東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

愛染かつら

2015-11-03 | 風景
  昔、「愛染かつら」なんて映画がありまして、、、
  知っているのはどんなに若くても私以上でしょうね。
  1938年公開ですから77年前、私だってテレビで見たような見なかったような。

  主題歌で「旅の夜風」、実はこれがよかった
  ♪ 花も嵐も踏み越えて 行くが男の生きる途(みち)・・・
  古くは紅白で、近くは想い出のメロディで懐かしく。
  今日は70年前にタイムワープです。


          

          カツラと知り合ったのは数年前、どこかのブログでハートの葉と共にカツラと。
          へぇ~、これがカツラ、愛染かつらの木だったんだ。



          

          実はこの木、池のほとりにあって今日はその池の掃除する日、
          すでに水は抜かれ作業員が池に入りバキュームカーでヘドロを吸い上げていた。
          それらが写らないようにちょっとだけ苦労しました。



          

          ちょっと見える東屋はこの池に来るカワセミを狙うカメラさんの待ち伏せ小屋に、
          どこかで情報が流れるんだろうね、たくさんの大砲が並ぶことも。


     さてその当時の女性の紅涙を絞った愛染かつら
     1938年公開、松竹製作で監督は野村浩将、主演が田中絹代、上原謙(加山雄三の父)でした。

     愛し合う病院長の息子と子持ちの看護師が、周囲の迫害に耐え、
     幾度かのすれ違いを繰り返しながらついに結ばれるまでの、波瀾万丈のメロドラマ。

     かつ枝は17歳のとき結婚して1子をもうけたが、夫と死別、津村病院で働くようになります。
     彼女はまもなく病院長・津村の息子・浩三と恋に落ち、2人は津村家の菩提寺に立つ愛染かつらの木の下で
     永遠の愛を誓います。
     その後幾多の誤解とすれ違いの末、日蓄レコードの歌手としてデビューすることになったかつ枝は、
     浩三と再会し、結ばれることになります。

     この愛染かつらの木は現存し、近くに愛染不動明王の社があったことから
     原作の川口松太郎がストーリーを考え出したとか。


     主題歌の「旅の夜風」はデュエット曲で当時としては驚異的な80万枚を売り上げました。
     作詞:西條八十、作曲:万城目正、唄:霧島 昇、ミス・コロムビア。

     1(男) 花も嵐も踏み越えて行くが男の生きる途(みち)
          泣いてくれるな ほろほろ鳥よ月の比叡を独り行く

     2(女) 優し かの君ただ独り発(た)たせまつりし旅の空
          可愛い子供は女の生命(いのち)なぜに淋しい子守唄

     3(男) 加茂の河原に秋長(た)けて肌に夜風が沁みわたる
          男柳がなに泣くものか風に揺れるは影ばかり

     4(男女)愛の山河 雲幾重心ごころを隔てても
          待てば来る来る愛染かつらやがて芽をふく春が来る


     演歌の王道ですね、女心をこれでもかと締め付ける
     当時の女性は何枚ものハンカチを絞ったことでしょう。


          

          黄葉もどうやら今が一番いい時期みたい、
          バキュームカーがいても撮らなくちゃ。



  

     黄葉途中の葉もいい、
     こんなのを見ればラブストーリーの一つも書いてみたくなるのかな。



      

     ネットで探してきました。

     テレビと違って映画館で見るのだから感情移入も頂点まで、
     みんな自分の身に置き換えてハンカチを噛んでいた、、、んでしょうね。

     私も感情移入をしてこれからもカツラを追いかけていきましょう。♪
                                           10月30日 都市農業公園
         



コメント (2)
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