昨夜23時34分頃と23時36分頃の2回にわたって、福島県沖を震源とした地震が発生しました。
地震の規模を表すマグニチュードは7.4を記録したとのことで、福島県と宮城県とで最大震度6強を観測し、沿岸部では最大30cmの津波が観測され
17両編成の東北新幹線の車両のうち16両が脱線したり、広範囲で停電や断水が発生したりしたことはニュースになった通りです。
私が住まう神奈川県でも震度4を観測し、
横浜市や川崎市、相模原市等で約30万件もの停電が発生しました。幸い厚木市では停電は発生しなかったものの、我が家では壁に飾ってある額装画が激しく左右に揺れ、外れて落ちてしまうのではないかと気が気ではありませんでした。
それにしても、3月であることと言い、地震の規模と言い、福島県沖を震源とした東北地方での被害の甚大さと言い、いやが上にも11年前の東日本大震災を思い起こさずにはいられません。かなり激しい横揺れに耐えながら、11年前に音楽教室のアップライトピアノがゴン!ゴン!と音を立てて私に向かって前進してきた記憶が甦ってきました。
先日3月11日に小学校支援級の子どもたちに東日本大震災を話しましたが、震災後に生まれた子どもたちの反応は全くの他人事で芳しいものではありませんでした。はからずも今回の地震を経験したことで、彼らも初めて震災の怖さを身を持って体感したことでしょう。
正に『災は忘れた頃にやってくる』、まるで11年前の災禍を忘れるなと言わんばかりの大きな地震に、改めて準備と心構えの大切さを思い知らされた一夜となりました。皆さんも、改めてお気をつけいただきたいと思います。