このヴィオラ・ダモーレという楽器の最大の特徴は、写真にあるように弦が二階建てに張ってあるということです。実際に演奏するのは上側に張ってある方の弦です。
じゃあ下の弦は何なのさ…という疑問が湧くかと思いますが、この弦は共鳴弦といい、上の弦と同じ調弦をしておいて上の弦を弓で弾くと共鳴してファ~ン…と、えもいわれぬ妙音(間に『な』なんていう字をいれないように)が鳴るんです。
こんな機能を持つ楽器になるに至ったのは、一説にはイギリスが発祥だと言われています。かつて大英帝国は『日の沈まない帝国』と言われたように、世界各地に植民地を持っていました。その中で重要な国の一つにインドがあったわけです(紅茶や胡椒の一大産地でしたから)。
で、インドにはシタールのように共鳴弦のある弦楽器(インド的なBGMなんかを聞いていると聞こえるビヨヨヨヨ~ン♪と金属的な余韻が伸びる感じの楽器)が古くから存在していたのですが、それに現地在住のイギリス人が興味をもって、自分達の文化圏にあった小型のヴィオラ・ダ・ガンバに共鳴弦を張ってみた…ということらしいのです。
この楽器は『イングリッシュ・ヴァイオレット(イギリスの小型ヴィオラ)』という名前のものでしたが、6~7本の演奏弦に対して10本前後の本数の大量の共鳴弦がありました。しかし、はっきり言って調弦が超めんどくさいことから、さすがに「そんなにいっぱい共鳴弦いらなくね?」ということで整理された形として成立したのがヴィオラ・ダモーレ…というわけです。
しかし、昔の人達って優雅だなぁ…って思いませんか?成立当初から比べて減ったとは言え、私の持ってるモデルだと奏弦7本+共鳴弦7本=計14本チューニングしなければならないわけですから…。
因みにイングリッシュ・ヴァイオレットの写真を見たい方は、『イングリッシュ・ヴァイオレット』で検索すると、浜名湖か武蔵野音大の楽器博物館の画像が閲覧でき、とてつもない楽器が写し出されます。興味本位のこわいもの見たさで御覧下さい。
じゃあ下の弦は何なのさ…という疑問が湧くかと思いますが、この弦は共鳴弦といい、上の弦と同じ調弦をしておいて上の弦を弓で弾くと共鳴してファ~ン…と、えもいわれぬ妙音(間に『な』なんていう字をいれないように)が鳴るんです。
こんな機能を持つ楽器になるに至ったのは、一説にはイギリスが発祥だと言われています。かつて大英帝国は『日の沈まない帝国』と言われたように、世界各地に植民地を持っていました。その中で重要な国の一つにインドがあったわけです(紅茶や胡椒の一大産地でしたから)。
で、インドにはシタールのように共鳴弦のある弦楽器(インド的なBGMなんかを聞いていると聞こえるビヨヨヨヨ~ン♪と金属的な余韻が伸びる感じの楽器)が古くから存在していたのですが、それに現地在住のイギリス人が興味をもって、自分達の文化圏にあった小型のヴィオラ・ダ・ガンバに共鳴弦を張ってみた…ということらしいのです。
この楽器は『イングリッシュ・ヴァイオレット(イギリスの小型ヴィオラ)』という名前のものでしたが、6~7本の演奏弦に対して10本前後の本数の大量の共鳴弦がありました。しかし、はっきり言って調弦が超めんどくさいことから、さすがに「そんなにいっぱい共鳴弦いらなくね?」ということで整理された形として成立したのがヴィオラ・ダモーレ…というわけです。
しかし、昔の人達って優雅だなぁ…って思いませんか?成立当初から比べて減ったとは言え、私の持ってるモデルだと奏弦7本+共鳴弦7本=計14本チューニングしなければならないわけですから…。
因みにイングリッシュ・ヴァイオレットの写真を見たい方は、『イングリッシュ・ヴァイオレット』で検索すると、浜名湖か武蔵野音大の楽器博物館の画像が閲覧でき、とてつもない楽器が写し出されます。興味本位のこわいもの見たさで御覧下さい。