旧貨裏側

こちらは裏側です。『日本國/昭和２４年』という文字の中心には、飾り尾羽のついた鳩が画かれています。何とも優美なものです。

帰宅時間帯を迎えて、夕方の各ニュース番組では首都圏の交通機関のダイヤの乱れが次々と報告されるようになってきました。もし教室側の決定通りノコノコと出勤していたら、今頃生徒さん達に大変な思いをさせてしまうところでしたし、私自身もちゃんと帰れたかどうか…そう考えると、今日休講の決定をしたのはどうやら正解だったようです。

旧貨発見！

昨日も小田急線の電光掲示板で外出への注意が喚起されていましたが、今日はその予報通りの大雪となりました。ちょうど帰宅時間帯にピークを迎えるということで、先週末同様に教室が休みになる…かと思いきや、ＨＰを確認したら『予定通りレッスンを行います』という暢気なお知らせがありました。

教室は横浜市青葉区あざみ野、自宅は厚木市、通常通り電車で帰っても１時間くらいかかるのです。ましてや雪に弱い首都圏の公共交通機関ですから、順調に帰ってこられるわけがありません。そんな状況を判断して、今日は自主休講することにしました。生徒さん達に連絡したところ、「そりゃそうですよね…」と、概ね悪天候が予想される中での続行を決定した教室側に疑問を呈する返信がありました。

そんなわけで、とりあえず引きこもる準備をするべく買い物をしに出かけましたが、会計を済ませておつりを受け取り、財布にしまう時に『ん？』と手が止まりました。何だか様子が変な硬貨があったような気がしたのです。それで、その場で改めて確認してみたら、これが出てきました。

何と旧５円硬貨です。店員に見せて知らせたところ、１０円玉の中に紛れていたようなので、一応正規に１０円を受け取った上で、珍しいものなので手持ちの通常５円玉と取り替えてもらいました。

この５円玉には、現行のものと違って中央に穴が開いていません。中央には国会議事堂が画かれ、その周囲を唐草模様が取り囲んでいます。こうして見ると、昔の硬貨のデザインというのは実に上品なものだなと感心させられます。