五感を使ってアートする!
臨床美術のワークショップを受けてきました。
アートヒーリングなどの言葉を聞いたことはあったけど、臨床美術(クリニカル アート)は
初体験です。
日本臨床美術協会のホームページ http://www.arttherapy.gr.jp/
臨床美術は、認知症などの患者さんに実際に応用されて成果が出ているそうですよ。
久しぶりに「何も考えずに心のおもむくままに絵を描く」という体験を思い出し、楽しかったです。
それは本当に子どものころ、クレヨンを持って画用紙に描いていたあの時の気持ち。
悲しいかな、大人になり、そしてかつ専門的な訓練を受けていると、絵を描く時に、「構図はどうだ」「色はどうだ」
「マチエールは」「どうやって組み立てようか」などなど考えて頭で描いてしまいます。
今回のワークショップでは、まず五感を研ぎ澄ませて描いていくので、最初に頭で考えて、、、
というのは、免れたと思いますが、それでもどうしても構成を考えながらいつのまにか
描いているのです。
ほんの少し無邪気な子どもの頃の絵を描くわくわく感を思い出せただけでも良かった。
参加者のみなさんとともに楽しい時間を過ごせました。
みな、出来上がりは全く違う。
同じものを味見し(リンゴ酢)、匂いをかぎ(シナモン)、同じ音楽(ガムラン)を聴いたのに。
当たり前ですが、感じ方も表現の仕方も10人いれば10通り、いや、それ以上あるのです。
終了後は美術室の壁に作品を展示し、即席のアートギャラリーの出来上がりです。
みなさんの作品です。