元の話
2015年12月19日
産経新聞のソウル支局長が、朴韓国大統領の男女関係のうわさを素材にしたサイト記事を書き、それをめぐり、日韓関係の大問題が発生しましたね。結局、ソウル中央地裁が記者に対する無罪判決を言い渡しました。こじれきった日韓関係の改善につながる、韓国に3権分立が成立していない、言論の自由に配慮した判決とかの記事が、日本のメディアで . . . 本文を読む
公正な実売部数で競争を
2015年12月16日
定期購読されている宅配新聞は8%の軽減税率が適用されることが決まりました。標準税率は10%ですから、2%分の200億円相当が全体で軽くなります。10%が適用される一般業界や紙媒体ではないネット業界からは、「なぜ新聞が優遇されるのか」、「なぜ紙媒体が例外扱いされるのか」と、批判が聞かれますね。
新聞界が連日の . . . 本文を読む
やはり陰に政治圧力か
2015年11月7日
またまた、NHK対安倍政権の対立です。NHKに対する政治圧力のせいでしょうか、このところNHKが萎縮して批判精神を失い、番組がつまらなくなっていると思う視聴者が増えています。無難で人畜無害な番組ばかりにならないかと心配です。
NHKの看板「クローズアップ現代」の番組で起きた「過剰演出」、「やらせ」につ . . . 本文を読む
圧力団体といわれかねない
2015年9月21日
安全保障法案の国会審議が熱気を帯び、まもなく採決へという記事で連日、紙面が埋まっていましたね。18日の朝刊をめくっていて、「むっむっむっ」、「????」と思いました。こんなことってあるのだろうかと。
読売新聞は2面左肩に8段組みで「新聞協会が声明、財務省案に反対、軽減税率適用求める」の記事と、新聞 . . . 本文を読む
自ら招く若者の新聞離れ
2015年9月17日
与党にも野党にもうんざりしています。安全保障関連法案の国会審議がまだ決着していません。わたしのすぐ横で、野党の採決引き延ばしをNHKテレビが延々と実況放送しております。野党は時間稼ぎのため、与党はガス抜きのために、ムダ遣いと知りながら貴重な情報時間を空費しています。視聴料金は割引すべきですね。
新聞は . . . 本文を読む
政界も自民も1強多弱の危機
2015年9月9日
安倍首相が自民党総裁に無競争で再選されました。翌日の新聞を広げますと、「えっ、そんなことってあるの」と思いました。首相の一日の行動を伝える日経新聞4面の「首相官邸」(短信コーナー、9日)です。「18時53分、帝国ホテルで日経の喜多会長、岡田社長ら」とあります。他紙は、「同ホテルで食事」と付記しています。
. . . 本文を読む
衝撃を伝えないジャーナリズム
2015年9月7日
エーゲ海の浜辺に打ち上げられたシリア難民男児の遺体写真は、間違いなく世界史を記録する迫真の一枚になるでしょう。この写真に特に欧州は衝撃を受け、大統領、首相、欧州連合(EU)を動かし、難民対策は新しい段階を迎えました。メディアの危機といわれる今、第一級の報道写真はどう扱われたのでしょうか。
日本のメディアは何 . . . 本文を読む
メディアは腰が引けた報道
2015年8月26日
異常な事件です。変質者による事件です。親の放置が生んだ事件です。真夜中に街を歩き回った中学生が自ら招いた事件です。過酷な言い方でしょうか。
あくまで報道された情報から判断すると、事件を考える視点はいくつかあります。推測、想像を交えていうなら、最も悪いのは当然、殺害者とみられる45歳の男です。それはもう、分りきっ . . . 本文を読む
本業は研究と教育のはず
2015年6月12日
テレビの報道番組をみていると、専門分野があるはずの大学準教授クラスが、専門外のコメント求められ、しろうとでも思いつくような話をするので、われわれ視聴者がしらけてしまうことが多いですね。かれらもこんなアルバイトまがいの仕事は断り、大学にもどり、本職の研究と教育に徹するべきでしょう。 . . . 本文を読む
体力加え3点セットの相乗効果
2015年6月3日
安倍内閣の基本的な政策姿勢に世論の風あたりが強いのに、相変わらず高い支持率を維持するという不思議な現象が続いています。世論調査によると、有権者の55%が原発の運転再開に反対、安全保障法制の今国会成立に48%が反対、景気回復の実感がない75%などです。それなのに . . . 本文を読む
安倍政権は報道の自由が嫌い
2015年4月29日
NHKは報道番組「クローズアップ現代」のやらせ疑惑を否定しながらも、「過剰な演出はあった」との調査報告書を公表し、28日夜の特別番組で謝罪しました。テレビを見ていまして、いくらなんでもこれは「過剰な謝罪」ではないのかと思いました。むしろばか丁寧さを印象づけることで、「政治が騒 . . . 本文を読む
日韓とも軽く見た言論の自由
2015年16日
韓国はひどい国です。それにしても、事件に関係した記者も、帰国した記者を歓迎する日本のメディアの反応も、ちょっとおかしいのではないですか。そういいたくなります。ついでにいうと、記者を官邸にまで招き、慰労か激励かをした安倍政権の反応もオーバーでしたね。
産経新聞の前ソウ . . . 本文を読む
慰霊の旅の拡大解釈か
2015年4月11日
天皇、皇后陛下はパラオへの戦没者慰霊の訪問を終えました。陛下の念願の旅、戦後70周年ということもあり、テレビ、新聞は手厚い報道ぶりでした。ちょっと気になったのは、「旅の意味をそこまで拡大解釈すると、天皇の政治利用になるのでは」という懸念でした。天皇家の思いは思いとして、それを現実の政 . . . 本文を読む
放送法における表現の自由とは
2015年4月8日
テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」でキャスターとコメンテーターが言い争いをするという珍しい場面に出くわしました。コメンテーターの元経産省局長が番組における自分の処遇に不満を述べ、キャスターがあわてて「番組から降ろされるということと違いますよ」と、割って入って反論した . . . 本文を読む
病根の本質に迫らず
2015年4月4日
朝日新聞社は従軍慰安婦、原発事故報道の捏造、誤報問題で創刊以来の危機に直面しています。その朝日新聞の記者有志が「朝日新聞」(文春新書)というタイトルの本を出しましたので、さっそく読んでみました。捏造、誤報の背景に反戦平和、反原発というかねてからの論調があり、それを反省、批判しているのか . . . 本文を読む