さて何でここにきたのかと言えば、今日から始まった《空海と密教美術展》を観るためです。
初日は普通混むのですが、この悪天候だからそんなに人はいないだろう…という予測の基に向かってみたら、予想に違わず…いや予想に反してガラッガラでした。今回みたいに国宝・重要文化財の展示率がとっても高い場合、平日でもおヒマな老男女が押しかけるのですが、さしもの彼等も嵐には勝てなかったみたいです( ̄ー ̄)ニヤリ。
内容は嵯峨天皇・橘逸勢と並び当代三筆と呼ばれた空海の真筆(やはり綺麗な字です!私にゃあ書けん…)や唐から持ち帰った文物、高野山や京都・東寺の曼陀羅や仏像等、なかなか充実したものです。
前半で目を引いたのは、空海が帰国するにあたり、唐の順宗皇帝から賜った金念珠です。念珠の一粒一粒(だいたい5㎜径くらいの小ささ)が細かい透かしの純金細工で、そこに珊瑚や瑪瑙をあしらった逸品です。知らなかったのですが、なんと今日から30日までの10日間限定出品!悪天候をおして行ってよかった(v^-゜)。
後半のお勧めは仏像関係です。特にその昔、平安京のメインゲートだった羅城門に安置されていたといわれる国宝《兜跋毘沙門天立像》や、真言宗の名刹である京都・仁和寺の旧金堂本尊の阿弥陀三尊像、同じく京都・醍醐寺からは、何と上醍醐の国宝薬師三尊像がお出ましになっていてビックリしました。これから京都旅行を考えておられる方がおいででしたら、醍醐寺の上醍醐にえっちらおっちら山登りして行っても御本尊がおられませんので、呉々も御注意下さいませ(笑)。
あと圧巻なのは、平安京の鎮護寺・東寺の講堂にある立体曼陀羅から、何と8体もの仏様方がお出ましになっていることです。
その立体曼陀羅の中でのお勧めは、先ずは数ある四天王像(須彌壇上の仏様を悪鬼外道から護るために東西南北に置かれる忿怒像)の中でも日本一怖いと言われている国宝《持国天立像》(ポスター写真向かって右側の一番手前においでのおっかないお顔の像)です。剣を手にカッと口を開けてこちらを睨みつける形相は、本当に怖いです…((゜Д゜ll))。
それから、いわゆる「仏女」達の間で日本仏像界きってのイケメン(仏様に向かってこういう表現をしていいかどうかは、この際無視…)仏として名高い国宝《帝釈天騎象半跏像》(同じく左側の一番手前の醤油顔の像)です。さっきのギリシア彫刻のイケメンとはまた違ったイケメンで、あえて言うなら山口百恵と結婚する前の三浦友和に似ています(古っ!)。あと個人的には、帝釈天が乗っておられる象さんがSoキュートで大好きです(^-^)♪。
他にも帝釈天と対に安置されている、4羽のガチョウちゃんに乗った肉感的な《梵天座像》や、4つの顔を持つ《降三世明王立像》もお勧めですが、大事な観賞ポイントは、これらがみんな全方位展示、つまり360度鑑賞できるように展示されていることです。だから、現地では絶対に拝観できない降三世明王の背面にある4つ目の顔や、象さんのキュートなお・し・り♪(笑)を、ハッキリと間近で観ることが出来るのです。この視点は博物館ならではですので、要チェックです。
まあそんな個人的意見はともかく、とにかくとっても素敵な仏像群が来ていますので、是非行ってみて下さい。日本の仏教美術の水準の高さが実感できます(中盤・後半と展示換えがあるようです)。
初日は普通混むのですが、この悪天候だからそんなに人はいないだろう…という予測の基に向かってみたら、予想に違わず…いや予想に反してガラッガラでした。今回みたいに国宝・重要文化財の展示率がとっても高い場合、平日でもおヒマな老男女が押しかけるのですが、さしもの彼等も嵐には勝てなかったみたいです( ̄ー ̄)ニヤリ。
内容は嵯峨天皇・橘逸勢と並び当代三筆と呼ばれた空海の真筆(やはり綺麗な字です!私にゃあ書けん…)や唐から持ち帰った文物、高野山や京都・東寺の曼陀羅や仏像等、なかなか充実したものです。
前半で目を引いたのは、空海が帰国するにあたり、唐の順宗皇帝から賜った金念珠です。念珠の一粒一粒(だいたい5㎜径くらいの小ささ)が細かい透かしの純金細工で、そこに珊瑚や瑪瑙をあしらった逸品です。知らなかったのですが、なんと今日から30日までの10日間限定出品!悪天候をおして行ってよかった(v^-゜)。
後半のお勧めは仏像関係です。特にその昔、平安京のメインゲートだった羅城門に安置されていたといわれる国宝《兜跋毘沙門天立像》や、真言宗の名刹である京都・仁和寺の旧金堂本尊の阿弥陀三尊像、同じく京都・醍醐寺からは、何と上醍醐の国宝薬師三尊像がお出ましになっていてビックリしました。これから京都旅行を考えておられる方がおいででしたら、醍醐寺の上醍醐にえっちらおっちら山登りして行っても御本尊がおられませんので、呉々も御注意下さいませ(笑)。
あと圧巻なのは、平安京の鎮護寺・東寺の講堂にある立体曼陀羅から、何と8体もの仏様方がお出ましになっていることです。
その立体曼陀羅の中でのお勧めは、先ずは数ある四天王像(須彌壇上の仏様を悪鬼外道から護るために東西南北に置かれる忿怒像)の中でも日本一怖いと言われている国宝《持国天立像》(ポスター写真向かって右側の一番手前においでのおっかないお顔の像)です。剣を手にカッと口を開けてこちらを睨みつける形相は、本当に怖いです…((゜Д゜ll))。
それから、いわゆる「仏女」達の間で日本仏像界きってのイケメン(仏様に向かってこういう表現をしていいかどうかは、この際無視…)仏として名高い国宝《帝釈天騎象半跏像》(同じく左側の一番手前の醤油顔の像)です。さっきのギリシア彫刻のイケメンとはまた違ったイケメンで、あえて言うなら山口百恵と結婚する前の三浦友和に似ています(古っ!)。あと個人的には、帝釈天が乗っておられる象さんがSoキュートで大好きです(^-^)♪。
他にも帝釈天と対に安置されている、4羽のガチョウちゃんに乗った肉感的な《梵天座像》や、4つの顔を持つ《降三世明王立像》もお勧めですが、大事な観賞ポイントは、これらがみんな全方位展示、つまり360度鑑賞できるように展示されていることです。だから、現地では絶対に拝観できない降三世明王の背面にある4つ目の顔や、象さんのキュートなお・し・り♪(笑)を、ハッキリと間近で観ることが出来るのです。この視点は博物館ならではですので、要チェックです。
まあそんな個人的意見はともかく、とにかくとっても素敵な仏像群が来ていますので、是非行ってみて下さい。日本の仏教美術の水準の高さが実感できます(中盤・後半と展示換えがあるようです)。