今朝、調べ物をしていたら、偶然リンクしたyou tubeの動画の中に、フランスの作曲家セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタの中で、私が個人的に名盤と思って長年探していた音源がアップされているのを見つけました。ヴァイオリンは20世紀の巨匠の一人アイザック・スターン、ピアノはスターンの長年の『女房役』アレクサンダー・ゼーキンです。
この音源はレコードで聴いたことがあって、素敵だなと思って一発で気に入ったのですが、CD化されることがなかったために、ずっと聴くことが出来ずにいました。それでもCDショップに行く度に、いつかCD化されてひょっこり売り場に置いてあるかも知れない…という淡い期待を抱きながら今日まで過ごしていました。
録音は1959年、スターンが若いながらも脂ののった時期のもので、艶やかな音色で丁寧にフランクを聴かせてくれます。ゼーキンのピアノも、出過ぎず控えめになり過ぎずに、スターンのヴァイオリンと寄り添ってフランク独特の甘美な世界観を聴かせてくれます。
昨今のフランクのソナタの録音は、ともすると変に大見得を切ってみたり、妙に色っぽく演奏したりしているものが多いのですが、この録音はそういった衒いのようなものはなく、至極スッキリとした、今日の晴れ渡った秋空のような爽やかな演奏です(元々この曲自体が、フランクの友人のヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイの結婚のお祝いにプレゼントした曲なのですから、そんなに粘っこく弾くこと自体がどうなのかと…)。
曲自体も、今までに全然聴いたことがないという方にもお勧めの素敵な作品です。そして初めて聴くなら、是非是非この音源で聴いて下さい!
Cesar Franck-Violin Sonata in A Major (Complete)
この音源はレコードで聴いたことがあって、素敵だなと思って一発で気に入ったのですが、CD化されることがなかったために、ずっと聴くことが出来ずにいました。それでもCDショップに行く度に、いつかCD化されてひょっこり売り場に置いてあるかも知れない…という淡い期待を抱きながら今日まで過ごしていました。
録音は1959年、スターンが若いながらも脂ののった時期のもので、艶やかな音色で丁寧にフランクを聴かせてくれます。ゼーキンのピアノも、出過ぎず控えめになり過ぎずに、スターンのヴァイオリンと寄り添ってフランク独特の甘美な世界観を聴かせてくれます。
昨今のフランクのソナタの録音は、ともすると変に大見得を切ってみたり、妙に色っぽく演奏したりしているものが多いのですが、この録音はそういった衒いのようなものはなく、至極スッキリとした、今日の晴れ渡った秋空のような爽やかな演奏です(元々この曲自体が、フランクの友人のヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイの結婚のお祝いにプレゼントした曲なのですから、そんなに粘っこく弾くこと自体がどうなのかと…)。
曲自体も、今までに全然聴いたことがないという方にもお勧めの素敵な作品です。そして初めて聴くなら、是非是非この音源で聴いて下さい!
Cesar Franck-Violin Sonata in A Major (Complete)