あれこれと波乱を含んだ2022年も、今日で終わりとなりました。そして、先日も拙ブログでご紹介しましたが、厚木の街角の風景に当たり前のように存在していた菓子問屋《千石屋》が店じまいする日でもありました。
閉店廃業してしまう前に買い物に行こうと向かったところ、
店の前には既に長蛇の列ができていました。店先の張り紙には
これまでの御礼に加えて一度に三組までの入店となる案内がされていたこともあって、上の写真の列は
なんと店をぐるりと半周してしまうほどに伸びていました。
これまでにもこちらのお店は、いろいろな人が絶えず出入りしている繁盛店でした。そこに、閉店廃業が決まった後からtvk(テレビ神奈川)やYouTuberが多く取材に来ていたことから、閉店を惜しむ多くの人々が連日押し寄せるようになっていたのです。
順番が来て店内に入ると
昔ながらのブリキの番重の中に、色とりどりの見慣れたお菓子が並んでいました。このお菓子たちとお目にかかれるのも今日が最後だと思うと、特別な感慨が胸に迫ります。
会計の間によく見ると、先程のものとは別の張り紙があることに気づきました。会計を済ませてから見てみると
68年もの間、厚木の街中に出店し続けられたことへの感謝の意が書かれていました。そしてその下に、東京都調布市にこちらの番重や量りが譲渡され、新たな量り売りのお菓子屋さんがオープンすることが案内されていました。
閉店廃業という中での喜ばしいニュースでしたが、厚木市から東京都の調布市仙川というかなり遠いところに行っていまうとのことでしたので、心中は複雑です。それでも、もしそちらへ出かけるようなことがあれば立ち寄ってみてもいいかと思います。
新店の《ひつじや》については
こちらのQRコードを読み取っていただければと思います。もし拙ブログを御覧の方で《ひつじや》のお近くの方がいらしたら、3月に行ってみていただけると嬉しいです。
今年も数あるブログの中から拙ブログを御覧いただきまして、誠に有り難うございました。この場を借りて、改めて深く御礼申し上げます。
来たる2023年もくだらないことからどうでもいいことまでツラツラと書き連ねて参りますので、お時間が許す時にでも御覧いただけましたら幸いに存じます。何れも様も、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。