昨日、私の住まうアパートが断水していることを書きましたが、その後の展開があまりにも劇的だったので、事の顛末を載せてみたいと思います。。
実は昨日の午後に近所のコンビニにコピーをとりに行って帰ってきたら、我が家の玄関先に不審な段ボール箱が置いてありました。宅急便かとも思ったのですが、そうであれば宅急便のドライバーは玄関先に荷物ではなく不在票を置いていくはずですし、何しろそれ以前に、箱のどこにも伝票らしきものが見当たらなかったのです。
「エッ?まさかテロ??ここはチェチェン???(lll゜Д゜)ヒイィィィ!!」と恐れおののきながら不審物をよく見てみたら、箱には《○○のおいしい水》なるロゴが印刷されていて、箱の持ち手にあたる側面の穴のところから何やらペットボトルらしいものが見えました。よく見ると、はたせるかな2リットル入りのペットボトルが6本入っていたのです。
ますます気持ち悪いので、その場に放置して部屋に入りました。その後で洗濯しようと外に出たら、昨日のような顛末になったのです。その時にオバサンが教えてくれたことには、ちょうど私が不在の間に、同じものが全戸に配布されたのだそうです。
しかしながら考えてみて下さい。生活用水というものは、何も煮炊きに限ったことではありませんよね?それこそ私の当初の目的であった洗濯や、体を洗うための入浴にも必要なわけです。まさかそれを、この《○○のおいしい水》で賄えと言うのではあるまいな?!
ということで管理会社に電話して聞いてやろうとしたら、そのことについては件のオバサンが既に居合わせた管理会社の若い社員にツッコミ済みで、「明日何らかの対策を講じます」ということを言っていたようでした。なので、とりあえず今日のところはひとまず引き上げて、明日しかるべき『何らかの対策』を見届けようということになりました。
そして明けて今日、各戸の玄関先にこれが一個ずつ置いてありました。
恐らくこの写真を御覧になった方は等しく「…へ?」と思われたかと思いますが、かく言う私も今朝これを目にした瞬間固まって、頭の中をカラスが鳴きながら一直線に飛んでいきました。
これっぱかりのバケツの水で、一体何をしろというのでしょう?どうせならゴミ出しバケツくらいの大きさに入っていたのであれば、そこから汲み出して風呂を沸かしたり洗濯したりもできるでしょうが、これっぱかりでは、側に生えている南天の木に水やりでもしたら、あっという間に無くなってしまうような水の量です。
オバサン曰く「炊事だけでなく洗濯や何かにも水は使うんだから、何とかしてちょうだい!」と管理会社の人間に伝えたのだそうですが、『何らかの対策』としての答えがこれだとしたら、一体どういう思考回路の持ち主なのでしょう?
我々が切に望んでいるのは『何で水が供給されるか』ではなく『いかに早く水道の蛇口から再び水が出るようになるか』ということに尽きるわけです。若い社員ということは、もしかしたら『ゆとり世代』の青年の可能性がありますから、恐らく『これでもか!』と幼稚園児に伝えるくらい微に入り細を穿って噛み砕いて伝えない限り、我々の要望は理解してもらえないのかも知れません。
はぁ…私達が『極普通の生活』を取り戻せるのは、果たしていつのことにになりますやら…。
最後にくれぐれも強調しておきますが、これはフィクションではなく、紛うことなきマジ話です…(TヘT)。