共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

生きようとする力

2012年10月03日 16時05分38秒 | 日記
道の横にあったケヤキの木が切り倒されていました。先の台風で幹が損傷してしまったので、やむなくの措置だったのだそうです。去年程ではなかったにしろ、やはり直撃台風というものの威力を感じさせられます。

切り倒されてまだ一日しか経っていないということで、周りにはまだオガクズが散らばっていました。しかし切り株を見ると、根が変わらずに水を吸い上げていました。写真を御覧になると(何かの動物の胚みたいに見えなくもない角度で撮ってしまいましたが…)、幹の外周の樹皮部分が濡れているのが分かって頂けると思います。

よく、梅の木や杉の木などの中身がスカスカになっても、樹皮部分のみが繋がった状態でちゃんと花を咲かせていたりしますが、この現象を見ると、確かに樹木というのは、樹皮部分さえ繋がっていればきちんと水分を枝葉に吸い上げることができるのだ…ということが分かります。

切らなければならない程の損傷を受けてしまったことは仕方ないのかも知れませんが、切られてもなお生きることを止めないケヤキの切り株に、心震える感動を覚えたのでありました。
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豪華

2012年10月03日 11時51分42秒 | 日記
何となくどんよりしたお天気ですが、買い物がてら、あてどなく出かけてみました。そうしたら、ふと通りかかった路地の生け垣に、八重咲きのムクゲが咲いていました。

花心のあたりが深紅に染まっていて、それが白い花弁を通して透けて見えます。一重咲きのように紅の部分が直接見える状態ではなく、花弁の重なった奥からほんのりと透けて見えますので、一層奥ゆかしい印象を受けます。
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