今日は湿度の高い一日となりました。考えてみれば現在は梅雨真っ只中のはずなので当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、やはり不快指数が高いことはあまり喜ばしいことではありません。
ところで、今日は授業の中で各自が自己紹介をするという時間がありました。一人ずつ黒板の前に進み、自分の名前と好きな食べ物を発表するというものでした。
これがなかなか思うように進みません。何しろ普段キャアキャア騒がしくしている割には、いざ一人で前に立たされるとガッチガチに緊張してしまってモゴモゴしたりモジモジしたり、中には泣きそうになってしまう子までいて大変なのです。
それでも何とか全員自己紹介を終えてから、折角なので先生たちも自己紹介をすることになりました。先ずは担任の先生が自己紹介をして、その次に授業補助教員の私が自己紹介する番になったのですが、
「好きな食べ物は羊羹とお饅頭です。要はあんこです。」
と言った直後、ほぼ全員の子供たちが大笑いし始めたのです。
始めは何を笑われているのかさっぱり分からず、担任の先生と(?_?)みたいな顔になっていました。しかし、一人の男の子が
「だから今日そんな『あんこ色』の服着てきたの〜?」
と言われてハッとしました。
そう、何を隠そう今日私が学校に着て行ったのは
鮮やかな小豆色の上着だったのです。
『あ…!』
と思った次の瞬間、子供たちが一斉に
「あんこ先生!」
「おまんじゅう先生!」
「ようかん先生!」
と私に呼びかけ始めたのです。
しまった…_| ̄|○ il||li
まさか今日、担当するクラスの授業内で自己紹介をするなんて思いもよりませんでしたし、ましてやその場で好きな食べ物を発表させられるとも思っていませんでした。しかし、はからずも私は子供たちの前でとんでもないミラクルをやらかしてしまったのであります。
はい、こうなったらもう止まりません。そして、これで子供たちからの私の呼び名が決まりました。
そこから後は誰一人私の名字を呼ぶ子はおらず、クラスの中での呼び名は見事に『あんこ先生』に決定しました。そうなったらもう、給食中だろうが帰りの会だろうが見送り時だろうが、皆口々に私に向かって
「あんこ先生!」
「あんこ先生!」
の連呼です…。
帰り際、廊下ですれ違った他のクラスの一年生の子供たちが、私が特定の子供たちから「あんこ先生!」と呼ばれているのを不思議そうに見ていました。でも、いずれ一年生全員に「あんこ先生」の名が知れ渡る日も、そう遠くないような気が今からしております…。