関東一都三県に新型コロナウィルス感染拡大予防のための緊急事態宣言が発令されてから、早くも2度目の週末を迎えました。まぁ、今日は以前から特に何の予定もありませんでしたし、天気も荒れ気味だったので、日がな一日自宅に籠っていました。
さりとて暇なことは暇なので、今日は一日中音楽を聴いて過ごしていました。
ようやく引っ越し荷物からひっぱり出したCDをランダムに物色していたのですが、久しく存在を忘れていたものがいくつかありました。そのひとつが
『フックト・オン・クラシックス』です。これは私が高校生の頃に買った、かなり初期のCDです。
簡単に言うと、これは打ち込みの4つ打ちビートの乗せて、様々なクラシック音楽のフレーズをちょっとずつ摘み食い的に取り出して数珠つなぎメドレーにしたものです。アレンジしたのは、このCDで指揮者を務めているルイス・クラークです。
こうした企画モノ音楽だと演奏するのがよく分からない寄せ集めオケだったりするのですが、この演奏は何とイギリスの名門ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が務めています。このちょっとおふざけ感のある音楽の演奏を、ガチの名門オーケストラが演奏しているというところがミソなのです。
初めて聴いたのはラジオ番組でしたが、大袈裟かも知れませんが腹を抱えて爆笑したのを覚えています。やはり、しっかりとした演奏でふざけてもらえるとものすごく楽しいです。
この『フックト・オン・クラシックス』シリーズはパート3まで発売されました。ただ、パート2やパート3は初回盤ほどのインパクトは薄く、その後新たに発表されることはありませんでした。
恐らく30代以下の方は御存知無いかも知れませんので、とにかくこの洒脱な世界感を体感して頂きたいと思います。そんなわけで、今日は『フックト・オン・クラシックス』を代表するパート1の最初のトラックの動画を転載してみました。
因みにこの1トラックはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番から始まって
熊ん蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)
交響曲第40番(モーツァルト)
ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュウィン)
カレリア組曲(シベリウス)
交響曲第5番(ベートーヴェン)
トッカータとフーガニ短調(バッハ)
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(モーツァルト)
交響曲第9番(ベートーヴェン)
『ウィリアム・テル』序曲(ロッシーニ)
『フィガロの結婚』よりケルビーノのアリア(モーツァルト)
幻想序曲『ロメオとジュリエット』(チャイコフスキー)
トランペット・ヴォランタリー(クラーク)
ハレルヤ・コーラス(ヘンデル)
ピアノ協奏曲イ短調(グリーク)
『カルメン』より闘牛士の行進(ビゼー)
大序曲『1812年』(チャイコフスキー)
と、5分あまりの間に何と計17曲ものクラシック作品が登場します。皆さんはいくつ御存知でしょうか?