共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

よかったよかった

2014年02月11日 11時38分42秒 | 日記
厚木神社の摂社の稲荷神社へ詣でたら、先日不心得者が付け火で燃やしてしまった鈴の振り紐が復活していました。

よかったよかった、これでまたお参りの鈴が鳴らせます。

それにしても、付け火の下手人はまだお縄になっていないようですので、今後も油断はできません。まったく、一体そんなことして何が楽しいのやら。早く捕まってくれるといいのですが…。
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皇紀2674年紀元節

2014年02月11日 11時10分54秒 | 日記
今日は『建国記念の日』です。古くは『紀元節』と言われていました。これは初代神武天皇が即位した日を祝うもので、かつては皇居内でも御親祭(天皇が自ら執り行う祭祀)という大祭が行われていました。

戦後1947年に皇室祭祀令が廃止され、翌1948年に祝祭日としての紀元節も廃止されました。しかし、日本が独立を回復した後1952年以降から復活運動が起き、1967年に現在の『建国記念の日』として復活しました。

宮中祭祀としての紀元節祭は、祝祭日廃止を受けて1949年以降大祭としては行われなくなってしまったのだそうです。ただ、昭和天皇も今上陛下もこの日には皇居内の宮中三殿で臨時の遥拝を行い、神武天皇の御陵のある橿原神宮に勅使を派遣されています。

厚木神社でも紀元祭が執り行われるということでしたので、参拝に伺ってみました。ところが、雪の残る境内がどうもシ~ン…としていて、とても何かのお祭りをしているような体ではないのです。それで、とりあえず社務所に電話をしてみました。すると、何と午前9時から行われたというのですΣ(゜ロ゜ノ)ノ!私が当て推量で伺ったのは午前10時…とっくの昔に終わっていたわけです。

折角近場で見られるチャンスだったのに、残念でした。仕方ないので、また来年にかけたいと思います…(T_T)。
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いつ来たのか忘れましたが…

2014年02月10日 13時26分20秒 | 日記
小田原の街中にも、あちこちに雪が残っていました。今日はあまり天気も芳しくないので、しばらくはこのまま残ってしまいそうです。

そんな残雪の上を吹き渡る冷え切った寒風の吹く中、いつもの教室の近くにあるにもかかわらず、一度行ったきり何年も行っていなかったお店に久しぶりに行ってみることにました。お堀端通りと幸田口通りとが交わる『栄町』交差点近くのビルの2階にある《Cafe膳 八起》というお店です。

建物の脇にある細身の螺旋階段を上っていき、桂離宮の襖にも使われている草書の『月』の形の引き手の付いた格子戸を開けると、いわゆる『鰻の寝床』的な細長い空間が現れます。通路幅は決して広くはないのですが、片側が幸田口通りを一望できる全面ガラス窓なので、思いの外その狭さを感じさせません。

ランチメニューの中から、今回はボンゴレビアンコをオーダーしました。ランチのセットにはサラダとコンソメスープが付きます。ボンゴレはアサリが御覧のように沢山入っていて、今まで頂いた中でもかなりボリュームがあります。パスタの下のスープにもアサリの出汁が出ていて大変美味しそうだったのでスプーンですくって飲んでみたのですが、出汁はともかく物凄い塩味が濃くて、さすがに一口で止めました。やはり塩味パスタの塩分は並大抵ではありません…(^^;ゞ。

久しぶりに来てみて、改めていいお店だと思いました。折角教室からも近いですから、これから折をみて足を運びたいと思います。
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明日、大丈夫?

2014年02月09日 15時52分00秒 | 日記
何とか本厚木駅まで出て来ました。駅北口を出たところには御覧の通り、当座、各方面に抜けられる道を作った代わりに、当座掻いた雪の置き場になってしまった街灯や街路樹の根元がエラいことになっていました。

陽が高くなるにつれて気温も上がってきました。その結果、写真でもお分かり頂けるように、積み上げた雪が溶けて路面に流れ出し、かなりビシャビシャに濡れてしまっています。道行く人は皆それぞれに足元を気にしながら、それぞれの進む方へと散っていきました。

明日の週明け、このビシャビシャの道が寒さで凍結して、それが出勤の各位の歩行の妨げになったりはしまいか…と、他人事ながら心配になってしまったのでした。
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神奈川県の光景ですΣ(゜Д゜)

2014年02月09日 10時05分02秒 | 日記
昨日降り続いたドカ雪も明け方には止んで、やがて雲の切れ間から陽が差してきました。

とりあえず雪掻き道具を買いに行くのに外に出ようと思って、靴を履いてドアを開け…ようとして

「あ、あれ?開かない!」

何と、鍵を開けたまではよかったのですが、そこから外にドアが開かないのです。まさかの閉じ込められ…さすがにこれには焦りましたが、一か八かでドアを思いっきり蹴飛ばしてみたら…何とか開きましたε~(x。x;)。

外に出てみて、開かなかった原因が判明しました。北向きに並んだアパートの玄関ドアに向かって、大量の雪が40~50cmくらいの高さに吹き溜まっていたのですΣ(゜ロ゜ノ)ノ。他の部屋のドアの前にも同じような吹き溜まりが出来ていましたので、とりあえず私の力の及ぶ範囲で取り除いてから、気を取り直して出かけました。

それにしても、改めて見ると物凄い積雪量です。近所のお宅の物置の屋根の上には、御覧のように大量の雪が綿帽子を作りあげていました。ここだけみたら、一体どこの豪雪地帯の様子だろうかと勘違いしそうな画像です。

さて、バスが来るかどうか分かりませんが、何とか駅前に出てみようと思いますε=(ノ‥)ノ。
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雪國

2014年02月08日 12時46分19秒 | 日記
国境の長いトンネルを抜けなくても、そこは雪國だった…。

何となく外が仄明るいのでカーテンを開けてみると、窓に大量の雪が張り付いていて、何も見えませんでした。びっくりして玄関を開けてみたら、一夜のうちに一面白銀の世界になっているではありませんかΣ( ̄□ ̄;)。やはり昨日の天気予報の通りになりました。

元々買い物は済ませてあるので、今日は篭城しようと決め込みました。しかし、生徒が発表会で使う楽譜を書いている最中に、なんとボールペンのインクが切れてしまったのです((゜Д゜ll))。というわけで、結局は買い物に出なければならなくなったのでした…('A`;)。

写真は午前9時半頃の様子ですが、パッと見ただけでは、ここが神奈川県だとは思えないような豪雪振りですΣ(゜ロ゜ノ)ノ。

午後から更に降りが強くなる予報が出ていますが、さて、一体どうなりますやら…。
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いい子…(゜ーÅ)

2014年02月07日 18時46分32秒 | 日記
あざみ野の教室近くにある《三規庭》というミニショッピングモールの薬局にリセッシュを買いに行ったら、待ち合いスペースにこの子がチョコンと立っていました。

恐らく飼い主はお買い物中なのでしょうが、御主人様恋しさにキャンキャン吠えるでもなく、意味もなくキョロキョロするでもなく、この寒空の寒風が吹き抜ける通路のベンチに繋がれて、ただ一点をじっ…と見つめて御主人様が迎えにくるのを待っていました。

この辺りでは、見なりこそ小綺麗にしているものの、躾のなっていないこまっしゃくれた犬っころが多いのですが、こんなにしっかりとしたいい子もいるんだなぁと、久しぶりに感心しました。

買い物も済ませたし、生徒も来るので、最後まで見届けられなかったのですが、寒いから早く御主人様がお迎えに来てくれるといいね…と、心の中で呟かずにはいられませんでした(゜ーÅ)。
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今日の《cafe32゜F》

2014年02月07日 15時52分10秒 | 日記
今日は朝から抜けるような青空が広がったものの、さながら『春は名のみの風の寒さや、谷の鶯歌は思へど、時に非ずと聲も発てず』という、名曲《早春賦》の歌詞にあるような冷たい風が吹き渡る天気となりました。

そんな冷たい風に吹かれながら《cafe32゜F》にお邪魔したら、『本日のケーキ』に新メニューが登場していたのでお願いしました。それがこの『杏のチーズケーキ』です。以前からお店にはシンプルなベイクドチーズケーキがあったのですが、そこにシロップ漬けの杏をちりばめて焼き上げたものです。

外側に見えている部分だけでなく中にも杏が入っていて、熱が加わった効果からか、クリームチーズの生地の中でシロップ漬けの杏がまるでジャムのようにトロトロに柔らかくなっています。頂くと口の中に、滑らかなチーズと爽やかな杏のそれぞれの持ち味の甘酸っぱさが広がります。

春を迎えるにあたるに相応しい新メニューです。ベースがしっかりと美味しいチーズケーキなので、もしかするとこれからいろいろなフルーツとの組み合わせが登場するかも知れません。
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どういうこと???…(゜ω゜?)

2014年02月06日 14時41分13秒 | 日記
昨日、私の住まうアパートが断水していることを書きましたが、その後の展開があまりにも劇的だったので、事の顛末を載せてみたいと思います。。

実は昨日の午後に近所のコンビニにコピーをとりに行って帰ってきたら、我が家の玄関先に不審な段ボール箱が置いてありました。宅急便かとも思ったのですが、そうであれば宅急便のドライバーは玄関先に荷物ではなく不在票を置いていくはずですし、何しろそれ以前に、箱のどこにも伝票らしきものが見当たらなかったのです。

「エッ?まさかテロ??ここはチェチェン???(lll゜Д゜)ヒイィィィ!!」と恐れおののきながら不審物をよく見てみたら、箱には《○○のおいしい水》なるロゴが印刷されていて、箱の持ち手にあたる側面の穴のところから何やらペットボトルらしいものが見えました。よく見ると、はたせるかな2リットル入りのペットボトルが6本入っていたのです。

ますます気持ち悪いので、その場に放置して部屋に入りました。その後で洗濯しようと外に出たら、昨日のような顛末になったのです。その時にオバサンが教えてくれたことには、ちょうど私が不在の間に、同じものが全戸に配布されたのだそうです。

しかしながら考えてみて下さい。生活用水というものは、何も煮炊きに限ったことではありませんよね?それこそ私の当初の目的であった洗濯や、体を洗うための入浴にも必要なわけです。まさかそれを、この《○○のおいしい水》で賄えと言うのではあるまいな?!

ということで管理会社に電話して聞いてやろうとしたら、そのことについては件のオバサンが既に居合わせた管理会社の若い社員にツッコミ済みで、「明日何らかの対策を講じます」ということを言っていたようでした。なので、とりあえず今日のところはひとまず引き上げて、明日しかるべき『何らかの対策』を見届けようということになりました。

そして明けて今日、各戸の玄関先にこれが一個ずつ置いてありました。

恐らくこの写真を御覧になった方は等しく「…へ?」と思われたかと思いますが、かく言う私も今朝これを目にした瞬間固まって、頭の中をカラスが鳴きながら一直線に飛んでいきました。

これっぱかりのバケツの水で、一体何をしろというのでしょう?どうせならゴミ出しバケツくらいの大きさに入っていたのであれば、そこから汲み出して風呂を沸かしたり洗濯したりもできるでしょうが、これっぱかりでは、側に生えている南天の木に水やりでもしたら、あっという間に無くなってしまうような水の量です。

オバサン曰く「炊事だけでなく洗濯や何かにも水は使うんだから、何とかしてちょうだい!」と管理会社の人間に伝えたのだそうですが、『何らかの対策』としての答えがこれだとしたら、一体どういう思考回路の持ち主なのでしょう?

我々が切に望んでいるのは『何で水が供給されるか』ではなく『いかに早く水道の蛇口から再び水が出るようになるか』ということに尽きるわけです。若い社員ということは、もしかしたら『ゆとり世代』の青年の可能性がありますから、恐らく『これでもか!』と幼稚園児に伝えるくらい微に入り細を穿って噛み砕いて伝えない限り、我々の要望は理解してもらえないのかも知れません。

はぁ…私達が『極普通の生活』を取り戻せるのは、果たしていつのことにになりますやら…。

最後にくれぐれも強調しておきますが、これはフィクションではなく、紛うことなきマジ話です…(TヘT)。
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人生初

2014年02月05日 20時30分26秒 | 日記
「さて、洗濯でもしませう」と思って洗い物をまとめ、洗濯機に放り込んでスイッチを入れたら…あれ?何だか様子がおかしい、水が出てこないぞ!

『おかしい、ちゃんと水道料金は払っているはずだから止められるわけはない、でも、でも今、現に水が出ない…えぇ~っ!何でぇ~っ?!』とパニックになっていたら、アパートの共用廊下の向こうから「断水してるよ!」というオバサンの声が…。

何と、何の予告も無しにアパート中の水が止まっていたのです。しかも、私の住んでいるところは同じ形の2階建てアパートが2棟並んで建っているのですが、そのもう片方のアパートの水も止まっていたのです。

先程のオバサンが管理会社に問い合わせたところ、この2棟のアパートは市の上水道ではなくて井戸水を使っているのですが、どうやらその井戸のポンプに何らかの不具合が発生して、水が汲み上げられなくなってしまったようなのです。

事態は飲み込めたものの、だからといって洗濯物がどうにかなるわけでもないので途方に暮れていたのですが、突如『!』と閃くものがあって、とりあえず旅行用のキャリーケースに洗濯物を詰めてからバスに乗り込みました。と言うのも、いつも本厚木駅に向かうバス経路の途中に、コインランドリーがあったことを思い出したのです。

ということで、40年以上生きてきた中で初めてコインランドリーなるところへやってきました。19時台だというのに中には誰もおらずシーンと静まり返っていて、一瞬入っていいのかどうなのか躊躇しました。それでも、ドラム式は何となく使い勝手が分からないので、とりあえず通常型の全自動洗濯機に料金を入れて洗濯槽を洗ってから、蓋を開けて洗濯物を放り込んで洗剤を投入し、回り出したのを確認して蓋を閉じました。

それからは…ただひたすら『待つ』という行為のみが許される時間が過ぎていきました。家ならばこの間にトイレに行ったり、テレビを観たりといったことができるのですが、何しろここは洗濯機と乾燥機以外には押し込め部屋のように何もない空間なので、ひたすら『待つ』こと以外にやることがないのです。

やがて洗濯機が止まり、中身を乾燥機に移動して蓋を閉めてコインを投入して再び『待つ』時間を満喫し、乾燥機が止まって中身の乾き具合を確認してから、誰もいないのをいいことに洗濯機2台分の蓋の上を使って出来上がった衣類を畳んでキャリーケースに入れました。その頃になって、やっと一人他の利用者が入って来たのですが、特に挨拶を交わすでもなく、その場を後にしました。

洗濯一つに、こんなに不思議な思いをしたのは初めてでした。また来てみてもそれはそれで楽しいかも知れませんが、出来れば洗濯というものは我が家で清々としたいものだと、改めて実感したのでありました。
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難しい問題

2014年02月05日 17時50分05秒 | 日記
いよいよ今週末にソチ冬季五輪が開会されます。日本との時差が約5時間あるということで、先のヴァンクーヴァーの時のように日本中がまた寝不足に陥るのではないかということが懸念されます(^^;)。

様々な注目競技がありますが、特にフィギュアスケートは、昨年のNHK杯の中継で高橋大輔の演技の後でアメリカ人の実況アナウンサーが「地球上でこの競技にこれほど熱狂する国民は、日本の他にはないでしょう」と言わしめるくらいの盛り上がりをみせています。

ところで、その高橋大輔のソチでのショートプログラムの演技には、全聾の作曲家として一躍時の人となった佐村河内守氏作曲の《ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ》が使われることになっていますが、この曲や氏の名前が有名になる切っ掛けとなった交響曲第1番《HIROSHIMA》等の作品が、実は佐村河内氏自身による作ではない…という驚きのニュースがありました。十数年前から直接作曲するのではなく、アシストしてくれている別の作曲家に氏がイメージを伝えて、それを具体的に曲にしてもらっていたというのです。

佐村河内氏がNHKの番組で紹介された時には、聴覚を失いながらも壮大な音楽を想像した作曲家として、同じく聴覚を失った楽聖になぞらえて『現代のベートーヴェン』と評されたこともありましたし、交響曲第1番《HIROSHIMA》を収録したCDは、1万枚売れたら大ヒットと言われるクラシックCDの中にあって累計18万枚という驚異的な売上を記録しました。その後、発表された数々の作品の中にはこのソナチネも含まれていて演奏時には喝采を浴び、今回の冬季五輪の中でも一番人気の高い高橋選手の演技にも選ばれていただけに、氏の作品に賛辞を送った音楽評論家を始めとした関係各位のショックたるや相当のものがあるでしょう。

テレビの報道では「だまされた」「詐欺だ!」といったような強い論調が飛び交っていましたが、私個人としては何とも複雑な心境です。

元々《HIROSHIMA》を初めて聴いた時には、世間で賞賛されているところに水を差すようで申し訳ないのですが、「大仰な曲だなぁ…」という感想以外には特に何もありませんでした。何と言いますか…とにかく『感動的な要素』みたいなものを目一杯盛り込んだ感じに聞こえたのです。このソナチネにしても、いい曲だな…とは思いましたが、楽譜を買って演奏してみたいとまでは思いませんでした。

ただ、「詐欺だ!」というのも違う気がしています。というのも、今までに発表された作品が徹頭徹尾他人の手によるものならまだしも、佐村河内氏が自身の中からインスパイアされたもののイメージを伝えて、それに基いて作曲されたものなわけです。だから、そういった意味では『100%詐欺』とも言えないような気がするのです。

ちょっと話は逸れますが、例えば葛飾北斎や歌川広重の浮世絵というものは、彼ら絵師が作画した絵に基いて彫師が下絵から版木を作成し、摺師の手によって印刷が重ねられて、初めて完成するものです。それでも実際に脚光を浴び、歴史に名が残るのは着想した絵師なわけです。それになぞらえてよければ、クラシック音楽界ではあまり例がありませんが、今回のことは佐村河内氏が着想し、それを幇助の作曲家が具体的な形に起こすという『共作』と考えれば、そんなに大騒ぎするようなことではないと思うのです。今回の件で敢えて問題があるとすれば、佐村河内氏がその『共作』の事実を公表せずに、単独で作曲したかのようなかたちで今まで活動を展開していたことでしょう。

いずれにしても、作品が生み出された経緯はともかく、生み出された曲そのものには罪はありません。高橋大輔選手もショートプログラムの使用曲目の変更はしないようですから、ソチのリンクにこの数奇な曲が流れることになりそうです。この曲と共に高橋選手に有終の美を飾ってもらいたいといった意味でも、ソチ五輪を楽しみにしたいと思います。

高橋大輔 2013 NHK杯 SP Daisuke Takahashi
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春の雪

2014年02月04日 19時58分04秒 | 日記
天気予報の通り、午後から雨が雪へと変わっていきました。二宮町に向かう頃にはピークを迎え、10m先の景色が激しく降りしきる雪で白く煙るように見えた程です。

バスに揺られて二宮町生涯学習センター・ラディアンに到着した頃には、差した傘に雪の粒が幾重にも重なり、一足毎に重くなっていきました。ラディアンの前庭は御覧のように、うっすらとではありますが雪化粧していました。

二宮町や隣の大磯町は、この辺りではあまり雪が降らないことで知られていて『他所は雪でも、ここは雨』と言われるくらいなのです。そこに雪が降ったということは、相当強力な雪雲と寒波が襲来した…ということになりそうです。

一晩置いて明日になったら、残った雪が凍って道端に固まっていることでしょう。明日の通勤・通学は、各自御足元にくれぐれも気をつけて下さいませ。
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何かイヤ…

2014年02月04日 15時25分51秒 | 日記
昨日の節分から一夜明けて今日は立春、暦の上では今日から春でございます。

が…今朝起きてビックリ、何でしょう、この寒さ!ウェザーニュースでは『立春寒波』などと言っていましたが、昨日から一気に10℃近く気温が急降下されたのですから、たまったものではありません。関東地方は今晩には雪が積もるかも…などという予報も出されていますが、さて、どうなりますやら。

ところで立春を迎えると、女の子のおられるお宅では3月の桃の節句に向けてお雛様を用意し始まるかと思います。デパート等の大型量販店にも特設コーナーが設けられて、初節句を迎える女の子に向けたお雛様商戦が活発になってきます。店頭にも様々な雛人形が展示されて、来るべきお節句の雰囲気を華やかに醸し出しています。

ただ、これはあくまでも個人的意見なのですが、昨今のお雛様の作りが今ひとつ気に入りません。特に女雛の『おすべらかし』の結い上げ方が気に入らないのです。

元来『おすべらかし』という髪型は、正面から見た時に円く見えるように結い上げるものです。ところが昨今の雛人形は、写真で御覧頂くと分かるかと思いますがどうも正面からだと四角っぽくて、しかも顔のバランスからすると不自然なくらいに大きく左右に張り出したような形に結われているのです。これは写真のものだけでなく、平成に入ってからの雛人形全体のフォルムの流行にも見受けられます。しかし、例えば皇室行事の動画等を御覧頂ければ分かるのですが、実際の皇族方の結っておられる『おすべらかし』は、こんなに大きく四角く結い上げたりはしていないのです。

私の母は美容師で日本髪を結う技術を持っていた関係で、いわゆる文金高島田をはじめとした様々な日本髪の結い方の手順を写真付きで解説した本が店に置いてあって、私は暇な時にパラパラと眺めていました。その本にも『おすべらかし』の結い上げ方が写真で順を追って説明している項目がありましたが、出来上がりの写真はこんな大きな四角い頭にはしていませんでした。そして何より、実家にあった七段飾りの雛人形は、三人官女を含めてみんな円く結われていたのです。

雛人形の『おすべらかし』だけが何故こんなに不恰好とも言える形に結われるようになったのか分かりませんが、一時の流行なのであればなるべく速やかに『あるべき形』に戻ってほしいものだと、平成の雛人形を見ながら、独り心の中で願うのでありました。
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寒川神社節分祭

2014年02月03日 14時19分09秒 | 日記
今日は全国的に節分でございます。今日を境に明日には立春を迎え、暦の上ではいよいよ春になります。

本来ならば我が家でも豆まきをすればいいのでしょうが、男寡が独りで家の中で豆を撒き散らかしてもお寒いだけ彡(-_-;)彡なので、『そうだ、神社行こう♪チャラララララ~』と思い立ちました。それでGoogleで検索してみたところ、近場…でもないのですが…では相模國一之宮・寒川神社で午前11時と午後2時の2回《節分祭》が行われるということでしたので、早速午前の部に間に合うように出かけました。

鳥居をくぐり、太鼓橋を渡って参道を進むと、神門の前、手水舎と参集殿に挟まれたスペースに桟橋のような細長い舞台が設えられていました。ここに祈祷を済ませた年男年女が登場して福豆を撒くことになっている…ということなので、とりあえず端の方で待機することにしました。

宮司と警察からの諸注意の後、白帷子を身に着けた年男年女が手に福豆を入れた桝を持って舞台上に現れると、会場内は一気にざわつき始め、集った強欲者…いや善男善女の目がいよいよギラついて…いや期待に満ち溢れてきました。

そして、打ち鳴らされる太鼓の音と共に福豆が撒かれると場内の空気は一気にヒートアップし、居合わせた(善)男(善)女が福豆を掴むべく虚空に手を挙げました。ちょっと分かりにくいかも知れませんが、写真で神門の右上に写っている丸い未確認飛行物体が、福豆の入った袋です。

そこから後はいろいろ…ナイスキャッチした者、空を掴んだ者、壇上に福豆を投げる方向をリクエストすべく叫ぶ者、地べたに落ちた福豆袋を浅ましさ丸だしで奪い合う者、自分に飛んで来ないと愚痴りながら舌打ちする者、取り損なった人をニヤニヤしながら見ている者…といった様々な○男○女の人間模様が繰り広げられたのでした( ̄_ ̄|||)。

今日は上着を着ていると暑く感じるくらいの暖かさになり、御社近くのお宅の梅の花も続々と綻び始めていました。明日の立春を期待させるような温かい風に吹かれながら、小田原へと向かったのでした。
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あの人も来ていたのか!

2014年02月02日 15時37分30秒 | 日記
厚木神社を出て、普段あまり行かない本厚木駅の南口の方を目指してあてどなく歩いてみました。

平塚へ向かうバスの通る道に出たので、何となくそのまま駅南口に向かって歩いていたら、いつの間にか時たま利用する小さな郵便支局の手前に《Cafe BOCAJI》という名前の新しいカフェができていたので、ランチがてら入ってみることにしました。

店内はシンプルモダンな2人掛けのテーブル席と木製の4人掛けの大きめのテーブル席、壁際にはゆったりとしたソファー席が配されたお洒落な感じの内装で、通りに面した大きな窓から入る外光が気持ちのいい空間になっています。奥にはサンルームのようなガラス張りの別スペースもあって、カップルが2組お茶を楽しんでいました。

窓辺の席に座って、さて何にしようかと、置かれたメニューを開いたところ『ムムッ?!』というものを見つけたので、ほぼ迷わずそれをオーダーしました。それがこのマカロニグラタンのセットです。グラタン好きとしては、これはスルーして通るわけにはいきません。尤もサラダとスープは《あつめ木》のようにセット込みではなくプラスでのオーダーになるので、厳密にはセットとは言えないかも知れませんが、そこはやはりランチですから付けたくなるのが人情というもの。そういった意味では上手いシステムとも言えるのでしょうか。

サラダはレタスにベビーリーフ、プチトマトに胡瓜といった定番の材料の加えて茹でたレンズ豆も添えられたもので、スープはザク切りのキャベツや人参が入ったミネストローネ風のものです。

メインのグラタンにはオプションでトマトかポテトをトッピングできるのですが、今回はポテトグラタンにしてみました。通常のオーバルなグラタン皿ではなくフラットな丸皿で饗されたグラタンは、ペンネとジャガ芋が控えめな量のベシャメルソースとカリカリな食感に焼き上げられたチーズに覆われていて、見た目よりもライトな感じの口当たりで美味しく頂きました。これにはプチフォカッチャがセットで付くので、男の私でも結果的に結構満足できました。食後にお願いしたコーヒーは結構深煎りの苦味系で、私の好みでした。

お会計の時にふとドアの横の壁を見たら、何か字が書いてありました。何だろう?と思ったら、『いきものがかり』の吉岡聖恵ちゃんのサインが、壁に直接書いてありましたΣ(゜ロ゜ノ)ノ。詳しいいきさつは伺えませんでしたが、彼女も実家に戻った時には、もしかしたら立ち寄っているのでしょう。

厚木の街の中に、また一ついいカフェを見つけました。
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